ワーホリ!いわて|ワーク&ステイ PROGRAM

実施レポート

[2023夏]株式会社高田松原(道の駅高田松原)

M.Iさん

「人」・「食」・「自然」まるごと満喫 !
陸前高田の"今"を感じた2週間

M.Iさん

M.Iさん

滞在期間 2023/8/17~2023/9/1

2週間受け入れてくださった道の駅高田松原の方々には、本当にお世話になりました。
サイフォン式コーヒーが特徴のすなば珈琲での業務は、従業員の方々が優しく丁寧に業務を教えてくださったのが印象的で、最初の業務がすなば珈琲でよかったなと心から感謝しています。また、個人的に飲食店でアルバイトをした経験がなかったため、お客様からオーダーをとってほかの従業員の方にそれを伝えるといったコミュニケーションの難しさというのも学ぶことができました。
そして、陸前高田ならではの商品を販売しているフロアでの業務では、より多くの従業員の方や利用客の方と交流することができたのが良かったです。また商品の品出しをしながら、岩手の名産品や陸前高田ならではの商品に出会うことができました。
ほかにも、陸前高田を巡る自転車ツアーや高田松原以外の道の駅への視察など、様々な業務を経験させていただきました。これらの業務を通して、陸前高田の文化や歴史、そして陸前高田に関わる人々の思いに触れることができたのが今回のワーホリの1番の収穫でした。

事務局の方が2日目に開催してくださった交流会では、料理家の橋本玲奈(はしもとれな)さんのご自宅で、岩手の「食」に触れる貴重な体験ができました。あの時食べたひっつみの優しい味は、忘れられない思い出です。また、ワーホリに参加していなければ一生出会うことはないであろう、他の参加者の方とも交流会を通して出会うことができたのも良かったです。
そして4日間あった休日では、自分がこれまで岩手でしたかったこと、行きたかった場所へ行くことができ、満足いく時間を過ごすことができました。特に、高田松原でお世話になっていたSさんとOさんと、共に休日を過ごすことができたのが印象に残っています。お二人と見に行った箱根山の展望台から見える陸前高田の絶景は、今でも脳裏に焼き付いています。ほかにも私が行きたいと思っていたところに連れて行っていただき、本当に感謝しています。やはり、一人で過ごす休日と違った楽しさがあって、陸前高田での大切な思い出の一つとなりました。

ワーホリに参加する前日、寝れないくらい緊張していた自分でしたが、ワーホリ期間中の毎日はあっという間で、心から充実した時間を過ごせました!今回のワーホリを通して、岩手の「人」、「食」、「自然」をまるごと満喫することができたと思います。
震災から12年、被害が大きかった陸前高田の「今」を知りたくて参加したワーホリ。震災前、誰かが暮らしていた家があって、スーパーがあって、確かにそこで生活が営まれていた場所も、現在は非居住区域として運動場が建設されるなど、新たな姿に変化していました。しかし、道の駅高田松原で私を受け入れてくださったみなさんや、2週間お世話になった滞在先の方、道の駅のサイクルツアーで訪れたりんご農家さんなど、陸前高田に関わる様々な人と交流し、人々の「暖かさ」というのは、変わらずそこに残っているのだと強く感じました。この「人の暖かさ」というのは、私が岩手を好きな理由の一つでもあります。
勤務最後の日に、高田松原の方々が「またいつでも帰ってきてね!」と言ってくださって、地元以外に自分の居場所ができたことがとても嬉しかったです。

また、2週間全く知らない土地に自分1人で生活し、仕事をした経験は、岩手での暮らしをよりリアルに体験でき、移住について考えるきっかけにもなりました。そして将来は、今回出会った方々を含め、人々の暮らしを支えられるような仕事に就きたいなと考えるようになりました。成長して、また陸前高田に帰ってこられるように、今回学んだこと、経験したことを生かして、残りの大学生活も頑張りたいです。

最後に、このワーホリ期間中お世話になった方々、関わっていただいたすべての方々に感謝申し上げます。
また岩手に帰ってきます!

\受入企業から/
特に良かったのは、「業務への意欲・積極性」と「業務理解力」。私と同行して他の同業施設(道の駅)へ視察に訪れたが、そのレポート内容に、各施設の課題点が記されていて、物事を冷静に見つめる力があると感じた。
また、視察中などに幾つか質問を受けたが、その場の愛想の会話のためのものではなく、今後の将来を考える学生としてとても真剣なものだった。口数は少なく消極的のようにみえるが、芯がある人だと感じられた。

\事務局から/
5年ぶり、念願の岩手再訪も叶えられたワーホリでしたね。日々の日誌からは、ただ単に楽しむというだけでなく、貪欲に学ぶ姿勢や探求心の強さ、ものごとに対する広い視野の持ち主だと感じる場面が多くあったように感じます。
自分の考えや感じたことを言語化する表現力にも長けており、日誌を読むのが実は毎日の楽しみでした!
”人の暖かさ”が恋しくなったら、もう一つの居場所、岩手・陸前高田にまたいつでも帰ってきてくださいね!

2023/08/17

食とアート、豊かな岩手カルチャーに触れた初日

今日からいよいよ待ちに待ったワーホリが始まりました!
盛岡駅に到着した後、まずは腹ごしらえに駅前にある盛岡冷麺で有名なぴょんぴょん舎へと足を運びました。不安と緊張で朝食が食べられず空腹だった私に、冷麺のスープが染み渡りました、、、とても美味しかったです。

その後は、岩手県立美術館へ向かいました。
私は美術館によく行くのですが、東京にある美術館が混雑しているのとは対照的に、広い館内でゆったりと作品を鑑賞でき、心が落ち着くひとときを過ごせたと思います。
美術館では、常設展の中にあった萬鐵五郎の『地震の印象』という作品がとても印象的でした。約100年前にあった関東大震災の様子を描いた作品でしたが、2011年に見た東日本大震災の津波の映像の記憶が思い出されるほど、大地が揺れて波が高まっている当時のリアルな様子が感じられました。私たちは、普段からこのような”決して忘れてはいけない記憶”を、日常的に思い出したりする人は少ないかもしれません。しかし絵画をはじめとして、何か形あるもので、その記憶を残していくことは、その記憶に思いを馳せるきっかけとなり、重要であると考えさせられました。これから向かう陸前高田でも、形として残っているもの、また人々の中に残る記憶や思いに、少しでも触れられることができればいいなと思います。

午後にワーホリ事務局でのガイダンスを終えた後には、事務局の方に引き合わせていただき、ちょうど今日同じ宿に宿泊する、二人のワーホリ参加者の方と顔合わせを行いました。そして、そのまま夕食は事務局の方におすすめしていただいた、焼肉屋さん(やまなか家)に行き、3人で談笑しつつお腹も心も満たされる時間を過ごせました。私以外の二人は、すでにワーホリでの勤務が始まっており、勤務の様子や休日のお話などを聞けて、非常に参考になりました。同じメンバーで行う、明日の交流会もより一層楽しみになった夜でした。

2023/08/18

【アクティビティ】 お料理教室からの…4時間大移動 !

今日の午前中は、ワーホリ事務局主催の交流会に参加しました。
昨日に引き続き、ほかのワーホリ参加者のお二人(S.KさんとK.Tさん)と共に過ごしました。
まずはじめに、盛岡駅西口にあるマリオスの最上階の展望室へと向かいました。みんなで景色を楽しんだ後は、料理家 橋本玲奈(はしもとれな)さんのご自宅にて、お料理教室に参加しました。

お料理教室では、岩手県の郷土料理であるひっつみ作りをさせていただいたたり、東京ではなかなか目にすることがない、ホヤを使ったお料理をいただき、岩手県の食文化に触れることができました。ひっつみは、「手で引きちぎる」ことを方言で「ひっつむ」というのが名前の由来となっていると聞き、実際に生地の小麦粉を「ひっつむ」作業を体験させていただきました。火が早く通るように、薄く生地をちぎるのが意外と難しかったです。しかし、橋本さんたちがとても暖かい雰囲気で接してくださり、「岩手の人の温もり」というところにも、お料理を通して触れることができたと思います。
S.KさんやK.Tさんをはじめ、一期一会の出会いが多かった盛岡での2日間でしたが、様々な出会いとサポートに感謝しつつ、私自身も何か岩手に貢献したいと考えさせられた滞在となりました。

美味しいお料理でお腹を満たした私は、寂しくもS.KさんとK.Tさんと駅で別れ、午後からいよいよ陸前高田へと移動しました。電車、バス、BRTを乗り継ぎ、4時間以上かかる大移動でしたが、無事に宿泊所に到着できて安心しました。明日からの勤務に備え、しっかり休息を取ろうと思います。

2023/08/19

初日は、人気カフェ・すなば珈琲の勤務からスタート !

今日からいよいよ勤務が始まりました。
今日は、1日すなば珈琲での作業となりました。私自身、これまでカフェでアルバイトなどをした経験がなかったため、お客様にオーダーを聞き、それを他の従業員の方に伝える工程が新鮮でした。
まずはメニューを頭に入れることから始め、オーダーを正確にお伝えすることに注力しました。従業員の方々が、優しく丁寧に仕事を教えてくださったおかげで、午後にはオーダーが続いても、焦らずにレジ作業をこなすことができたと思います。オーダーを何度も聞き返してしまったときには、お客様が優しく教えてくださり、とてもありがたかったです。明日は、よりスムーズに業務をこなしたいと思います。

午後にはジェラートが完売してしまったのも、驚きでした。少しだけ残ったジェラートを使い、カップにジェラートを盛る練習をさせていただきました。これがやはり難しく、綺麗に盛るのはもちろん、量などもちょうどいい塩梅で調整するのが課題でした。2種類のジェラートをバランスよく盛り付けるのが至難の技で、見るよりも実際にやってみると何十倍も難しく感じました。自分で盛りつけたジェラートを休憩中いただいたのですが、とても美味しかったです。
また従業員の方に、すなば珈琲のメニューで現在販売している、苺のジェラート製作秘話についてお聞きしました。
このジェラートは元々、陸前高田で生産された苺のみを利用しようとしていたところを、生産できる量と需要量の関係で他の地域からも苺を取り寄せて、製作することになったとお話しされていたのが印象的でした。やはり、農業などの第一次産業が、カフェを始めとする小売業の第三次産業を支えているのだと改めて実感した瞬間でした。

お昼はたかたのごはんで、じゃじゃ冷麺をいただいたのですが、本当に美味しくて毎日お昼が楽しみになりました。休憩室でも、従業員のみなさんが話の輪に入れてくださったりして、楽しくランチタイムを過ごすことができ、ありがたかったです。
今日は雨で乗ることはできませんでしたが、たかたのごはんのTさんが自転車を貸してくださったので、明日以降、晴れたら乗りたいと思います!
また、終礼後にくださったお弁当は、今日の晩ご飯としていただきました。陸前高田と名古屋名物の天むすがコラボして作られたお弁当ようで、名古屋と陸前高田の意外な繋がりを知るきっかけになりました。(陸前高田市と名古屋市は友好都市の協定を結んでおり、市の交流がご縁となったようです。)味ももちろん美味しかったです。
明日も頑張ります。

2023/08/20

「自己実現してほしい」 という支配人の言葉を胸に

勤務2日目の今日は、朝から快晴だったせいか、昨日よりもお客さんが多く、すなば珈琲にも長い列ができていました。
昨日に引き続き、販売しているジェラートの盛り付け作業や、レジ作業を行いました。昨日よりもジェラートをカップに盛るコツを掴めた気がして、お客さんに自分が盛りつけたジェラートを提供することができました!

午後は、道の駅高田松原のO支配人にガイダンスを行なっていただき、道の駅高田松原のこれまでの歴史や、運営についてなど詳しい概要をお聞きしました。
国や県、そして市が混在して組織運営している道の駅は全国でも珍しく、非常に興味深かったです。また、O支配人が道の駅で働く人に求めることとして、「自己実現してほしい」とおっしゃっていたのが印象的でした。ただ能動的に働くだけではなく、自分のやりたいことを仕事の中で実現し、それを会社に還元していく姿勢が働く上で大切だと感じました。
私も残り2週間もない勤務期間の中で、何か高田松原につながるような企画や意見などを考えつきたいと思います!

2023/08/21

【休日】 5年ぶりの再訪 ! "変わらない" まちの安心感

今日は勤務が始まって初めての休日でした!
私には震災以降、家族ぐるみで仲良くさせていただいている方がいるのですが、今日はその方を訪ねて遠野市まで足を運びました。
「B&Bくら乃屋」という旅館を経営している方で、5年以上お会いする機会がなかったため、今回再会することができ、嬉しかったです。
もともと東京から岩手に移住された方ということもあり、地方移住という点でも参考になるお話を聞くことができました。移住してきたとは思えないくらい、岩手の地に馴染んでいらっしゃって、オーナーの方の暖かいお人柄が、他の住民の方との縁を結んでいるのだと感じました。
遠野に行った際には、ぜひ泊まってみてほしいです!

また、5年ぶりに訪れた遠野駅周辺の様子が何も変わっていなかった(そう見えただけかもしれませんが)のが印象的でした。東京にいると、新しいビルや施設が建ったりと、1年でも周りの景色がガラリと変わることがあります。しかし、遠野駅周辺の様子を見て、「変わらない安心感」があるなと強く思いました。もちろん、地元の方にしてみたら、それが退屈だと思うかもしれませんが、久しぶりに訪れた街が、自分の中の記憶にある街の姿と変わっていないことで感じる安心感というのは、この地の魅力だと感じました。

2023/08/22

会話から感じた、 陸前高田に生きる "12年" という歳月

今日も、引き続き、すなば珈琲でレジ作業やジェラートの提供をしました。
土日の盛況ぶりと比べると落ち着いていましたが、その分焦らず業務をすることができたと思います。
ソフトクリーム作りにも挑戦させていただいたのですが、他の方が作るようにうまくいくはずがなく、、、みなさんの練習量は相当だと感じました。

最近、勤務中や休憩時に従業員の方とお話しする中で、震災当時のお話をお聞きすることがあります。ある方は、ご家族は無事だったけれど、職場の同僚や親しい人を失ったこと、また被災後の暮らしについてお話ししてくださいました。自分の大切な人を一瞬にして亡くされた苦しみや悲しみは計り知れません。しかし、12年経った今でも、その時の痛みのようなものが陸前高田で生きる人々の中に刻みついていることを実感しました。

2023/08/23

方言クイズ ! あばっせ、きゃっせんとはどういう意味 ?

今日は、すなば珈琲で勤務するラストの日でした。
すなば珈琲で勤務させていただいた4日間、従業員の方が本当に親切に接してくださって、不安だった勤務も頑張ることができました。居心地の良すぎる空間で、離れるのが寂しいですが、またお話ししに行きたいと思います。

昨日から、道の駅でお借りした自転車を使って通勤しているのですが、その道中に「アバッセたかた」というショッピングモールがあります。その施設名の「あばっせ」というのは気仙地域の方言で「行こう」という意味だと、従業員の方が教えてくださって、方言に由来した名前だったことに驚きました!大船渡にある「キャッセン大船渡」の「きゃっせん」も「来て!」という意味の方言のようで、これらの方言があるのもこの地域の魅力だと感じました。

2023/08/25

今日からフロア業務 ! 商品への配慮の大切さを実感

今日からは、道の駅のフロア業務を担当させていただいています。
フロア業務といっても、単にレジ業務だけでなく、開店・閉店の準備や、他の事業者の方とコミュニケーションを取ったり、サービスカウンターでお客様の対応を行うなど、多くの業務があることを説明していただいて、道の駅全体を支えている業務だと感じました。

私は主にレジとお菓子などの品出しをさせていただきました。レジは社員の方に教わりながら、最後には1人で業務をこなすことができたので良かったです。普段のアルバイト先でもレジをしていましたが、ここでは商品に合わせて緩衝材をつけたり、保冷剤や紙袋をつけたりと、道の駅ならではの配慮が求められるなと思いました。閉店近くには品出しも手伝わせていただいたのですが、今まで売り場をじっくり見る機会がなかったため、いろいろな商品を知ることができて、楽しく業務にあたることができました。

2023/08/26

ガイドさんと、 陸前高田を自転車で巡るツアーに参加 !

昨日と同様に、午前中はフロアのレジ業務を行いました。
そして午後は、アップルサイクルツアーに同行しました。
高田松原では定期的に、陸前高田の街を巡るツアーを開催しているそうで、今回は自転車に乗って、タピック45などの震災遺構などを巡りながら、陸前高田市で有名な米崎りんごを栽培している農家さんまでを目指すコースでした。
この日は、神奈川県からご夫婦が参加されていて、お話を聞くと、なんと今日訪ねるりんご農家さんとお知り合いということでした!
ガイドのTさんが震災遺構は、それぞれ伝えたいテーマがあって残されていると解説されていたのが印象的でした。旧道の駅のタピック45は「津波の恐ろしさ」を、下宿定住促進住宅は「津波の高さ」をテーマにしています。実際近くに行って見てみると、ただならぬ空気感、迫力を感じて改めて津波の脅威を実感しました。
りんご農園に向かう途中、陸前高田グローバルキャンパスで展示されていた震災前の陸前高田市周辺の復元模型を見ました。毎日自転車で通っている更地の土地も、以前は家が立ち並ぶ場所だったことが分かり、自分が普段暮らしているような確かな日常がそこにはあったのだと思いました。
(陸前高田グローバルキャンパス(愛称:たかたのゆめキャンパス)とは、陸前高田市の協力のもと、地元の岩手大学と東京の立教大学により開設された交流活動拠点です。)

りんご農園では、農家のYさんに、米崎町でなぜりんご栽培が盛んなのか、またYさんの生い立ちや農家をする上での思いなどを伺いました。Yさんはもともとホテル経営に関わる仕事をしていたそうで、米崎町で一から農家を始めたことに驚きました。やはり、まだまだ農家の担い手が少ないとおっしゃっていて、クラウドファンディングを使った販売方法や国光(こっこう)という、今はあまり販売されていない品種を栽培するなど、次世代の農家の選択肢を広げるために様々な挑戦をされているのが印象的でした。
ツアーを通して、震災前と震災後の視点から陸前高田を見つめることができ、「復興とは何か」について考えさせられた1日でした。

1日の最後に、高田松原のみなさんが親睦会を開いてくださいました!残りわずかの勤務日数ですが、みなさんと過ごせる時間を大切に、業務に臨みたいです。

2023/08/27

カレーも美味、 夕焼けも最高 ! な一日でした。

今日は日曜日ということで、お客さんも多く、レジも時折り列ができるほど混んでいた1日でした。
少し焦ってしまう時もありましたが、みなさんにサポートしていただきつつ、トラブルなく業務をこなすことができ良かったです。

お昼は、ずっと気になっていたカレーをいただきました。道の駅の一押しメニューにしようと、支配人のOさんがカレーのメニュー開発に力を入れたとお話しされていた通り、確かに美味しかったです!

陸前高田は夕焼けが綺麗だなぁと思うことが多いのですが、今日の夕焼けは、特に綺麗で1日の疲れが癒やされた瞬間でした。

2023/08/28

【休日】 道の駅のみなさんと、岩手県内観光へ !

今日は、朝イチで3.11仮設住宅体験館の見学に行きました。
ここは、実際に東日本大震災の時に使用されていた仮設住宅の中を見学できたり、宿泊もできる施設となっています。当時の避難者の方の仮設住宅での生活の様子を解説員の方から伺ったり、仮設住宅の中に入り、部屋の狭さや壁の薄さを体感することができました。なかなか仮設住宅の中に入る機会はないため、万が一の時のためにも、貴重な経験をすることができました。

その後は高田松原でお世話になっている、OさんとSさんにお願いして、私が岩手で行きたいと思っていた場所に連れて行っていただきました!
まずは、陸前高田市全体を一望できる箱根山展望台に行きましたが、本当に絶景で感動すると同時に、住宅地になっている土地と更地になっている土地が良く分かり、どこまで津波が来たのか想像しながら陸前高田の街を眺めました。また、展望台のすぐ近くにあった気仙大工左官伝承館にも足を運びました。茅葺き屋根の家屋の中では、気仙杉でできた大きな柱が使われていたり、囲炉裏があったりと、古き良き日本の伝統的な暮らしに触れて、ゆったりとした時間が過ごせました。

その後、花巻にある大沢温泉で現在開催されている「もうひとつの鈴木敏夫とジブリ展」を見に行きました。まるで千と千尋の神隠しに出てくる温泉街のような大沢温泉の雰囲気とマッチしていて、ジブリの世界観に浸ることができました。今度来る時は、温泉にも入りたいなと思います!
いつもの1人で過ごす休日とはまた違った充実感のある1日で、本当に楽しかったです!

お昼に立ち寄った、花巻のマルカンビル大食堂で食べたソフトクリームが印象的でした!!普通の2倍は大きいサイズで、箸を使って食べるのが新鮮でした。倒れないように食べ進めるのが難しく、この日1番の盛り上がりポイントでした!

2023/08/29

陸前高田を飛び出して、沿岸の道の駅の視察へ!

午前中は、道の駅に隣接する、東日本大震災津波伝承館「いわてTSUNAMIメモリアル」にて、伝承館職員の方の解説のもと、遠野市の小学生と一緒に見学しました。
ガイダンスシアターで視聴した動画内で紹介されていた、「100回逃げて100回来なくても、101回目も必ず逃げて!」というメッセージが、特に印象に残っています。これは、釜石市唐丹(とうに)町地区で建立された「津波記憶石」に刻まれたもので、当時中学生だった方の言葉だそうです。東日本大震災から今年で12年、一緒に解説を聞いていた小学生達は、震災当時はまだ生まれていません。同じ悲しみを繰り返さないために、今回の震災で得た教訓を震災を知らない世代へ継承していく必要性を改めて感じました。

午後は支配人のOさんと共に、今年7月にオープンした山田町の「道の駅やまだ おいすた」と、一昨年オープンした田野畑村の「道の駅たのはた 思惟の風」の視察に行きました。「道の駅やまだ」は、「おいすた」という愛称が付けられているように、山田町の特産品である「牡蠣」をテーマにした道の駅で、物販コーナーで流れていた牡蠣ソング(?)が耳から離れなかったです。産直も半分が水産コーナーで、水槽の活魚が販売されていたりと驚きました。また、販売企業ごとに商品棚が仕切られており、地元企業の認知度向上にもつながるなと思いました。

「道の駅たのはた」は、思惟創館という宿泊可能な古民家があったり、キャンピングカーが泊まれる駐車スペースがあったりと、「泊まれる道の駅」としての取り組みが進められていました。また、道の駅オリジナル商品が充実していて、「田(でん)かりん」というお菓子を買って試食したのですが、一般的な細長いかりんとうではなく、大小様々な形のかりんとうで、田野畑村で有名な「番屋の塩」がたくさんまぶされていて、後引く美味しさでした。
今回視察したことを今度レポートにまとめるそうなので、売り場作りなど、参考になりそうな点をしっかり書き留めておこうと思います!

2023/08/30

地元中学生との交流でみえた、若者の未来の選択肢

今日は、陸前高田市の中学生が職場体験に来ていました!
高田松原では、すなば珈琲でジェラートを盛り付けたり、フロアのレジや品出しの体験をしていました。私も中学生の子と一緒にレジを行ったのですが、初めは緊張していたのか、一点一点丁寧に商品をスキャンしていたのが印象的で可愛らしかったです。次第に慣れていくと、「いらっしゃいませ!」と大きな声で言えるようになったのも微笑ましかったです。

日々の学校生活や、将来やりたいことについてなど様々なお話もでき、実際に地元の中学生と話すことができたのは、自分にとってもいい機会になりました。ある子は、名古屋にある中学校と連携して、お互いに災害学習を行なっているとお話ししてくれて、震災は甚大な被害をもたらした一方で、このような新たな繋がりをももたらしたのだと実感しました。
こうした職場体験が、少しでも彼らの地元企業を知る一つの機会になればいいなと思うと共に、まだまだ首都圏と比べ、就職の選択肢が狭い地方において、その選択肢を広げる難しさというのも感じました。

2023/08/31

【休日】 大船渡に足を伸ばして、 とある ”先輩” の元へ

ワーホリ中最後の休日の今日は、またもや高田松原でお世話になっているSさんの車に乗せていただき、陸前高田で行きたかった場所に連れて行っていただきました。
まずは、陸前高田で有名なリンゴ農園の仙華園(せんかえん)さんが運営している食堂カフェ仙果園で、念願だったクレープを食べました!悩んでしまうくらいメニューが豊富なのに加え、リーズナブルな価格であるのにも関わらず、ボリューム満点なのが驚きでした。高田に来たら、一度は訪れてほしいお店です。

その後、2021年に新たに開庁された陸前高田市役所を見学しました。最上階である7階には、陸前高田市内や海を一望することができる展望ロビーがあります。震災前の街並みの写真なども展示されていて、ロビーから見える今の街並みと比較しながら見ると、改めて震災の被害の大きさを知ると共に、震災前よりも整備されたまちではありますが、以前のような人々の活気を取り戻していくにはまだまだこれからなのだと考えさせられた瞬間でした。
市役所から近くにあった、陸前高田市立博物館にも立ち寄りました。この博物館は、被災した海と貝のミュージアムと合築して昨年開館された建物で、中には最新のプロジェクションマッピングのほか、海と貝のミュージアムのシンボルだったツチクジラの剝製「つっちぃ」が半分修復されて、半分は被災した当時の姿で展示されていたのが印象的でした。Sさんも震災前に海と貝のミュージアムを訪れたことがあったそうで、当時の様子についてお聞きすることができました。

午後は、大船渡に移動し、碁石海岸に連れて行っていただきました。碁石海岸には何カ所か展望台がありますが、そこから見える綺麗な海の色に感動しました。遊歩道に植えられている、松の木の隙間から見える景色も絶景でした。

そして夜は、ワーホリ事務局の方にお繋ぎいただき、過去に2度キャッセン大船渡のワーホリに参加したことをきっかけに、その後大船渡に移住され、現在大船渡市で地域おこし協力隊として活動されている、ワーホリ!いわての先輩・臼山小麦(うすやまこむぎ)さんのもとへと足を運びました。
臼山さんは、去年大船渡に移住したそうで、実際の暮らしぶりについてお聞きできました。1年過ごしてやっと大船渡に慣れてきたとおっしゃっていたのが印象的でした。また、移住者にはわからない地元の方特有の空気間の難しさや、将来の展望についてのお話も興味深く、共感できる点も多かったです。終始、臼山さんが持つパワフルさや行動力に圧倒され、同世代でこうした活動をしている方と直接お話しできた経験は、自分にとっても刺激になりました。

また、夜は、臼山さんの運営する「OFUNATO DX-Hub」というコワーキングスペースで開催されている「英会話カフェ」に参加したことが印象に残っています。この日は、大船渡市の小学校でALTをされている、お二人の海外からの移住者の方が講師をしてくださり、自己紹介や1日の行動を英語で表現したり、講師の方お手製の英語カルタで盛り上がりました。参加者も学生から社会人と様々で、英語を通じて様々な人と交流できるのが、このカフェの魅力だと思いました。普段の学校の授業以外で英会話をする機会がないため、自分の地元でも開催してほしいと思うくらい、アットホームな空間で楽しく英語に触れることができ、参加できて本当によかったです。

2023/09/01

陸前高田が恋しくなる、 2週間のワーホリでした !

いよいよ勤務最終日となりました。
今日で最後なんだという実感がわかないまま、BRTに乗り込みました。
今日はたかたのごはんがお休みしていたため、いつものレジ業務ではなく、サービスカウンターの業務に関わらせていただきました。配送や金銭補充など、それぞれの業務を丁寧に説明していただきながらその様子を見学させていただいたり、配送荷物の計測など簡単な業務を手伝いました。時には団体の利用客の方で混んできたレジ列を整理したり、レジ業務のサポートを行うなど、フロア全体を把握し、臨機応変に対応している従業員のみなさんの姿が印象的でした。

午後は、以前視察した「道の駅やまだ」と「道の駅たのはた」の報告レポートを執筆しました。支配人のOさんは、この道の駅高田松原を開業する前に、東北各地の道の駅を視察されていたようで、当時の資料を拝見させていただきながら、視察してみて、良いと感じた点や改善点について、また高田松原でも取り入れられそうな取り組みという点を中心に執筆しました。視察した際に見たことや感じたことを言語化し、文章としてまとめるのが難しかったですが、いい経験ができたと思います。

最後にOさんとワーホリ期間の振り返りをして1日の勤務も終了し、お世話になった方に挨拶をしていて、いよいよ今日帰るんだという実感が湧きました。
高田松原のみなさんが、急に来た自分を本当に暖かく迎えてくださったおかげで、無事2週間のワーホリを終えることができたと思います。最後に、支配人のOさんが陸前高田で一番おいしいと絶賛するラーメン店に、連れて行っていただきました。えびの出汁を使ったスープが本当においしくて、Oさんとの楽しいお話と共に岩手生活最後にふさわしい夜を過ごせました。
陸前高田の空気がすでに恋しいですが、また岩手を訪れる際には、絶対に陸前高田へ足を運ぼうと思います。
2週間ありがとうございました!

岩手のワーホリ滞在中の思い出たち…

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