ワーホリ!いわて|ワーク&ステイ PROGRAM

実施レポート

[2023冬]株式会社Nイヤサカ

柚哉さん

\ おかえりワーホリ ! /
牧場冒険記 in 奥中山 2024Ver.

柚哉さん

柚哉さん

滞在期間 2024/3/4~2024/3/9

昨年に引き続き、今年は「おかえりワーホリ」というかたちで、株式会社Nイヤサカさんの牧場にお邪魔させていただき、前回の業務のほか、また新しいことにも挑戦させていただいて、自分自身の人生にとって貴重な経験をたくさん積ませていただきました。ありがとうございました。
何よりも、牧場の方をはじめ、岩手の方々は本当に親切で優しいのと、ご飯がおいしいのと、仔牛がかわいいのとで、とても充実した1週間を過ごせました。

1年前、この岩手で、Nイヤサカさんの牧場でのワーホリ以降、酪農への関心から学生団体を立ち上げ、京都府内の牧場で作業体験をさせていただいたり、市内のNPOと協力して、子どもたち向けの酪農体験プログラムを企画したり、酪農分野の六次化として牧場に関連したスイーツを開発するなどの活動をしています。

また、こうして岩手県に滞在して働くというワーホリのプログラムに参加したことで、ワーホリ期間での作業を通して、学生と牧場を結ぶような企画を考えていきたいと思いました。
今後も京都と岩手の架け橋となることを模索しつつ、牧場の方とのご縁を大切にし、自分自身の大きな夢に向かって挑戦させていただきたいと思っています。

【 昨年度の実施レポートはこちら 】
野望を胸に、念願の牧場体験 !600頭の牛たちと過ごした春休み

~ わたしのワーホリ滞在記 ~

■2024/3/4
朝8時半に盛岡に到着。この日はすごくいい天気。
寒いと覚悟して来たけれど、そこまで寒いーっていうよりポカポカで気持ちい印象だったかな。
今晩は、移動の時間がギリギリなので、先にIGRいわて銀河鉄道の改札場所を確認し、その近くのコインロッカーに荷物を預けたあと、10時の集合までに時間があったので、東口を出て散歩がてらドラッグストアまで歩きました。
カイロの売り場に行くと、”激熱”とか”マグマ”と書かれた商品が。なかなか京都ではお見掛けしないものです。奥中山の寒さに備え、カイロを購入。その他、現地で必要になりそうな食料品などを揃えました。

10時前に集合場所に着くと事務局の方が。お久しぶりと言いながらも、実は11月にも東北旅行(及びNイヤサカさんへの再訪)の際に事務局に立ち寄っていたので、4ヶ月ぶりの再会でした。
いろいろと懐かしい話をしてるうちに、続々と他のワーホリ参加者の方が。今日から遠野の方に向かわれる方と、既に遠野でワーホリ中の方2名と、はじめましてのご挨拶。前回もそうでしたが、全国各地からこの岩手のワーホリに参加されていて、千葉、神奈川、京都、愛媛とみんなバラバラです。地元が違うといろんな話で盛り上がります。

まず最初は、盛岡駅を出て福田パンに向かいました。
盛岡では誰もが知る有名なパン屋さん。自分は他の参加者の実施レポートを読んでいた時に、時々目にしていたのですが、前回のワーホリの時には行けず、太鼓判を押されていたいのでかなり興味がありました。
今回は、本店の方に歩いて向かったのですが、行くともう店の外まで行列ができていました。でも意外と回転も早かったので、たくさんあるメニューの中から何にしようかとか、これがおすすめとか、いろいろ調べたり話したりしているうちに注文の時間が。田野畑の牛乳クリームと、コンビーフを購入しました。お腹が空いていたけれど、このあとのお昼もあったので、みんな我慢して次の目的地へ。
北上川に沿って歩くと、盛岡駅から中心部へ向かう開運橋が見えてきます。この橋、別名二度泣き橋と呼ばれており、その昔、盛岡に仕事で異動になった人が、こんなところまで来てしまった…と涙を流して渡り、でも帰りは去るのがさみしくてまた涙を流す…という逸話があるそうです。

そうこうしているうちに、盛岡のまち歩きがスタート。
ホテル大観でワーホリ中のT.Fさんとも合流し、盛岡城跡公園の修復中の石垣を見に行ったり、公園内のもりおか歴史文化館に行ったり、レンガ造りの岩手銀行赤レンガ館、昔の消防署(紺屋町番屋)、白沢せんべい店などをまわりました。
普段の生活の話や地元トークなどなど、いろんなことを話しつつ、お昼は焼肉・冷麺の大同苑に。みんなが冷麺をすする中、自分は網を独占して焼肉と、ビビンバをいただきました。
そして、ワーホリを担当してくださっている岩手県庁職員の方もお越しになり、ちょっとした座談会へ。
どういう経緯でワーホリに参加したのか、なぜ岩手を選んだのかなどなど質問したり、普段は何をしているのかトークなどで盛り上がりました。学年もバラバラで、普段勉強していることも違うので、その人たちが、岩手でこうやって交流しているというのは、なんだかとてもおもしろかったです。

そして、めちゃめちゃ楽しみにしいてたカーリングへ!
去年もワーホリ参加者との交流会で、カーリングを体験していて、再びやらせていただくことになったのですが、久々のリンクに入って早々に、滑って転びました(笑)でも、去年の感覚がちょっと残っていたみたいで、石(ストーン)を投げる動作は、やっているうちに思い出してきました。
後半、ミニゲームをしてみると、石と石がぶつかって、結構いい感じの試合になって、3試合ではまだまだ足りないくらいでした。

あっという間に1日が終了。
盛岡駅で解散した後は、参加者で駅ビルフェザンの白龍(パイロン)で、みんなで小盛のじゃじゃ麺とちいたんたんを食べ、19時過ぎの電車に乗り、奥中山高原へ向かいました。電車を降りたのは2人だけ。降り立つとそこは白銀の世界で、旅館の方が迎えに来てくださいました。
去年と同じ宿で、温泉は源泉かけ流し。去年の実施レポートで、毎日この温泉の良さをしゃべっていたので「書きすぎや!」と友達につっこまれましたが、やっぱりここの温泉は格別です。明日からの牧場勤務が楽しみです。

■2024/3/5
今日は勤務初日。
今回は、「おかえりワーホリ」というかたちで、短い期間の滞在ですが、再び牧場で働かせていただくことになりました。昨年は2週間ほど滞在し、その後11月にも再訪させてもらう機会があり、まさかさらにその4か月後に再々訪しに来ているとは、自分でもびっくりでした。
朝はご担当の方がお迎えに来てくださり、牧場に行くと、「よくまた来てくれたね」とみなさんが出迎えてくださり、今回のおかえりワーホリもとっても楽しみになりました。

午前中、いろいろとお話をしているうちに10時になり、オンライン交流会の時間に。
今日は、事務局主催の企画で、今までに自分と同様、このNイヤサカさんでのワーホリ参加者の方、それから岩手県庁職員の方も交え、牧場の方々と一緒に久しぶりの同窓会というかたちで、全国各地から繋いでzoomでお話ししました。今回、ワーホリ参加者の方は3名とお繋ぎしました!
実施レポートはお互い読ませてもらっていましたが、参加者の方とは、初対面の方が多く、いつかお話しできたらと思っていたので、今回いろいろとお話が聞けて楽しかったです。牧場の方でも、懐かしいなぁという感じで盛り上がっていて、zoom越しですが、今までの参加者のみなさんと久々の再会を楽しんでいる様子でした。
交流会はそれぞれ自己紹介をしたり、いまどんな生活をしているのか、牧場でワーホリをしてどうだったか、牧場の方への質問コーナーなどなど、1時間半ではとても話しきれないくらいの内容で盛り上がりました。

オンライン交流会のあとは、牧場へ。
今日は、仔牛がすでに5~6頭産まれていて、分娩の作業も手伝わせていただきました。産まれてきた仔牛の体を洗ったり、ハッチをきれいにしたりして、初乳もしっかり飲んでくれて、久しぶりに見る仔牛はかわいかったです。

実は、僕は昨年このNイヤサカさんでのワーホリ参加をきっかけに、大学で農業ボランティアや、子供のための牧場体験の支援などをするサークルを立ち上げました。
そのサークル活動の中で、HPを作っているという話を牧場の方にしたところ、ちょうど牧場でもHPを作りたいという声が上がっていたようで、急遽その制作の一部に携わらせていただくことに!ページの内容や、牧場の情報についてアドバイスをいただきつつ、牧場の様々な現場をまわって、今日は牛舎の写真や作業風景も撮らせていただきました。

夜は沼宮内の方まで焼肉に連れて行っていただき、おいしいご飯を食べさせていただきました。ありがとうございました。

■2024/3/6
勤務2日目。
今日は来て初めて、朝温泉に入れました。朝は寒いときは-10℃を下回るというような奥中山の気候。気温が冷たくても、あったかいお風呂があると、体がとても整います。
午前中は、除糞作業、トラクター全般作業などに同行させていただき、牛舎のベッドづくりや牛の移動、追い込み、給餌等やらせていただきました。ベッドづくりでは、牛舎の牛を移動させ、重機を入れて土をふかふかにするのですが、かくはんすると、微生物によって分解される土が持っている熱が大気に放出され、蒸気がふわっと上がってきます。ベッドを作ると、牛は嬉しそうに戻ってくるのが見ていておもしろかったです。

午後は、繁殖検診に帯同させていただきました。
獣医の方が来られていて、牛のおしりから直腸検査を行い、妊娠しているかや仔牛の様子を確認します。結構大変な作業だと思うのですが、獣医の方は慣れた手つきで一頭一頭見ていき、記録されていてすごいなと思いました。

■2024/3/7
勤務3日目。
今日は、まず全国各地さまざまな牧場のHPをチェックしました。ページ構造では、どんなものが書かれているのか見てみると、仕事風景が掲載されていたり、社員インタビューなどがあったりと、おもしろくて、とても参考になるものばかりでした。
今日も牧場の方と一緒に、作業風景を撮らせてもらいに。また、作業説明の文章を書いてもらうためのヒアリングをさせていただき、どういう内容を書くと分かりやすいのか等々、勉強させていただきました。

午後からは、哺育舎で作業をさせてもらいました。
バケツいっぱいのミルクを積み込み、ひとつひとつ瓶に分けていき、仔牛に与えていきます。ミルクは成長に応じて飲む量が毎回管理されていて、最初の方は少なく、成長するにつれて2倍ほど増やしていき、離乳が近づくにしたがって、餌の割合を増やしてミルクを減らしていきます。
飲むのに慣れている仔牛は簡単に飲んでくれるのですが、産まれたての仔牛は、まだ飲み方も分からず、上手に飲めないので、ゆっくり補助してあげながら与えます。昨年もやらせていただいたときは、結構時間がかかってしまったのですが、今年はちょっとだけ楽にできるようになった気がします。その後は瓶を洗浄したり、ハッチの掃除をしたりしました。

宿に帰ってごはんを食べようとすると、昨年お会いしたスキークラブの方々に1年ぶりに再会。
一緒にごはんを食べながら、この1年の話などなど、色々とお話しさせていただきました。

■2024/3/8
勤務4日目。
あっという間に1週間が過ぎ、今日が最後の勤務となりました。
午前中は、朝早くに来てから分娩の手伝いを少しさせていただき、初乳の袋詰めをしたり、産まれてきた仔牛の体を洗ったり、ハッチの掃除をしました。
そしてお昼からはお休みをいただき、牧場の方の山小屋(秘密基地)へ。
狩猟免許をお持ちで、普段猟もしていらっしゃるその方に案内していただいて、鹿肉を焼肉で食べさせていただきました。しし汁もいただきました!
今日は、日中あたたかかったですが、薪ストーブをたいて暖を取りました。薪は1年間乾燥させて使うそうで、去年切っていた薪を燃やして、今年の分は来年に取っておくそうです。
岩手ならではの食材をおいしくいただきながら、岩手ならではの話をたくさん聞かせてもらいました。去年書かせてもらった看板が建物の前に飾ってあって、おぉー!っとなりました。

午後は、そこでお昼寝もして、わんちゃんとも遊んで、とてもゆったりした居心地の良い時間を過ごしました。帰ってきてから食堂に向かうと、またスキークラブの方々がいらっしゃって、一緒にごはんをいただきました(笑)
そしていつも通り、露天風呂とサウナに入って整いました。今日は晴天で星空も綺麗でした。

岩手での滞在は、何か冒険をしている感じで、浦島太郎のような小説が書けそうな、そんな非日常のひとときです。

■2024/3/9
今日も朝から牧場へ行き、お昼を一緒に食べた後、牧場の方におとなり岩手町・沼宮内にある道の駅石神の丘などを案内していただき、盛岡まで送っていただきました。
沼宮内は小さなまちだけれど、牧場がたくさんあって、おいしいパテやヨーグルトがあったり、ちょっと有名なそばがありました。
夜には盛岡を経って、岩手を出発しました。
短い滞在で本当にあっという間だったけれど、新しいつながりもでき、また岩手に来たいなと思って帰りました。

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