ワーホリ!いわて|ワーク&ステイ PROGRAM

実施レポート

[2023冬]株式会社コミュニティスケープ

N.Mさん

盛岡で働き、 暮らすを体感 ! この街での出会いは、 わたしの財産に

N.Mさん

N.Mさん

滞在期間 2024/2/19~2024/3/1

緑地や公共施設の計画・設計を行う株式会社コミュニティスケープで、プロポーザル資料作成の補助や、敷地のリサーチなどに関わらせていただきました。初日からかなり実践的な内容のお仕事をさせていただき、かつ大学やこれから進学する大学院で学ぶ内容とリンクする業務だったこともあり、身を入れて取り組むことができました。
特に、
(1)ハード面(配置図の作成・設計など)とソフト面(提案意図を伝える資料作成など)の両側面からお仕事に携われたこと
(2)東北地方を中心に、複数の幅広い地域に関係するお仕事に携われたこと
の2点において、学ぶ面が大きかったと感じます。大学の授業だけでは実感ができないような、実務におけるスピード感や実現可能性などを意識しながら働くことができました。

また、アルバイトやインターンで来られていた学生の方々とも関わりながらお仕事をさせていただき、自分自身の将来についても視野を広げることが出来ました。短い間でしたが、お仕事について優しく教えて下さったコミュニティスケープの皆様には改めて感謝申し上げます。このワーホリで得られたことを活かしつつ、私自身もまちづくりや都市計画についてさらに学びを深めていきたいと思います。

到着初日の交流会では、ワーホリに参加していた他の大学生たちと、盛岡でのまち歩きや食事会を通して交流をしました。
それぞれの出身地やお仕事の内容、大学の学部などは様々でしたが、だからこそ普段自分がいる環境とはまた違ったお話をしたり、聞いたりできてとても楽しかったです。その後も連絡を取り合ったり、休日に再会してわんこそばにチャレンジしたりしながら、お仕事を頑張ることができました。

また、ワーホリの期間中はゲストハウス「かわのそば」に滞在していました。休日は他の宿泊者の方々と朝市に行ったり、ワークショップに参加したりと、濃密で楽し時間を過ごすことができました。個性的で面白い方々との出会いが毎日のようにある、という貴重な体験ができたのは、ゲストハウスに滞在できたからこそだったと思います。
そして何より、いつもあたたかく接して下さったオーナーご夫妻(と黒柴ろくぼんた)には、期間中本当にお世話になりました。お二人やかわのそばと繋がりのある方々から、盛岡のおすすめの場所をたくさん教えていただいたおかげで、まちを色々な面から見ることができ、さらに充実した滞在となりました。

今回のワーホリを通して、岩手や盛岡での暮らしを体感し、たくさんの出会いも経験しながら、自分自身の将来について改めて考えることが出来ました。特に、ワーホリ前には想像が出来なかったほどの多くの素敵な方々と関われたことが、私にとって大きな財産となりました(数えてみたところ、なんと2週間で20人以上の方と新たに出会っていました)。

岩手県や盛岡市に訪れたのは初めてでしたが、1週間ほどで地図をあまり見ずにまちを歩けるようになっており、最終日にはまだ帰りたくないなという気持ちになっていました。このまちと人にこれほど愛着が湧いたのも、期間中に私と関わって下さった皆様のおかげです。まだまだ行きたい場所がたくさんあり、またお会いしたい方々ともたくさん出会えたので、これからも何らかの形で岩手や盛岡と関わり続けられたら、と思います。

~ わたしのワーホリ滞在記 ~

■2024/2/19
夜行バスで神奈川県から盛岡に移動後、ワーホリ参加者の方たちとまち歩きをしました。
まずは腹ごしらえに「福田パン」を購入したあとは、盛岡一高い「マリオス展望台」にて、あんバターコッペパンを食べました。曇っていたため残念ながら岩手山は見えませんでしたが、大きなコッペパンはふわふわでとってもおいしかったです。
その後、ガイドの方に説明していただきながら、盛岡城跡公園や櫻山神社、岩手銀行赤レンガ館などを見学しました。私は歴史ある建物や街並みが大好きなので、歩いていてとても楽しかったです。気になる場所もたくさんあったので、これからまちを巡るのがさらに楽しみになりました。

お昼は「大同苑」にて焼肉丼&冷麺セットをいただきました。初めて本格的な冷麺を食べましたが、麺の上にりんごが乗っていて驚きました。初日からおいしい盛岡名物を食べられて、とても満足しました。
ランチ後はワーホリ参加者計4名で「SAIEN COFFEE 」にてお茶をしました。全員女子で年齢も近かったため、ワーホリに参加したきっかけや普段の生活など、色々なお話ができて楽しかったです。

事務局でガイダンス後は、これからお世話になるゲストハウス「かわのそば」さんへ移動しました。オーナーご夫婦と黒柴ろくぼんたに温かく出迎えていただきました。知り合いのお家に泊まらせてもらっているかのようなアットホームな空間で、リラックスして過ごせそうです。宿泊するお部屋「柿渋」も、壁の色と木の建具、照明がマッチしていて素敵でした、、!!
夜ごはんは、かわのそばのオーナーにお勧めしていただいた、櫻山神社近くのmassというに行きました。色々食べましたが、特にすじこ納豆のおにぎりと、土手煮込みがおいしかったです。

夕食後、ゲストハウスに戻り、他の宿泊者のみなさんと、オーナーの方とカードゲーム「じゃ冷わん(じゃれわん)」をプレーしました。岩手の3大麺をモチーフにした神経衰弱のようなゲームで、意外と頭を使いましたが、その分盛り上がっておもしろかったです。
手作りのアップルパイもいただき、1日を通しておいしい食べ物をたくさん食べられた日となりました。明日からのお仕事も頑張りたいです。

■2024/2/20
朝は、かわのそばで、せいろで蒸した食パンをみんなでいただきました。トーストしたものとは違い、もちもちふわふわで飲み物のように食べられて、はまってしまいそうです。

今日は勤務初日でしたが、プロポーザルのための資料作成のお仕事に本格的に関わらせていただきました。
主に自分のiPadを使って資料に載せるイラストを作成しましたが、比較的自由に描かせていただきました。大学の授業でプレゼンテーション資料を作成したことはあったものの、実務で使われる資料を見る機会はあまりなかったので貴重な機会となりました。
対象地は、東京にある、地域住民の交流拠点となるMという複合施設で、前から行きたかった場所でもあったので、ワーホリ終了後にぜひ行ってみようと思います。
また、他のワーホリ生の方やインターン生の方に、事務所の電話の取り方やお茶の淹れ方等も色々と教えていただきました。年齢も近い方が多かったため、これからさらにお話しできたらなと思います。

夜はかわのそばのご主人にご飯を作っていただきました。スープの具材(にんじん、生姜など)は、ほとんど岩手県産のものだそうです。そして食後にはせいろで作った手作りプリンまでいただいてしまいました。初めて作られたそうですが、初めてとは思えないほど本格的なお味でおいしかったです。せいろってすごいですね、、!!

■2024/2/21
昨日に引き続き、プロポーザル資料の作成をしました。東京の事務所の方からもフィードバックをいただきながらの作業でしたが、A3計4枚ほどの資料を、説得力を持たせつつ作成するのがとても難しい作業だと感じました。私は主にイラスト部分を担当しましたが、文章で示されている内容をより伝わりやすく示せるように頑張りました。
また、昨日教えていただいた電話対応も今日から担当しました。初めは緊張しましたが、何回か対応する内に事務所の方にスムーズに引き継げるようになりました。

そして今日は盛岡に来てから初めて雪が降りました。帰り道は滑りそうになって大変でしたが、雪景色の中のライトアップなども見られて良かったです。明日は朝気をつけて出勤したいです。

■2024/2/22
引き続き、プロポーザル資料の作成のお手伝いでした。平面図のイラストを描きましたが、A3の用紙1/3ほどとかなり資料の多くを占めるものだったので、丁寧に作成することを心がけました。
また、イラスト作成だけでなく、文章等の情報も含めて誌面でのレイアウトを割り付ける作業も行いました。大学の課題でこのような資料を作る機会もありましたが、今回は実務での提案で使われるものだったため、より分かりやすい構成となるよう作成するのがやや大変でした。
そして、昨日に引き続き、電話の取り次ぎも担当しました。まだ緊張はしますが、社員の方の顔と名前が段々と一致してきたこともあり、昨日よりもスムーズに取り次ぐことができたかなと思います。引き続き頑張りたいです。
この日は日中良い天気だったこともあり、夕方には路面の雪もかなり溶けていました。
デスクワークがメインで運動不足になりそうだったので、帰りはバスを使わずに1時間ほど歩きました。途中で岩手山が綺麗に見えて嬉しかったです。
夜ご飯はかわのそばの方々におすすめしていただいた、「カレー工房CHALTEN」の「まぜまぜカレー」を食べました。スパイシーでとてもおいしく、冷えた体が温まりました。辛さが選べたのも良かったです。
明日からの3連休も盛岡での生活を存分に楽しみたいと思います。

■2024/2/23
3連休の初日は、朝活から始まりました。
まず、かわのそばのオーナーさんに「神子田(みこだ)朝市」に連れて行っていただきました。朝7時前に到着しましたが、会場には既に人だかりが。野菜や果物、お惣菜からスイーツまで、たくさんのおいしそうな食べ物が売っていました。どれも食べたかったですが、この後わんこそばが控えていたため、名物だという「ひっつみ」をいただきました。すいとんと、ほうとううどんの中間のような、幅の広い麺がたっぷり入っており、温かくておいしかったです。
朝市には、他にも、300円で前髪をカットできる美容室や整体屋さん、そして演歌を歌えるステージなどもあり、見て回るだけでもとても楽しかったです。このまちに住む方たちにとって、生活の場として必要とされていることが感じられました。

朝市の後は、鉈屋町をぐるっとまち歩きしました。かつて職住一体で暮らしていた商人たちの面影が残るまちで、町家が多く建ち並んでおり、歩いていておもしろかったです。「もりおか町家物語館」では、実際に町家の中に入り、展示なども見ることができました。
お昼は、初日の交流会で仲良くなったワーホリ生のI.Tさんと、「東家本館」でわんこそばにチャレンジしました。100杯を超えると手形が貰えるということで、2人で気合いを入れて挑みました。一杯の量は思ったより少なく、50杯くらいまでは割とスムーズに食べられました。たくさんの薬味と共に味変しながら食べ続け、私の結果はなんと100杯ちょうど!無事手形も貰えて、良い思い出になりました。
お腹がいっぱいになったので、少し歩こう!ということで、肴町商店街や盛岡八幡宮を高橋さんと共に巡りました。その後は気になっていたカフェ「車門」へ。あんなにたくさんお蕎麦を食べたのに、甘いものは全然食べられてしまうのが怖いですね、、、建物の中もレトロで落ち着いた雰囲気で素敵でした。
そして、この日は「盛岡台湾Happy Fes」というイベントにも行きました。かわのそばのオーナーさんがゲストで登壇されていて、「ゲストハウスとボードゲームの親和性」をテーマにした他のゲストハウスオーナーの方々とのトークも聞くことができ、おもしろかったです。かわのそばで遊んだカードゲーム「じゃ冷わん」も、I.Tさんとプレーすることが出来ました。

朝から盛岡を満喫でき、とても充実した連休初日となりました。I.Tさんは今日でワーホリを終え、東京に戻ってしまいますが、「また関東で会おう!」と約束したので再会が楽しみです。
だんだん土地勘がついてきたので、明日からも盛岡をたくさん巡ろうと思います。

■2024/2/24
この日の朝はゆっくり起きて、午前中は大慈寺町付近を散歩しました。お寺や史跡が多く集まっており、街中とはまた違った落ち着いた空気を味わうことが出来ました。
その後はもりおか啄木・賢治青春館へ。
1階では石川啄木と宮沢賢治にまつわる展示が、2階では「紺スタ大博覧会」という展示が行われていました。「紺スタ大博覧会」は、毎年春に紺屋町近辺で行われるスタンプラリーを紹介するもので、実際に使われたスタンプや冊子などがたくさん展示されていました。お店ごと、また年によっても異なる様々な可愛らしいスタンプがあり、見ているだけでも楽しかったです。毎年春になるとこのスタンプラリーを目当てに多くの人も訪れるそうなので、私もその時期にまた来てみたいなと思いました。

お昼ごろには、かわのそばの方から教えていただいた喫茶店「羅針盤」に行き、お勧めされたホットチョコレートを飲みました。甘くてとてもおいしかったのはもちろん、お店の中も暗めの照明が素敵で落ち着きました。

13時からは、かわのそばで開催されたワークショップ「食べてコナの違いを知る会」に参加しました。講師はかつて和菓子屋さんを開かれていた阿部さんという方で、宿泊者やご近所の方など、計5人の参加者と共にスタートしました。
まずはお団子から。上新粉や餅粉の割合を変えた4種類お団子を作りましたが、それぞれ食感が異なりおもしろかったです。あんこや生醤油、そして阿部さん手作りのみたらしのタレにディップして、おいしくいただきました。

次に、くずきりを作りました。高級だという「本物」の葛粉を水に溶かし、湯煎にかけるとだんだん透明になっていくのが不思議でした。賞味期限はなんと3分ほどだそうで、出来立てのくずきりに黒蜜ときな粉をかけていただきました。
最後に、おはぎを作りました。あんこを内側に入れるタイプと、外側から包むタイプの2種類を作りましたが、意外と簡単に作ることが出来ました。抹茶をまぶしたものは色合いも春らしく、お味もとてもおいしかったです。
今回作ったものは全てレシピもいただけたので、自宅に帰った後にも、思い出を振り返りながら作ってみようと思います。

ワークショップの後はお腹を空かせるために散歩をし、行きたかった本屋さん「BOOKNERD」に寄りました。ジャンルや形態が様々な本が揃っていて、3時間くらい居られそうな程でした。閉店間際に行ってしまったので決めきれず購入は出来ませんでしたが、またじっくりと選びに行きたいです。

夜はかわのそばで、宿泊者のみなさんとお鍋を食べました。ご近所に住まれている方で、今回のワークショップにも参加されており、かわのそばによく来られる常連さんだそうです。盛岡愛をたくさん聞くことができ、とても楽しかったです。
ゲストハウスに滞在しているからこその、地元の方との交流がたくさん生まれた一日でした。連休最終日の明日も楽しみたいと思います。

■2024/2/25
連休最終日の朝は、宿泊者の方たち2人と、かわのそばオーナーのご主人と、神子田朝市に行きました。金曜日にも行きましたが、わんこそば前だったため、少し食べる量をセーブしていたこともあり、この日はコーヒーやミーゴレン(インドネシアの焼きそば)、揚げパンなど色々食べられて楽しかったです。朝市のキャラクター、あさどりくんにも再会することが出来ました。

午前中は、朝市にも一緒に行った宿泊者の方々と、盛岡市の隣町・紫波町に一緒に行くことに。公民連携のまちづくりによって生まれた「オガール紫波」という施設に行ってみたかったため、実際に見ることが出来て良かったです。
産直の市場や体育館、診療所や図書館、ホテルなど、民間・行政を問わず様々な施設がテナントとして入っていました。図書館は居心地が良く、1時間くらい滞在してしまいました。高校生や中学生が多く集まって勉強していたのも印象的でした。
また、紫波町の温浴施設「ひづめ湯」も少しだけのぞきました。私は入ってないのですが、サウナが一押しだそうです。併設されている醸造所のアップルサイダーも味見させてもらいましたが、お風呂やサウナ上がりに飲むには最高だなと思いました。岩手産のりんごを使ったお酒を作っている醸造所だそうで、ラベルのデザインなどブランディングも素敵でした。

お昼は盛岡に戻り、蕾というカレー屋さんで腹ごしらえをした後「盛岡という星で BASE STATION」が支援している「タンキュー部 活動交流会」というイベントにに向かいました。これは市内の高校生が、総合学習である「探究」の時間に行ったそれぞれの活動を発表するイベントで、高校生は計十数人ほど、そしてゲストとして大学生が計4人参加していました。
私は飛び入りで参加させていただきましたが、高校生たちのレベルの高い発表を聞くことができ、とても良い刺激になりました。探究は新しく指導要領に盛り込まれた教科だそうで、私が高校生の頃にはありませんでした。パソコンを使いこなしながら、国際問題や教育など各々の決めたテーマについて、考えを発表する高校生の姿を見て、私自身も勉強になりました。
また、ゲストとして参加されていた他の大学生たちも、自分で事業を立ち上げるなどそれぞれ意欲的な活動をされており、お話を聞いていておもしろかったです。今日出会った高校生や大学生たちの行動力や熱意を見習っていきたいと感じました。

夜はかわのそばにて、宿泊者とご近所の方、オーナーご夫妻のお知り合いなど計8人で、お話ししながら食事をしました。
ドバイから一時帰国されている方や、お寺のお坊さんをされている方、消しゴムハンコを作っている方など、盛岡にゆかりがある様々なおもしろい方たちと出会うことが出来ました。ドバイのエスニックなお菓子やわさびをつけていただく牛タン、岩手産のいちごや手作り餃子など、それぞれが持ち寄って下さったおいしい物をいただきながら、楽しく交流することができました。

昨日に引き続き、盛岡に行く前には想像ができなかったほどの新たな繋がりが生まれた一日でした。
この三連休を通して盛岡という土地により詳しくなることができたと共に、盛岡で暮らす人たちについても深く知ることができました。単なる旅行では絶対に体験出来ないような繋がりを持つことができて、とてもありがたいです。
明日から再開するお仕事も引き続き頑張って行きたいです。

■2024/2/26
今日の朝ごはんは、朝市で売られていた大粒の納豆や、先週の宿泊者の方が置いていって下さった宮城の名物・しそ巻きなどを、贅沢に玄米に載せていただきました。納豆がおいしかったのはもちろん、しそ巻きも初めて食べましたが、ご飯が進む味でとてもおいしかったです。

午前中の業務は、先週まで行っていたプロポーザル資料作成の続きでした。私は先週描いたイラストの微調整などを行いましたが、全体資料も無事最終提出まで出来たようでほっとしました。
午後は、東北の震災後に建てられた公共建築物などの一覧表の作成を行いました。これから東北地方の県に設計するプロジェクトのための参考資料だそうで、個人的にもこれから訪れたい建築物ばかりだったため、集中して作業を行うことができました。

そして、夕方からは会社で懇親会を開いて下さいました。軽食をいただきながら、社長と社員さん、インターン生・ワーホリ生(計4人)とお話しすることができました。
社長が有名建築家からサインをもらったお話を聞いたり、インターンで来ている大学生の方と音楽サークルの話などをできて楽しかったです。

夜はかわのそばに帰り、オーナーのご主人手作りのプリンをいただきました。先週初めて作った、という際にもいただきましたが、この日も変わらずおいしかったです。カラメルまで手作りで、ご本人は「コツを掴んだ」と仰っていました。
昨日までの3連休で、すっかり”ホリデー”モードになっていましたが、今日の出勤で「ワーキング」の感覚も大分取り戻すことができました。
今週も残り4日間、全力で頑張りたいです。

■2024/2/27
今日の朝は雪が降っていました。かわのそばで朝ごはんをいただいたあと、道で滑らないように気をつけながら出勤しました。

午前中の業務は、昨日に引き続き、東北の震災後に建てられた建築物の一覧表作成でした。Excelを使って自分でフォーマットを作るまでがやや大変でしたが、徐々に操作にも慣れスムーズに進めることができました。
お昼休み後は、受入先である株式会社コミュニティスケープが維持管理する盛岡市の保護庭園「一ノ倉邸」に、他のインターン生と共に案内していただきました。
一ノ倉邸は、元々明治40年に建築された政治家の別荘だったそうで、約145坪の建物とその何倍もの敷地が住宅地の中にあり、まずその規模の大きさに驚きました。昭和期には下宿としても使われていたようで、大小様々の部屋がたくさんある造りでした。
特におもしろかったのは、廊下と浴室です。廊下は玄関近くの部分と玄関から離れた部分では幅が異なっていました。これは来客者が刀を抜いて家主に襲いかからないようにするためだそうで、その時代ならではの理由があることを知りました。また、天井部分は一部が明かり取りのために高くなっており、あまり見たことがない造りで珍しいなと感じました。さらに、浴室には五右衛門風呂が残っており、こちらもあまり見る機会がないので貴重な機会でした。
ひな祭りが近いこともあり、部屋にはたくさんのお雛様が飾られており、見応えがありました。この日は庭園に雪が積もっており雪景色が綺麗でしたが、秋は紅葉もかなり綺麗に見られるようなので、また違う季節に来てみたいです。

会社に戻った後は、午前中に取り組んだ資料作成の続きを行い、印刷まで行ないました。その後、会議で使っていただけたようで、無事完成できて良かったです。

かわのそばに帰宅後は、オーナーご夫妻と3人でじゃじゃ麺を食べに行きました。櫻山神社近くの白龍(パイロン)本店に行きましたが、平日であるにも関わらず賑わっており、人気の高さを感じました。初めて食べましたが、うどんともラーメンともまた違った麺がお味噌と合っていておいしかったです。〆のちいたんたんまで楽しめました。

先週のお仕事のペースを取り戻しつつ、建物やご飯など、盛岡に来たからこその体験が出来た一日でした。

■2024/2/28
今日の朝は寒かったですが、よく晴れて気持ちの良い空が広がっていました。
いつも通りかわのそばで朝ごはんをいただきましたが、このルーティーンもあと数日で終わってしまうのが寂しいです。

午前中の業務は、東北の県に建てられる施設のプロポーザル資料作成でした。A4の文書ファイル1枚の分量でしたが、調べて文章を作成するのに意外と時間がかかってしまいました。
お昼は近くの食堂に、一緒に働いているワーホリ生・インターン生と共に食べに行きました。私含め4人で行きましたが、岩手県出身で青森の大学に通っている人、山形県出身で金沢の大学に通っている人、そしてコロンビア出身で現在はコミュニティスケープでアルバイトをしている人と、それぞれバックグラウンドが全く異なり、話をしていておもしろかったです。

午後も、午前中の資料作成の続きと、VectorWorksというソフトを使った図面作成作業を行いました。初めて使うソフトだったため操作に慣れませんでしたが、様々な機能を持つことを知り、良い機会となりました。
作業が完了して社長や社員さんに見ていただく際には、いつも的確なアドバイスをいただけてとてもありがたかったです。インターンとして働いている自分でも、近い距離で社員さんと関わることができる環境が整っている職場だなと感じました。

勤務後は、職場の最寄駅に店舗があるケーキ屋さん「タルトタタン」で、ケーキを買って帰りました。かわのそばで夕食をいただいた後、オーナーご夫妻と一緒に食べました。私はりんごのタルトタタンをいただきましたが、キャラメリゼがほろ苦くておいしかったです。お二人にも喜んでいただけて良かったです。

■2024/2/29
今日は朝7時にかわのそばを出発して、出勤前に朝活を楽しみました。
まずは、バスセンター内の「福田パン」へ。初日にあんバターコッペパンを食べましたが、どうしても違う種類が食べたくなり、お昼ごはん用として購入しました。優柔不断なので今回も何を買うか迷ってしまいましたが、お惣菜系のコンビーフコッペパンにしました。まだまだ食べたい味がたくさんあり、困りますね…!

次に、かわのそばオーナーのご主人おすすめのカフェ「六月の鹿」へ。看板犬ろくぼんたの名前の由来にもなっているカフェだそうです。モーニングコーヒーとピーナッツバタートースト(メープルシロップ追加)を頼みました。どちらも朝にぴったりのお味でおいしかったです。
店内の大きな窓からは櫻山神社の鳥居近くの池が見え、コーヒー豆を挽く音とコーヒーの良い香りもあいまって、ずっと居たくなるような空間でした。
朝早い時間帯でしたが、出勤前と思われる方々が続々とお店に来ており、驚きました。盛岡に住んでいるとこのような充実した朝活ができることを思うと、少し羨ましくなります。

今日の業務は、とある自治体に建てられる村役場のプロポーザル資料の作成が中心でした。
午前中は、建設予定地の周辺環境や村の総合計画(まちづくりや行政施策の指針)など、基本的な情報を調べました。初めて名前を知った村で、もちろん行ったこともなかったため、調査を通して私もざっくりと対象地の概要を掴むことができました。

午後は、駐車場・広場の配置図作成を行いました。こちらはデジタルではなく手書きで図面を描きました。大学の授業で手書き図面を作成したことはありましたが、2年くらい前のことだったので、その感覚を取り戻すまでに少し時間がかかりました。
建物への動線と周辺の植生、目標とする駐車台数、車幅や車両の回転半径など、色々な条件を意識して配置を考える過程がおもしろかったです。

勤務後は、かわのそばで事務局の方とお会いできました!神奈川に帰る前にたくさんお話しできてよかったです。「すっかりかわのそばに馴染んでいる」とのお言葉をいただきましたが、自分でもずっと盛岡のかわのそばで暮らしているような感覚になりつつあるので、帰りたくないなという気持ちでいっぱいです。
今日を含め残りは2泊ですが、ここでの生活を噛み締めながら過ごしたいと思います。

■2024/3/1
今日から3月、そしてついに最後の出勤日です。朝から雪が降っており、「本来の盛岡の風景」を感じながら出勤しました。

今日も昨日に引き続き、とあるプロポーザル資料作成の続きを行いました。昨日描いた図面に若干の変更を加えながら、社長が考えた植栽や動線配置の下書きを正確に描きました。昨日も思いましたが、社長は下書きを描くスピードがとても早く、かつその時点でとても完成度が高いため、流石だなと感じました。
お昼は金沢から来ていたインターン生の方と一緒に食べに行きました。学年は私の方が上でしたが、同じ建築学科ということもあり、大学の環境の違いなど色々お話しできて楽しかったです。

午後は午前中に鉛筆で描いた図面をスキャンしてiPadに取り込み、線画の作成と着色を行いました。着色まで行うと、これから計画される敷地のイメージがより鮮明になりました。大学では建築物の設計をメインで学んでいたため、敷地内の「建築以外の部分」に着目する業務は私にとって新鮮であり、おもしろかったです。

この日もあっという間に業務終了の時間となり、最後に社員の方々にご挨拶をしました。社長を含め、ワーホリ期間中は皆さまに優しく業務を教えていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。また、同年代のインターンの学生とも関わることができ、充実した2週間となりました。コミュニティスケープで関わらせていただいた業務の全てが、今後大学院や就職後に活きてくると言っても過言ではないほど、貴重な経験だったと思います。

かわのそばに帰宅後は、最後の夜ご飯をオーナーご夫妻と一緒にいただきました。近くの焼肉屋さん「米内」で奥様が買ってきてくださった野菜コロッケとメンチカツは、どちらもおいしかったです(ご主人は普通のコロッケを食べたかったらしいですが…笑)。
ご主人手作りのさつまいものポタージュは、玉ねぎ麹が隠し味に入っているそうで、味に深みがあってこちらもとってもおいしかったです。
そして、食後にはなんとケーキまで用意して下さいました…(泣)。プレートまでつけていただき、泣きそうになってしまいました。近くの大人気のケーキ屋さん「グスコ」で予約して用意して下さったそうです。この2週間を振り返りながら3人でいただくケーキは、より一層おいしく感じられました。

寂しいですが、明日がかわのそばで過ごす最後の朝となります。あたたかくて居心地が良すぎて、帰りたくない気持ちが日に日に強まっています…。

番外編 ~ 引き続き、岩手観光を楽しみました ! DAY1 ~

■2024/3/2
かわのそばで最後の朝ごはんをいただきました。
この2週間は長かったようであっという間でしたが、かわのそばにはずっと泊まっているような感覚になっていました。最後に宿泊者が書いていくというノートにメッセージを残し、思い出を描いた「かわのそば滞在記」もお渡ししました。おふたりに喜んでいただけて良かったです。

オーナーご夫妻、そして滞在中に毎日癒しをもらっていた黒柴のろくぼんたとお別れをし、盛岡駅に向かいました。
今日は岩手の沿岸部を周り、観光をする予定です。まず、JRで釜石に行きました。
震災復興でできた「釜石市民ホールTETTO」や、「魚河岸テラス」などを見ることができました。一見震災の爪痕は感じられませんでしたが、意識してまちを見ると、津波の高さを示す標識や災害復興住宅などが多く建っており、その被害の大きさを感じました。
お昼は、かわのそばの2人におすすめしていただいた「釜石ラーメン」を食べました。セットで850円とボリュームがありながらもお安く、おいしかったです。

午後は三陸鉄道に乗って大船渡方面へ向かいました。朝ドラ「あまちゃん」でしか見たことが無かった三鉄に乗ることができ、感慨深かったです。駅に停まるたびに、駅名の由来や地域の名産などの解説がアナウンスとして入るのもおもしろいなと感じました。
そして盛駅に到着後は、初日の交流会で一緒になったワーホリ生のA.Sさんと合流することができました!大船渡のホテルで働くA.Sさんに案内してもらい、盛駅近くのカフェでスイーツを食べた後、大船渡駅周辺を歩きました。
ほぼ2週間ぶりに会ったので、お互いの仕事や休みの過ごし方など、たくさん話せてとても楽しかったです。A.Sさんは自分とは全く異なる環境でお仕事を頑張っていて、大変そうながらもとても生き生きとしていました。残り2週間も、まだまだたくさんのことを吸収していくんだろうなあと思います。

A.Sさんと別れた後は、大船渡駅周辺を1人で歩きました。
釜石とは異なり、住宅が少なく全ての商業施設が真新しく建っているという印象を受けました。また、海が近いながらも沿岸部はコンクリートの堤防で囲われており、まちからは見えないようになっていました。震災によって人の暮らしが一度ゼロになってしまったまちの様子を、ひしひしと感じることができました。

盛岡を出発し、かわのそばの皆さまとのお別れがありながらも、A.Sさんとの再会や沿岸部の街巡りなど、色々な経験ができた1日でした。岩手滞在の最終日である明日も、有意義に過ごしたいと思います。

番外編 ~ 引き続き、岩手観光を楽しみました ! DAY2 ~

■2024/3/3
この日は晴れていましたが、雪がちらちら降っていて沿岸地域でも寒い1日でした。
まず、BRTに乗って陸前高田に向かいました。
陸前高田では、見たかった復興建築物をゆっくり見ることにしました。津波伝承館や道の駅、陸前高田市立博物館での展示や、建築家たちが協働して建てた「みんなの家」など、まちを歩き回りながら様々な施設に入ることができました。特に津波伝承館での展示は、当時の状況がリアルに伝わってくる内容が多く、心に残りました。
また、施設内での展示だけでなく、街中に残る震災遺構も私にはかなり衝撃的でした。ユースホステルや定住促進住宅など、津波の凄まじさをまじまじと伝える遺構にかなり長時間見入ってしまいました。
賛否両論あるとは思いますが、このような遺構を残すことは、「地震や津波を体験していない者に対しても記憶を伝承する」という点で意義があることだと感じます。

その後、BRTで気仙沼に向かいました。BRTは昨日と今日で初めて乗りましたが、地域の足として多く使われている印象でした(主に専用道路を走るので、将来自動運転も出来そうだなと感じました)。
気仙沼では、かわのそばのおふたりにお勧めしていただいたいちごパフェを食べたかったのですが、閉まっていて食べられず、、、残念でしたが街を歩きながら海の方まで見ることができました。

夕方になり、盛岡にJRで戻りました。沿岸部とは異なり、雪がたくさん積もっていて驚きました。
平泉や遠野、宮古など、岩手にはまだまだ行きたい街がたくさんあるので、必ず再訪しようと思います。

お問合せ

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盛岡市ふるさとワーキングホリデー事務局

〒020-0024
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電話でお問合せ平日10時〜18時

019-621-1171

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〒020-0024
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※無料駐車場・指定駐車場はございません。
公共交通機関をご利用いただくか、お車でお越しの際は、お近くの有料駐車場をご利用ください。

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※盛岡駅からのアクセスには「盛岡都心循環バス でんでんむし 左回り」の「菜園川徳前」が便利です

[徒歩] 盛岡駅より15分

[タクシー] 盛岡駅より5分

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