ワーホリ!いわて|ワーク&ステイ PROGRAM

実施レポート

[2023夏]株式会社高田松原(道の駅高田松原)

M.Kさん

震災のまちじゃない、陸前高田は新しいエネルギーで満ち溢れていた !

M.Kさん

M.Kさん

滞在期間 2023/9/11~2023/9/30

レジやカフェでの業務だけでなく、県内にある他の道の駅の視察や、商談会へ同行させていただくなど、様々な仕事を体験させていただきました。道の駅のお仕事について、ワーホリに行くまではなかなかイメージがつかなかったのですが、実際に約3週間働く中で、想像よりも多くの仕事があることを実感しました。
また、来年から社会人になる中で、社会で働くために必要な心構えなど、たくさんのことを学ばさせていただきましたし、業種は違えどこれから同じ接客業に携わる身として、このワーホリ中にお客様と接して感じたこと、及び道の駅の方々から学んだことを活かしていきたいと感じました。

岩手出身でいながら、これまで実際に陸前高田を訪れたことはなかったので、どうしても「震災」のイメージがついて回っていました。しかし、新しいお店や若い方が想像よりも多く、新しいものを生み出している街であるということを実感しました。
また、ガイドツアーの際に、「震災のイメージで語ってほしくない」というお話を聞いたことが印象的でした。一見すると震災を機に生まれ変わった街に思われがちですが、ずっと前から続いている歴史や伝統があり、その誇りを大切にしている街だということも学びました。一つの街の中に、伝統を感じられる施設や、震災の教訓を伝える建物、そして震災後に生まれ変わった街と、その時々の色が見て取れ、様々な歴史を抱えて前に進み続けている土地だということが印象的でした。

自分自身、「地元岩手に貢献したい」という夢を持ち、大学生活では地方創生に関わる活動に力を入れてきましたが、今一度、地方創生とは何か、復興とは何かを深く考えさせられた時間でした。これらの言葉を口にすることは簡単ですが、実際には関わる多くの方がいて、その立場によって考えることも求めることも異なるということを実感し、その土地に行かなければ分からないことがたくさんあると改めて感じました。
同じ県内に生まれ育ちながら、陸前高田という街に対して、無意識に決めつけてしまっていたイメージがありましたし、なんとなく「かわいそう」という感情を持ってしまっていたこともあったような気がします。しかし、今回の滞在は、そのような偏見を持ってしまっていた自分を見つめ直すきっかけにもなりましたし、メディアや社会のあり方を考え直す時間ともなりました。
今回の滞在で感じたこと、学んだことを大切にして、自分なりに地元への貢献の仕方を考え続けていきたいと思います。
改めて、滞在中お世話になった全ての方々に感謝申し上げます。
陸前高田という街がとても大好きになりましたし、必ず戻ってきたい場所になりました。本当にありがとうございました。

\事務局から/
3週間実際に地域の暮らしを体感し、地元の方の言葉や思いに触れたことで、リアルに近い”目線”で陸前高田というまちを見つめられたことと思います。「道の駅」という、観光客と地元の方とが混ざり合うまちの交流拠点で働いていたからこそ生じた、様々なコミュニケーションの機会もあったことでしょう。
被災地に対して抱きがちなイメージと実際の姿とのギャップや、移住者や若者たちがまちを盛り上げるべく活動している姿を間近に見られたことも、地方創生について学ぶM.Kさんにとって大きな刺激になったのではないでしょうか?その実体験、そしてまちの”今”の姿を伝えていくということも、地方創生の重要なあり方なのかもしれませんね。
近い将来、地元・岩手を盛り上げる一人として、活躍していただける未来が来ることを楽しみにしています!

2023/09/11

【アクティビティ】 地元・盛岡を深掘り ! まち歩きツアー

今日は、事務局主催のワーホリ参加者との交流会がありました。
午前中に、事務局の方、他の参加者と合流し、まずは盛岡市内の街歩きスタート。
自分にとっては高校時代までを過ごした街ですが、改めて見てみると知らないことが多く、新鮮な発見も多々ありました。特に、ガイドをしてくださったトラベルリンクの方に案内していただいた菜園〜紺屋町周辺は、高校時代何度も訪れた場所であったにも関わらず、その歴史や成り立ちなど、新たに知ることばかりで勉強になりました。
小学生ぶりに内部を見学した岩手銀行赤レンガ館、知らぬ間に店が入れ替わっていた桜山地区など、まだまだ知らないことばかりで、懐かしさと新鮮さが同居した不思議な気分でした。
お昼は「大同苑」さんで焼肉と冷麺!やはり、盛岡に帰ってくると冷麺が食べたくなりますね。見慣れた街の知らない一面を見ることができ、充実の1日でした。

2023/09/12

盛岡から4時間の大移動、 沿岸地域のまちを訪れて…

事務局でのガイダンスを済ませ、昼過ぎにバスに乗り、陸前高田へ移動。
同じ県内からの移動にも関わらず、4時間もかかることに改めて驚きました。車窓から見える景色も様々に変化していき、岩手県の大きさ、文化の多様さを実感する1日でした。
まずは乗り換えのため、大船渡に降り立ったのですが、駅前は再開発が進んでおり、思ったより発展した姿で驚きました。一方で、少し離れた場所では未だに重機が動いており、震災から10年以上が経った今も、その爪痕を感じることとなりました。
その後、18時頃に目的地の宿へ到着。買い物をしている間に辺りは真っ暗になり、ライトがなければ足元も見えない程でした。しかしその分、自然がきれいで、早くも陸前高田の魅力を感じました。

2023/09/13

陸前高田を舞台に、 3週間のワーホリがスタート !

勤務初日。
午前中は、支配人のOさんから道の駅について基本的な内容を教わりつつ、館内を案内していただきました。高田松原は、東京ドーム16個分の敷地面積があるそうで、その管理も国や県、民間などが協力して行っているとのこと。想像以上のスケールに驚きました。
お昼ご飯はご厚意で、食堂のメニューを自由に食べて良いとのことだったので、大きなカキフライを食べて準備万端!午後からは物販コーナーのレジ業務をさせて頂きました。
修学旅行など、団体のお客様が来ると一気ににぎわいを見せますが、それ以外の時間は地元の方の交流や日常的な買い物の場となっているのが印象的でした。
途中、ご予約のお客様がいらっしゃったので、一緒に津波伝承館の解説を聞かせていただきました。震災当時は盛岡にいたため、18年間岩手に住んでいる自分も、恥ずかしながら初めてお聞きすることばかりでした。震災当時の映像や、被災物などを見学し、当たり前ですが、津波の怖さを実感しました。東北に生まれ育った人間として、目を背けてはいけない現実を目の当たりにし、自分には何ができるか、改めて考えるきっかけとなりました。

2023/09/14

観光だけじゃない、 地元民にとっての道の駅の存在

昨日に続き、レジでの勤務。
団体のお客様などはなかったため、比較的落ち着いた日となりました。
平日来店されるのは、ほとんどが地元の方とのこと。道の駅というと観光のイメージが強いですが、高田松原は日常的にご利用されている地元の方も多いようでした。必要なものだけをふらっと買いに来ている方も多く、日常に溶け込んでいる施設だと感じました。
もう一点、陸前高田は海のイメージが強かったのですが、意外にも農産物や肉類も豊富に販売されています。自転車で出勤する際にも、10分程度走ると周りの景色が山に変わっていき、畑なども多く見えるようになります。海産物だけでなく、様々な自然溢れる陸前高田の街。新たな一面を実感した1日でした。

2023/09/15

製造終了の余波はコラボ商品にも…事業継承の難しさ

勤務3日目。
レジの仕事にも慣れてきて、楽しく働くことができています。
平日は、団体のお客様が来ない限りそこまで混むことはないため、レジ以外の仕事も少し手伝わせていただいています。
道の駅内にある「たかたのごはん」の方では、メニューの改良も進んでいるようで、日々進化しているのを感じました。
また、今週からの新商品として、地元企業・神田葡萄園さんのマスカットサイダーとコラボしたTシャツを販売しているそうなのですが、レジに入っていてもご購入されるお客様が多くいらっしゃいました。こちらのサイダーは、今年度いっぱいで製造終了となってしまうようです。コラボ商品の反響も大きく、地元の方に愛されているサイダーですが、やはり事業の継承等で難しさがあるようです。
比較的若い方も多く、想像よりも賑わいを感じる陸前高田ですが、地方都市としての課題も感じる瞬間でした。

2023/09/16

【休日】サイクリングしながら、 陸前高田のカフェ巡り♪

少しゆっくりめに起床し、まずは宿の近くの気になっていたお店でお昼ご飯を食べました。カフェレストラン「クローバー」という洋食屋さんですが、オムライスがとても美味しかったです。街道沿いにあることもあり、トラックの運転手さんなどで店内はにぎわっていました。
その後は、ワーホリ参加者との交流会でK.I.さんにおすすめされた泊まれる古本屋「山猫堂」へ。自転車で移動するには少し距離がありましたが、頑張って行って良かったです!若いご夫婦が二人で手掛けているお店で、本はもちろん、雑貨や店の雰囲気もとてもおしゃれでした。中には休憩スペースもあったので、次はもう少しゆっくり訪れたいです。
帰りがけには、市街地にある「TOKYOYA COFFEE」さんによりました。陸前高田駅前には、おしゃれなカフェが多くあり、コーヒー好きな私にはとても嬉しいです。今回訪れたお店も、アイスコーヒーがとても美味しく、大満足でした。
滞在中に、気になっている喫茶店を制覇したいです笑。陸前高田を満喫した1日となりました。

2023/09/17

海産物のみならず、 実は果物も売れ筋商品なんです。

初の休日勤務でしたが、道の駅はかなり混んでいました。聞けば、今年全体で見てもTOP10に入る混み具合であったいうことです。
平日は、地元の高齢者の方が多いのですが、休日となると観光客の方が多く、年齢層も幅広いのが印象的でした。
売れるものも、お土産等が多くなり、地元の方にとってのスーパー的な側面と、観光スポットとしての側面の、両面を持つ道の駅の特徴を感じる日となりました。
その中で印象的だったのは、観光客でも果物を買われる方が多いということです。この時期は、主にりんごとなしが販売されているのですが、お土産として買われている方もいるようでした。
普段から食べ慣れているため、あまり意識したことがありませんでしたが、岩手の豊かな自然のありがたみを感じました。

2023/09/18

フロア業務最終日、 最後まで走り抜きました !

フロア業務最終日でした。
業務内容、職場の雰囲気にも慣れてきて、楽しく働かせていただいています。
連休最終日ということもあり、昼過ぎまでは観光客の方で賑わっていましたが、夕方以降は徐々に空いてきた印象でした。
来週9月22日は震災後の営業再開から4周年です。来週末は4周年感謝祭のイベントが開催されるということで、多くのお客様がいらっしゃると思うので楽しみです。レジで一緒に働いている方は皆さん優しく、来週はフロア業務では共に働けないのが悲しいですが、すなば珈琲での業務も頑張りたいと思います!

2023/09/19

【休日】 津波の恐怖、日常の尊さを痛感した1日

2回目のオフも、陸前高田市内を観光しようと考えていましたが、どうやら陸前高田は火曜定休のお店が多いようで、中々空いているお店が見つかりませんでした。
それでも、アバッセたかた内のかいひん食堂にて、海鮮天丼をいただき、その後は海を見に行きました。
高田に着いて1週間が経ちますが、街中や道の駅からは堤防に阻まれて海が見えず、実は初めての海を見た日となりました。奇跡の一本松をはじめ、公園内の震災遺構を自転車で巡りましたが、改めて津波の威力、そして怖さを実感しました。
この日は天候も良かったため、波打ち際まで行くことができたのですが、こんなに落ち着いてきれいな海が、甚大な被害をもたらしたとは、にわかに信じがたかったです。市内から海が見えないことも、もしかすると地元の方の心理に配慮しているのかもしれません。日常の尊さを考え直す1日となりました。

2023/09/20

ソフトクリーム巻きに悪戦苦闘… DAY 1

今日からは、道の駅内にある「すなば珈琲」というカフェでの業務です。
基本的にはレジを任せてもらいましたが、平日でお客様も少なかったため、ソフトクリームを巻く練習をさせてもらいました。非常に難しかったです。すなば珈琲のソフトクリームは、比較的固いのが特徴です。失敗した試作を昼休みにいただきましたが、ミルクの味がとても濃く、美味しかったです。また、コーヒーも試飲させていただきました。サイフォンでお湯を沸かしており、本格的な工程なだけあって、とても美味しかったです。
今週末は、道の駅の4周年感謝祭のイベントがあり、とても賑わうとのことだったので、それまでにソフトクリームを巻けるように頑張りたいと思います。

2023/09/21

続・ソフトクリーム巻きに悪戦苦闘 … DAY 2

すなば珈琲での業務2日目。
あいにくの天気で、お客様が少なかったため、ジェラートとソフトクリームを作る練習をさせていただきました。特訓の甲斐あって、ジェラートはなんとか形になりましたが、ソフトクリームは中々上達せず、不安を残す形となってしまっています。
今週末はかなり忙しくなりそうだとのことなので、それまでになんとか作れるようになりたいです。天気の影響もあり、道の駅全体としても客足は少なかったように感じましたが、その分様々な経験をさせていただき、勉強になりました。

2023/09/22

今日から新フレーバー、 ゆずレモンが登場します ♪

すなば珈琲での業務3日目。
道の駅の4周年感謝祭のセールが始まったこともあり、これまでで最もお客様が訪れた日となりました。
今日は、ジェラートに加え、ソフトクリーム作りも任せていただき、午後にはようやくお客様に提供できるくらいのクオリティになりました。また、神田葡萄園のマスカットサイダー味に代わって、今日からゆずレモンのソフトクリームを提供し始めたのですが、初日から結構人気があって良かったです。
明日のオフを挟んで、明後日日曜日は最も多くのお客様が来ると予想されるので、気合いを入れて頑張りたいと思います。

2023/09/23

【休日】 風呂よし、食事よし。 大船渡を堪能DAY !

滞在期間初めて、陸前高田を出ておとなり大船渡に足を運びました。
まずは、BRTに乗って大船渡温泉へ。大浴場からは海が全面に望め、特に露天風呂からの景色は絶景でした。日帰り入浴は480円ととても安く、また絶対に足を運びたいと思える場所でした。
盛駅に向かい、食べログ「ハンバーガー百名店」にも選ばれた、THE BURGER HEARTSというハンバーガー屋さんで昼食をとりました。カマンベールチーズとかぼちゃが入ったハンバーガーを注文したのですが、これまで食べたハンバーガーの中で一番美味しかったです!店内もアメリカ風で、とてもおしゃれでした。
その後は大船渡駅まで、3km程歩きながら街を散策しました。
盛周辺は津波の大きな被害を免れたようで、昔から残っている建物が多くありましたが、大船渡のまちの中心部に近づくにつれて、新しいおしゃれな建物が増え、震災による街の移り変わりを感じました。
その後は、かもめテラスでソフトクリームをいただきました。秋限定の栗味を注文しましたが、こちらもとても美味しかったです。
大船渡も陸前高田と同様、初めて訪れる町でしたが、とても大好きになりました。

2023/09/24

イベントは大盛況 ! 夜は、歓迎会が開かれました。

道の駅の4周年感謝祭イベント最終日、そして日曜日ということもあり、これまで勤務した中で最も忙しい日となりました。
すなば珈琲にも多くのお客様が訪れ、特に昼時には行列ができるほどでした。
レジだけでなく、ジェラートやソフトクリームの提供もしましたが、手こずりながらもなんとかこなせて良かったです。
地元の方、観光客の方問わず、多くの方と交流する中で、とても愛されている施設だということを実感しました。
業務自体は、ワーホリ期間中でも最も忙しかったと思いますが、その分多くの感謝やエネルギーをいただきました。
そして、勤務後にはご厚意で歓迎会を開いていただきました!O支配人が地元の居酒屋さんに連れて行ってくださったのですが、料理も美味しく、とても楽しい時間でした。歓迎会の時間を通して、道の駅のスタッフの方々とも仲良くなれたので、残りの少ない時間を大切に、つながりを大事に過ごしたいと改めて感じました。

2023/09/25

【休日】 陸前高田で今キテいる、 「発酵」 のその拠点へ

前日にスケジュール変更があり、急遽オフとなったこの日。
だいぶ道もわかるようになった陸前高田市内で自転車を走らせ、陸前高田の発酵パーク「CAMOCY(カモシ―)」へ。
ワーホリ参加者との交流会でK.I.さんに教えていただき、陸前高田に着いてからも多くの人におすすめされ、念願だった場所をようやく訪問することができました。
CAMOCYは、発酵食品を扱うお店が集まったショッピングモールのような場所でした。まずは、日本中や世界の発酵食品を扱っているお店で、地元で有名な八木澤商店さんの「三升漬」を購入しました。そして、パン屋さんで、「醤油バターパン」も購入しました。(ちなみに翌朝こちらをいただいたのですが、絶品でした!塩パンは有名ですが、個人的にはこちらの方が好きかもしれないです。)
その後は、同じく市内で気になっていた、「丼屋さかぐち」という海鮮丼屋さんで夕食をとりました。店名を冠した「さかぐち丼」をいただいたのですが、これでもかと言うほど海鮮がのっていて、こちらも絶品でした。
陸前高田を訪れる際は、ぜひ立ち寄って欲しいお店です。
このように陸前高田で過ごしていて、日が経つほどに陸前高田の魅力を感じています。
滞在は残り少なくなってきましたが、一日一日を大切に過ごしたいと改めて感じました。

2023/09/26

視察に同行 ! 三者三様の道の駅の姿がありました。

O支配人に同行し、県内の道の駅の視察に行きました。
道の駅いわて北三陸(久慈市)、道の駅青の国ふだい(普代村)、道の駅いわいずみ(岩泉町)と3つの道の駅を訪れましたが、場所によって特徴も様々で面白かったです。
道中、O支配人から道の駅の運営形態や売上の割合、存在目的などのお話も伺い、一口に道の駅と言っても様々な形があると感じました。通常、道の駅は観光客の方と地元の方がどちらも利用されるとのことですが、高田松原は観光客の方が9割程を占めているようで、そこが強みでも弱みでもあるようです。動線的に地元の方の獲得は難しい、といった裏話もお聞きできて、非常に勉強になりました。

2023/09/27

大学の学びがリアルな世界へ…貴重な商談会を体感

この日は午前中、急遽インターンシップの高校生と共に、気仙沼の展示会に同行させていただきました。
いわゆる「商談の場」に参加したのは初めてで、当初はその雰囲気に非常に緊張しましたが、刺激的な体験でした。
展示会には約20の企業が出展しており、どの企業も特徴的な製品を展開していて、活気がありました。また、O支配人から直々に、展示会の目的や、どのように活用するかなど、様々なことを教えていただき、とても勉強になりました。大学でマーケティングを学んでいる者として、実際の流通の現場を見るという体験ができたことは、とても得難い経験でした。また、いくつかの企業の方と少しお話をすることもでき、ローカルにも優れた企業がたくさんあることを改めて実感しました。
今後地方創生に取り組んでいくにあたっても、このような熱意を持った方々とぜひ一緒に働きたいなと感じ、すごくワクワクする時間でした。

2023/09/28

今日も今日とて超貴重 ! 早朝の魚市場に潜入 !

早朝から、気仙沼の魚市場見学に連れて行っていただきました。
メカジキとマグロの競りが行われており、今朝水揚げされたばかりの魚を間近で見ましたが、その大きさと迫力に衝撃を受けました。また、さんまはちょうど漁船が入港したタイミングで、水揚げをしているところでしたが、実際に目にするのは初めてで、とても貴重な経験でした。
漁港の方に話を伺いましたが、温暖化の影響でさんまが小ぶりになったり、定置網で採れる魚の種類が変わったりするなどの影響が出ているようです。加工業者の方は苦労されているというお話を聞いて、限られた水産資源を大切にしたいと感じました。
戻ってきて、最後のすなば珈琲での業務をしましたが、ジェラートを作るのにもようやく慣れ、楽しく働くことができました。
滞在も残りわずか、最後まで悔いなく過ごしたいと思います。

2023/09/29

【休日】 最後の休日は、 陸前高田の食に満たされて

約3週間滞在し、すっかり慣れ親しんだ陸前高田の街を自転車で巡りながら、のんびり過ごしました。
お昼は、おすすめされたもののずっと行けていなかったりんご園「仙果園」さんのクレープを、夜は一度行ってとても美味しかった「丼屋さかぐち」さんの海鮮丼を食べました。新鮮な果物も海鮮も、陸前高田の魅力の一つで、最後まで堪能することができて良かったです。自然の恵みに溢れた陸前高田を満喫しましたが、離れるのがとてもさみしくなりました。
明日ラスト一日、悔いのないように楽しみながら、これまでの感謝を伝えるとともに、今後に繋げられる一日としたいです。

2023/09/30

ガイドツアーで、 陸前高田のリアルな姿に触れました。

勤務最終日。
午前中は、慣れ親しんだフロア業務を最後にさせていただき、午後はレンタサイクルで行くガイドツアー「陸前高田チャりんごツアー」に同行させていただきました。
ガイドツアーでは、3週間過ごした街でも、実際に案内していただくとまだまだ新しい発見があり、とても楽しかったです。
ガイドの中で、「陸前高田は震災の街だと思ってほしくない」と仰っていたのが印象的でした。実際に、震災前から続く歴史があり、日本の歴代で最大の隕石が落ちてきた場所や、古くから続く味噌屋さんなど、魅力的なスポットがたくさんありました。同時に、震災関連のお話も多く聞いたのですが、ガイドをしてくださったTさんは、ボランティアで何度も震災直後の陸前高田を訪れていたとのことで、報道されているような美談や学びだけではなく、行政の問題点など、リアルな現場のお話を聞くことができました。「復興という言葉が好きではない」ともお話しされていて、改めて震災後の街のあり方を考え直すきっかけになりました。
実際に、自分も地方創生を勉強する中で、地方の都市を訪れる機会がありますが、一般的に言われているような形が本当に適切なのか、悩むことが多々ありました。東北に育った者として、切り離すことができない震災の話題でも、まだまだ知らないこと、考えが及ばないことがたくさんあると感じました。
また、りんご畑を訪問し、生産者の方のお話を伺ったのですが、熱い思いを持って農業に取り組まれていて、農業の新たな可能性を感じる時間となりました。陸前高田は、それぞれの形で新たな価値を生み出そうとしている若い方が多く、エネルギーの強さを感じました。
最終日、様々なことを考えましたが、陸前高田から離れることがすごく寂しく、また絶対に戻って来たいというのが今一番の感想です。

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