ワーホリ!いわて|ワーク&ステイ PROGRAM

実施レポート

[2023夏]株式会社Nイヤサカ

K.Tさん

牛の命は、人間の豊かな食に。
「いただきます」に思いを込めて

K.Tさん

K.Tさん

滞在期間 2023/8/7~2023/8/18

お仕事は毎日刺激的で本当に楽しかったです。あと、牛が可愛かったです。特に仔牛の可愛さには癒されました。
はじめて体験することばかりで、学ぶことが多くありました。
出産の見学、仔牛のお世話、牛舎の掃除、搾乳、牛の健康管理、繁殖検診など、今までの普通の生活を送っていては、絶対に経験することのできない有意義な時間を送らせていただきました。
一番印象に残っている出来事は、牛の出産です。私は今回のワーホリで安産も難産も両方見学することができました。命の誕生と、命の亡くなるところを目の当たりにするという貴重な機会にも立ち会いました。
今回、働かせていただいた牧場は大規模であり、1200頭もの牛がいる中で、働いている皆さんが自分の持ち場に責任を持って働かれているのだと感じました。重労働も多くあり、牛の危険性も学びました。
また、酪農や家畜という、人間のために生まれる”畜産動物”について考える機会もありました。命の重さはもちろん変わらないですが、あくまでも人間のために生きて、人間のために亡くなっていくことを目のあたりにして、「いただきます」という言葉の重要性を感じました。
そして、病気の治療方針や薬にも、人間と違いがあることを学びました。人間であれば、どんな病気でも完治できるように最善の治療を行います。ワーホリに行く前までに、少しだけ動物(牛)用医薬品について薬を調べました。この時は、なぜ治療薬がこんなにも少ないのだろうと疑問に思っていました。その答えは、ワーホリに来て割とすぐに知ることができました。それは、治療が、その牛が今後活躍できるかどうかによって行われるからです。仔牛を出産し、乳を出すことができると判断されれば治療が行われます。しかし、そうでない場合も多く、安楽死とさせたり、また、食肉としての出荷が多いと知りました。私はビーガンではないため、肉も牛乳も美味しくいただきます。なので、かわいそうだとは思いません。しかし、こういった命の選別があったうえで、私たちが生きているということを知ることができました。
今まで考えたことがなかった視点から、食や動物について考えることができ、学ぶことができました。

休日には、やはり、念願の岩泉町の龍泉洞に行って、鍾乳洞の美しさを体験できたことがとても印象に残っています。
あの光景は、写真では本当に伝えることが難しくて、目で見て肌で感じる必要がある自然の良さだと実感しました。神秘的な鍾乳洞と、山から流れてくる湧き水の透明さには感動しました。そして、なんと私が訪問した日の夕方に岩泉地域は豪雨となり、閉洞となってしまったそうです。今回、見に行くことができたのは本当に運がよかったんだと思いました。
もう一つ、印象に残っているのは、他のワーホリ参加者の方たちと交流することができたことです。他の参加者の方たちが、今回どんな思いでワーホリに来たのか聞くことができ、とても刺激になりました。
様々な視点から、この岩手県のワーキングホリデーを選択し、こうやって出会えたことが素敵だと思いました。

このワーホリに来ないとできないような初めての経験ばかりで、非常に充実した12日間を過ごすことができました。
岩手県という初めて来る土地に、楽しみな気持ちと少し不安な気持ちがありました。しかし、岩手県民の方々は皆さんとても優しく、気軽に接してくださって安心した記憶があります。滞在中に食べた冷麺やじゃじゃ麵も美味しく、自然も豊富で良いところだなぁと思いました。滞在期間中に観光できなかった場所も多くあるので、ぜひまた再訪したいです。
私は漠然と「酪農について知りたい」という気持ちで岩手に来県し、今回のワーキングホリデーに参加しましたが、本当に自分がこれから何をしたいのか考えるきっかけになりました。漠然をもっと具体化させる必要があると気づかせられました。
とはいえ、今回のワーホリで酪農について学ぶことができ、たくさんの新しい経験をすることができました。この貴重な経験は私のこれからの人生において、非常に役立つのではないかと思っています。この経験を活かして今後の人生を歩んでいきたいと思います。
このような素晴らしい機会を提供していただいき、お世話になったNイヤサカの皆様に御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

\受入企業から/
専門学部は違いますが、「酪農の仕事をやりたい」と言う気持ちが顕著に現れておりました。
牧場の牛への接し方や、社員とも気さくに交流していただいたと思います。
今年は、当地域(奥中山高原)も暑い日が続き、はじめての酪農の仕事は大変だったと感じます。
その中で、9日間一人で音を上げず、最終日まで頑張っていただきました。

\事務局から/
新年度早々に、「畜産、農業について学びたい!」と熱い思いのメールをいただいたことは、今でも印象に残っています。その熱意を切らさずに、ワーホリを最後まで走り切ってくださいました。
今後ご自身の”これから”について、改めてたくさん悩む場面があると思いますが、今回の牧場の現場で得られた新しい価値観や、幅広い仕事の選択肢があるという気づきは、将来の仕事観を考える貴重な材料になるはずです。
目の前のことにひたむきに、丁寧に取り組むK.Tさんのこれからを、岩手より応援しています!

2023/08/07

初東北 、初岩手 ! 到着後は、まち歩きも楽しみました。

初めて訪問する盛岡に楽しみと緊張を交えながら起床しました。
朝7時頃に大阪を出発し、13時頃盛岡に到着しました。初めての東北地方、初めての盛岡に興奮し、しっかりと写真を撮りました。
到着後はすぐに宿泊する旅館へ荷物を置きに行き、道中に調べていたぴょんぴょん舎の盛岡冷麺を食べに行きました。これが、関西で食べる冷麺とは全然違ってびっくり。つるつるもちもちの麺と、牛骨と鶏ガラのスープが相性ばっちりで本当に美味しかったです。スイカのトッピングにも驚きましたが、美味しくいただきました!

事務局でのガイダンスを終えたあと、観光しようと思い、盛岡の街を歩きました。
まずは、事前に調べていた岩手銀行赤レンガ館へ向かいました。館内も見学できて、趣深く、歴史を感じました。次にどこへ向かおうかとぶらぶら歩いていると、肴町(さかなちょう)商店街で、盛岡七夕祭りが行われていました。色鮮やかな七夕飾りが飾られていたり、出店が出ていたりと、とても賑わっていました。盛岡の夏の風物詩だそうで、見ることができてよかったです。
次に、福田パンのコッペパンを買いに行きました。盛岡のソウルフードと言えばこれだそうで、夕方に行くと人気のお惣菜コッペパンは売り切れていました。私は、一番人気のあんバターを注文。コッペパンのサイズがすごく大きくてびっくりしました。明日の朝ご飯に食べようと思います。食べるのが楽しみです!
晩ご飯は、じゃじゃ麺を食べようと思い、不来方(こずかた)じゃじゃ麺に行きました。もちろん、じゃじゃ麺とチータンを注文しました。じゃじゃ麺は初めて食べるので、どんな味なのかわくわくしました。食べ方は店主の方が丁寧に教えてくださり、〆のチータンまで美味しくいただきました。店主さんと常連さんとお話ができて、楽しく食事ができました。地元の人との交流ができて、良い時間を過ごすことができました。
今日は長時間移動だったため、早めに旅館へ帰宅。明日は朝早いので、早く寝ようと思います。

2023/08/08

IGRいわて銀河鉄道に乗り、いざ奥中山へ行かん!

おはようございます!
今日はなんと5時30分の起床です。起きられるか不安でしたが、なんとか目覚めることができました。
ずっと楽しみにしていた、牧場でのワーホリ生活が今日から始まります。せっせと支度し、盛岡駅へ向かいました。
IGRいわて銀河鉄道に乗車し、奥中山高原駅に着きました。駅までご担当の方がお迎えに来てくださっていました。「遠いところからよく来てくださったねぇ」と、とても優しい口調で歓迎してくださいました。牧場までの道中もお話ししてくださって、緊張がほぐれました。
さて、勤務初日です。
まずは、場長に牧場と施設内を案内していただきました。
はじめに向かった施設は搾乳施設。牛のお尻がずらりと並んで、くるくると回っていて驚きました。牛が続々と回転台に入ってきて、前搾り→消毒→清拭→搾乳器装着という4段階で搾乳が行われていました。現場のみなさんは、テキパキと慣れた手つきで仕事をされていて圧巻でした。
そこから、牛舎を見て回りました。見たことのない数の牛がいて正直ビビりました。
この牧場には、約1200頭の牛がいるそうです。さすが、東北有数のメガファーム。酪農家の方からすれば当たり前のことかもしれませんが、1日2回は必ず行う搾乳や、牛の体調管理、掃除など365日欠かさず行っていることに敬服いたしました。
午後は、仔牛のお世話をさせていただきました。残念ながら、今日は出産には立ち会えなかったのですが、生まれて30分の仔牛に触れることができました。まずは仔牛の体をきれいに洗い、そして初乳を飲ませました。初乳は普通の生乳とは違って、出産後すぐの母牛から搾るミルクで、免疫グロブリンを豊富に含むそうです。このミルクを出生後すぐに飲ませることで免疫が獲得でき、今後成長していくうえでも大きく関わってくるそうです。哺乳瓶でごくごく飲む姿が本当に可愛かったです。

2023/08/09

優先される命とは ? 様々なかたちの”出産”

ワーホリ就業2日目です。
今日も多くのことを学ぶことができました。
特に印象に残っている出来事は、牛の出産です。
今日、私がみた出産は通常の安産ではなく、破水が予定日より1か月も早いうえに、双子で逆子の難産でした。
予定日よりも1ヶ月も早い破水が起こるときは、お腹の中の仔牛が亡くなってしまっていることが多いそうです。今回の場合も、仔牛2匹はすでに亡くなっていました。しかし、このままお腹の中から子供を出さないとお腹の中で腐ってしまい、母体の命も奪われてしまうそうです。この場合は、母体の命が優先です。そのため、なるべく早く仔牛を取り出す必要があると学びました。仔牛はすでに死んでしまっているため、自ら出てきてくれることはありません。そこで、母牛の陰部から手を突っ込んで、仔牛の足を出し、引っ張って生み出さないといけません。足が、ぐっと曲がってしまっており、なかなか見つからず苦労しているところを目にしました。実際に私も手を入れさせてもらいましたが、足の位置など全く分からなかったです。この仔牛を取り出す時間がすごく長く感じました。全ての命が消えてしまうことが怖かったからだと思います。
何分か経ったとき、足が外に出ました。仔牛の命は助かりませんでしたが、母牛の命は無事でした。ほっとした気持ちと悲しい気持ちがあり複雑な感情でした。改めて、出産のリスクや命の尊さを感じました。
午後からは繁殖検診を見学させていただきました。この検診で、妊娠しているかを確認するそうです。
獣医の先生は直腸から子宮や卵巣を触って妊娠しているかを確認していました。私も触らせてもらいましたが、生暖かい空間でどこを触っていいか分からず、本当に難しかったです。獣医の先生が言うには「勘と経験」だそうです。プロの技を見ることができました。
酪農で使用する薬についても教えていただきました。とても勉強になって、もっと動物が使用する薬についても勉強したい!と意欲が高まりました。

2023/08/10

家畜だからこそ ”命の選別”は、人間が、人間のために

ワーホリ就業3日目です。
はじめに向かったところは、種付けの現場です。ここでは、人工授精を行うところを見せていただきました。直腸から子宮を見つけて触り、膣から人工授精をするための器具を入れ、的確に子宮内へ精子を注入するそうです。ホルスタインの着床率は低く、平均30%ほどだと知りました。あまりにも発情が来なかったり、妊娠できなかったり、流産してしまったりする牛は、食肉として出荷されてしまうそうです。家畜だからこその、”命の選別”があることも学びました。
今日は昨日とは違い、安産で出産した牛を2回も見ることができました。
もうすぐ出産しそうという母牛は、口をもぐもぐしなくなるそうです。そして、陣痛による痛みで緊張した顔つきになり、しっぽを上げ始めます。すると、破水が起こり、仔牛の前足が出てきます。次に顔が出るのですが、顔は大きいため、母牛がいきみ、苦しそうなのが伝わってきました。心の中で「頑張れ!」と応援しました。
顔が出ると、そこからは結構進みが早かったです。体がするっと出てきて、仔牛が無事に誕生しました。仔牛が目を開けて自ら呼吸をしたとき、とてもほっとしました。牛の出産を見る経験は普段の暮らしの中ではないので、とても貴重な経験になりました。その後は、仔牛のお世話を行いました。相変わらず、本当に可愛いです。本能で必死に立とうとする姿や、ミルクを飲みたがる姿には癒されました。
母牛にカルシウムの皮下注射もさせていただきました。母牛が二産目、三産目と出産を繰り返すと低カルシウム血症のリスクが上がるそうです。これは、カルシウムの多くが乳に持っていかれるからだそうです。低カルシウム血症になると、体のすべての機能が弱まり、最悪の場合、死に至るそうです。そのため、予防投与を行っているそうです。針を痛がって嫌がる子が多く、首をぶんぶんしてくるので少し怖かったですが、しっかりと最後まで投与することができました。
まだワーホリ就業3日目ですが、様々な経験をさせていただき、来てよかったなと心から思っています。明日も頑張ります!

2023/08/11

牧場LIFE4日目、まだまだ牛には警戒されています。。

ワーホリ就業4日目です。毎日本当に充実しています。
今日は、ロボットでの搾乳を行っている牛舎の掃除からスタートしました。まずは牛たちの寝床をきれいに掃除しました。ウンチがたくさん落ちているのでそれを落とし、新しいおがくずを引きます。これがとても大変でした。ウンチはなかなか重量感があり、力がいりました。掃除も力作業で大変な仕事だと実感しました。
この作業が終わったら、牛の水飲み場を掃除しました。
掃除をしていると牛が近くに寄ってきました。牛はとても警戒心が強いそうで、普段見ない人がいると、耳をその人の方へ向けたり、目で追ったりするそうです。私はまだこの牧場に来て4日目、ましてやロボット搾乳の牛舎で牛の近くに行くのは3回目なので、警戒されて当然です。牛に頭突きされないように気を付けながら作業を行いました。
次に、箱の中を掃除しました。ここは、牛たちが搾乳を行う場所。清潔にしないといけません。壁や床にこびりついたウンチや泥を落とし、ゴシゴシと擦りました。搾乳器やセンサー部分も丁寧に洗いました。
午前中の作業が終わる頃には、全身汗まみれですごく疲れました。
この牛舎にいる牛たちは通常の牛より乳量が多く、1日3回以上搾乳を行い、平均40L以上の生乳を出すそうです(通常は1日2回30Lほど)。多い牛では、なんと1日に70Lも出すそうです。1頭で牛乳パック70本分ってすごいですよね…!
人による手作業での搾乳は、1日2回が限界なため、ロボットの力を借りて自動で搾乳を行います。牛たちは、自ら搾乳が行われる箱の中に入っていきます。最初のうちはもちろん入ってくれないため、人が追い込んで入れるそうですが、慣れると自分で入っていきます。すごく賢い動物だなと思いました。
午後からは哺育作業を行いました。仔牛にミルクをあげて、体調管理や餌の管理を行いました。
岩手県に来て5日が経ちますが、毎日規則正しい生活を送っています。自然豊かで人もみんな優しくて良いところだなぁと日々感じています。

2023/08/12

ここに来た理由 。 改めて、自分と向き合う時間に

ワーホリ就業5日目です。
今日は1日哺育作業を行いました。
まずは、体温チェックと餌、飲み水の管理から行いました。成牛の平熱は38℃~39℃、仔牛の平熱は38.5℃~39.5℃だそうです。なんと人間よりも2℃も平熱が高いんです!とても驚きました。熱のある牛は40℃を超えます。
実際、体温チェックを行っているときに41℃の仔牛がいました。この仔牛にはしっかりと治療を行っていました。仔牛の体調の変化に気づくポイントは、①呼吸の回数、②食欲、③牛の様子だそうです。熱が上がると呼吸の回数が上がるそうです。お腹の動きをみると一目瞭然で分かりやすかったです。食欲に関しては、ミルクの飲み具合や餌の食べている量を確認します。仔牛の場合は、毎日記録しているのでそれを見ると分かるようになっています。牛の様子は、ぐったりしている、耳が下がっているなど目で見て確認します。哺育担当のTさんとみて回っていたのですが、毎日仔牛の様子を確認しているTさんは、すぐに仔牛の変化に気が付いていました。こういった仔牛は何日か様子を見て、熱が続く場合には適切な治療を行うそうです。
そこからは、仔牛の住む小部屋を掃除しました。ウンチや泥が壁にこびりついているのを落とすのが大変でした。床に落ちている汚れた藁や泥もきれいに擦り流し、最後にはピカピカにすることができました。次にやってくる仔牛が住みよい環境になるように頑張りました。
午後からは、昨日と同じようにミルクあげと体温チェック、餌・飲み水管理を行いました。
今日は、牧場のみなさんとお話ししているときに「なんでここにわざわざ来たの?」と聞かれました。私のワーホリをしに来た理由を話すと「具体的には何がしたいの?」と聞かれ、正直パッと話すことができませんでした。漠然と酪農を、牛を知りたいと興味を持ってここに来ましたが、その先のことを考えていなかったと気づかせられました。大学ではこの領域のことを全く勉強していない私は、本当に何も知らなくて、自分の無知さに少し恥ずかしくなりました。残りの時間を通して、将来につながるヒントを得られるように仕事をして、学んでいきたいと思います。

2023/08/13

【休日】 念願の、日本三大鍾乳洞 ”龍泉洞” へ !

今日はお休みです!
はじめての岩手県だから、有名なところを観光してみたい!と思い、龍泉洞に自力で行く予定にしていました。すると、牧場のSさんがご厚意で、「今日1日連れていくよ」と仰ってくださり、わざわざ車で連れて行っていただきました。本当にありがとうございます。
龍泉洞は、岩泉町にある日本三大鍾乳洞の1つだそうで、洞内に棲むコウモリと共に、国の天然記念物に指定されています。鍾乳洞の中は、約10℃で真夏の外から鍾乳洞へ入った瞬間は、涼しくて最高でした。しかし、夏でも長袖を着用しないと寒くなるので、持っていくべきです。私は長袖を着ても寒かったです…。
洞内は本当に神秘的で、自然の凄さを感じました。鍾乳石は自然が生み出した美しい造形が見られ、コウモリが飛んでいるところも見ることができました。特に感動したのが、地底湖です。3つの地底湖が見られるのですが、本当に水が綺麗で透き通っていて、なんだか吸い込まれそうでした。青く輝く水と音に、心が浄化されました。今、見学できる地底湖で最も深いところが水深98mあるそうです。まだ奥にも地底湖が発見されているようですが、現在も調査中だそうです。龍泉洞は写真では伝わりきれない美しさがあり、見に来ることができてよかったと思いました。
お昼ご飯は、盛岡まで戻り、またまたぴょんぴょん舎で冷麺をいただきました。そして今日は、焼肉もいただきました。お肉が柔らかくて美味しかったです。やっぱり焼肉は幸せな気分になりますね!
奥中山地域に戻り、ホテルの隣にある雪あかりのジェラートをいただきました。私は、1番人気のミルクとイチゴのジェラートを食べました。なめらかで口当たりよく美味しかったです!
1日運転していただき、連れて行ってくださったSさんには、感謝の気持ちでいっぱいです。道中も様々な興味深い話をしていただき、とても楽しかったです。充実した休日を過ごすことができました。本当にありがとうございました。明日からも頑張ります!

2023/08/14

仔牛ちゃん、2リットルのミルクをあっという間に完飲 !

ワーホリ就業6日目です。
今日も一昨日に引き続き、哺育作業を行いました。まず、仔牛の部屋(ハッチ)の掃除を行いました。昨日出荷があり、仔牛がいなくなったハッチがたくさんあったので、時間の許す限り掃除をしました。掃除の手順も覚えて慣れてきたので、テキパキと掃除することができました。今日の外気温は23℃ぐらいでとても涼しく過ごしやすい1日だったのですが、掃除しているとすごく汗をかきました。
次に、仔牛の部屋に敷いてある藁の交換を行いました。湿っていたり、汚れていたりする藁をフォークで取り除いて、新しいふかふかな藁を敷きました。仔牛が出ていきそうになり、押さえながら藁交換を行うのは大変でしたが、新しい藁の上でリラックスしている仔牛を見ると、やりがいを感じました。
午後からは、ミルクあげと体温チェック、餌・飲み水管理を行いました。ミルクの準備をしていると、匂いで気づくのか、みんなハッチから顔を出して、鳴いてきます。お腹が空いて待ち遠しいのでしょう。ミルクをあげに行くと、すごい力で吸い付いてきます。2Lのミルクが一瞬で消えます。私が2Lの飲み物を一気に飲むことって、ものすごくしんどいことだから、仔牛たちはすごいです。飲み終わった後も舌を伸ばしてペロペロしてきて可愛いです。
今日もゆっくり温泉に入り、ご飯を食べて日誌を書いています。早く寝て、明日も頑張ります。

2023/08/15

パーラーへの追い込みは、まさに人海戦術 !

ワーホリ就業7日目です。
今日は、パーラーでのお仕事からスタートしました。私は身長が低いことから、搾乳作業は見学をしました。くるくる回ってくる牛のお乳に俊敏に搾乳器を付けていて、すごいなぁと思いました。
私は、パーラーまで牛を追い込み、搾り終わった牛たちを元の牛舎に戻す追い込み作業を手伝わせていただきました。まず、寝ている牛を起こして、パーラーの方へ連れていきます。その牛たちが搾乳されている間に仕切りを作って、次の牛舎の牛たちを誘導します。この時に、牛を誘導する道を人の手で組み直すのですが、パズルみたいでややこしかったです。誘導するのもパーラーと牛舎を行ったり来たりするので、たくさん歩きました。牛たちの脚にとって優しい土の上は、人間にとってはとても歩きにくく、足がとられるためかなり疲れました。
午後からは、昨日に引き続き哺育作業を行いました。
午後の哺育作業の手順は覚え、慣れてきたので仕事がはかどるようになってきました。今日は、仔牛のワクチン摂取も見せていただきました。今日生まれたばかりの仔牛に、ビタミンや鉄剤を混合したワクチンと、ティーエスブイ3という牛伝染性鼻気管炎やインフルエンザに効果のあるワクチン、腸内細菌をよくするための経口の薬を投与していました。腸内細菌をよくするための薬は、口に入れて食べさせるのですが、美味しくないようで、どの仔牛もぺっぺっと吐き出していました。食べてほしい気持ちはあるのですが、みんな同じように舌を出して「うえぇ」みたいなリアクションを取るので、少し面白かったです。ほんとに美味しくないんだなぁと思いました。

2023/08/16

1ヶ月で7mm ! ? 蹄のケアも、牛の健康のために

ワーホリ就業8日目です。
なんと明日でお仕事が終了してしまいます。初めてのことばかりで毎日が楽しくて本当に時間が経つのが早すぎました。
昨日と同様、牛の追い込みから始まりました。パーラーの方へ誘導して、搾乳が終わったら元の牛舎に戻します。牛たちは基本的に穏やかですが、突進してきたり、首をぶんっと振ったりして抵抗する牛もいるそうです。怪我をしないように、周囲をよく見ながら行いました。
今日はお昼ご飯に熊肉のシチューをいただきました。熊肉って、獣臭で食べられないのかなと思っていたのですが、意外と臭くなくて美味しくいただきました。鼻に抜ける独特なクセがありましたが、好きな人は好きだと思います。圧力鍋で調理していただいたので、やわらかかったです。熊肉は人生で食べたことがなかったので、いい経験になりました。
お昼が終わった後、削蹄師さんの話を伺いました。牛の爪は、最低でも半年に一回は切らないといけないそうです。牛の蹄は、ヶ月で7mmほど伸びるそうです。前にも縦にも伸びていくそうで、丁寧に整えないと歩けなくなったり、病気になったりするそうです。大切な仕事だと学びました。
午後からは、哺育作業です。仔牛へのミルクあげは任せてもらえるようになりました。仔牛1頭1頭に哺乳瓶でミルクをあげました。その後は、体温チェックと餌・水の管理を行いました。牧場に、ベトナム人の従業員の方がおられるのですが、年齢が近くとても話しやすい方で、仲良くなれて嬉しかったです。日本語がすごく上手で、ベトナムの話や休日の話をしてくださり楽しいです。明日でお別れなのでとても寂しいです。
宿泊先のホテルにも泊まるのが最後なので、お世話になったホテルの方にも感謝を伝えました。皆さん優しく接してくださって良かったです。温泉にゆったりと浸かって、晩御飯も美味しくいただきました。ラスト1日も頑張ります!

2023/08/17

動物の薬をもっと知りたい ! 意欲が増した最終日

ついにワーホリ就業最終日です!
本当にあっという間で、正直もう少し長くここで働かせていただきたいという気持ちが強く残りました。
今日も朝から牛の追い込みを手伝いました。また、今日はロボットがある牛舎の掃除もしました。前回行ったときと同様に、牛のベッドに落ちているウンチを落として、新しいおがくずを敷きました。
パーラーでの搾乳が終わった後は、掃除を行いました。掃除を行うのにもたくさん汗をかいて、大変な重労働を伴うお仕事なのだなと改めて実感しました。

午後からは、製薬会社さんの話を一緒に聞かさせていただきました。
大学では、人間の薬のことしか勉強していないため、動物用医薬品は無知なのですが、新しい牛用の薬について話しており、勉強してみたいと思いました。人間用の薬は、当たり前ですが、救うことが目的で、その病気を治す前提で作られています。しかし、家畜用の薬では病気を「治す」ことより、「予防」を行うことに重点が置かれているということを学びました。また、その予防を行うための手間やコスト、予防するための注射を行って、実際にどのくらいの牛たちに効果的なのかなど、メリットやデメリットを考えて薬を選択していることも知りました。人間ではしない考え方であるため、こういった考えをしなければならない場面も多くあるのだと、このワーホリで学びました。
その後、搾りたての牛乳を低温殺菌したものをいただきました。甘味が強く、すっきりとした味で美味しかったです。季節によって牛乳の味が全然違うことも教えていただきました。冬に飲む濃厚な牛乳も飲んでみたいなと思いました。
最後に、牧場の皆さんにお礼を言ってお別れしました。10日間の滞在で非常に短い期間でしたが、温かく迎えてくださって本当に感謝しています。ありがとうございました。

盛岡へ向かったのち、事務局の方に引き合わせていただき、他のワーホリ参加者の方たちと合流することができました。少し緊張しましたが、すぐに打ち解けられてよかったです。晩ご飯も一緒に食べに行くことができて、岩手県にワーホリをしに来た理由や、大学の話などをすることができました。久しぶりに誰かと一緒に食べる晩ご飯は、楽しかったです。

2023/08/18

【アクティビティ】 岩手の郷土料理を作って、食べて ♪

岩手県滞在最後の日。
昨日の晩に合流し、仲良くなったワーホリ参加者の方と、事務局主催のアクティビティ(交流会)に向かいました。
まずは、盛岡駅近くにあるマリオスという建物の最上階の展望室へ行きました。とても晴れていたので、盛岡市内が見渡せてよかったです。事務局の方が盛岡市のあれこれについて説明してくださって楽しかったです。
次に向かった先は、料理家 橋本玲奈(はしもとれな)さんのご自宅です。ここで、簡単なお料理教室を行っていただきました。この日のメニューは、岩手県の郷土料理である「ひっつみ汁」と、ホヤを使った春巻き、おにぎり、お漬物等でした。
ひっつみ汁は、水でこねた小麦粉を薄くのばして生地にし、その生地を手でちぎったものが入っており、他にも鶏肉やゴボウ、きのこ、人参など様々な具材が入った汁物です。ひっつみ汁の「ひっつみ」という言葉は、「手でちぎる」という意味の「ひっつまむ」という方言が語源となっているそうです。ひっつみ汁はお出汁があっさりで食べやすく、ひっつまんだ小麦粉はもちもちで美味しかったです。岩手県の郷土料理を知り、実際に食べられたことはとても良い経験になりました。また、少しの時間ではありましたが、岩手県に在住する方と他の参加者の方たちと交流できたことが有意義な時間となりました。
他の参加者の方たちとお別れした後は、盛岡駅にお土産を買いに行きました。地酒や南部せんべいなどを購入しました。予定していた新幹線に乗車し、無事帰宅しました。
このワーホリで非常に多くの経験や学びを得ることができました。また、周りの人に恵まれた素敵な環境だったと思います。この経験を今後の人生に活かしていきたいです。

お問合せ

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盛岡市ふるさとワーキングホリデー事務局

〒020-0024
岩手県盛岡市菜園1-12-18
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電話でお問合せ平日10時〜18時

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※盛岡駅からのアクセスには「盛岡都心循環バス でんでんむし 左回り」の「菜園川徳前」が便利です

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[タクシー] 盛岡駅より5分

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