ワーホリ!いわて|ワーク&ステイ PROGRAM

実施レポート

[2023冬]株式会社海楽荘(大船渡温泉)

あかねさん

大船渡だから、 仕事も人との出会いも、 すべてが特別な時間でした。

あかねさん

あかねさん

滞在期間 2024/2/19~2024/3/15

「ワーキング」の部分では、絶景の温泉旅館・大船渡温泉で朝食と昼の宴会を担当させていただきました。
お客様に楽しく快適な時間を過ごしていただけるように、お客様と直接接する場面ではもちろん、厨房での準備でも、お客様のことを考えてお仕事をする大切さを学ぶことができました。飲食業でありながら、観光業である特性に触れたのは初めてだったので、戸惑うことが多かったのですが、職場のみなさんに教えていただいたことを、たくさん吸収してお仕事に挑むようにしていました。
大船渡温泉で働かせていただいた経験は、今後の自分にとって大切なパーツになりました。

「ホリデー」の部分では、岩手県を満喫できたことと、東日本大震災に関する学びに挑戦できたことの2点が印象的でした。
岩手県に来たのは初めてで、岩手県でしか食べられないものや見られないもの、出会えない人に会って、たくさんの思い出を作ることができました。岩手県と言っても広くて、盛岡と大船渡では、全く性質が異なっていたのも興味深かったです。
今まで、まっすぐ向き合う勇気が出ず、学ぶことから逃げていた震災について、現地で3.11を迎えたり、震災遺構に足を運んだりできたことで、少し成長できたような気がします。

初めての場所で約1カ月滞在して、お仕事と学びに向き合ったことは、正直すごく大変で、頭がいっぱいになってしまうことも多かったです。しかし、たくさんの温かい人達に囲まれて、楽しい思い出もたくさん作ることができました!
そしてなにより、岩手でしか学べないことや、大船渡でしかできないことをして、更にここでしか出会えなかった人達と、深くて厚い時間を過ごせて、本当にいい経験ができました!

~ わたしのワーホリ滞在記 ~

■2024/2/19
昨日の昼に地元・大阪を出発し、仙台を経由してやっと岩手県に到着しました!高速バスで岩手県に入ってからは、岩手山が良く見えていました。高いところに雪が残った、白い堂々とした姿が印象的でした。

盛岡に到着後、他のワーホリ参加者と合流し、約1時間の盛岡のまち歩きに出発しました。
参加者みんなでわいわいと話しながら、様々な歴史を持つ盛岡の街を堪能しました。歴史的背景から、通りによって並んでいるお店の種類が異なっているのを説明していただき、街並みを深く知ることができました。喫茶店が多くあったことと、道路に鳥居がある櫻山神社界隈が深く印象に残っています。

その後、念願の盛岡冷麺を食べました。
季節によって入っている果物(今回はりんごでした)が違っていることや、お店によってスープの味が異なっていることを教えていただいたので、今度はぜひ違う季節や違うお店でも楽しんでみたいと思いました!
冷麺を食べた後、参加者同士でたくさん交流しました。岩手に来た理由や、盛岡の印象も人によって全く異なっていたので、岩手に滞在中に考えてみたいことも増えたような気がします。

事務局でガイダンスを受けた後、ゲストハウス かわのそばさんにて宿泊させていただきました。岩手の三大麺に関するカードゲーム・じゃ冷わんを楽しんだり、オーナーご夫婦や他の滞在者さんに岩手のお話を聞いたりして、疲れていることも忘れて楽しみました。時間と空間が暖かくて、ゲストハウスならではの魅力を存分に味わわせてもらえて、すごく嬉しかったです。

明日は、いよいよ就業先である大船渡に出発します。ホリデーだけでなく、お仕事も一生懸命できるよう、気持ちを新たにがんばりたいと思います!

■2024/2/20
今日は、いよいよ大船渡温泉へ向かう日でした。
滞在していた盛岡から大船渡までは、バス1本で行くことが出来ますが、ゲストハウスの方々に提案して頂き、もっと岩手を満喫するべく、遠野を経由して大船渡に向かうことにしました。このように、その地をよく知る人に色々教えてもらうのも、旅の良さだと思います。

盛岡から遠野までの電車は、ワンマン電車で、乗る時に整理券が発券されたりと、バスのような電車のようなものでした。地元では見たことがなかったので驚きました!
遠野では、定休日や冬季休暇のお店が多かったことと、バスの出発まで余裕が無かったことで、有名なかっぱ淵に行くことができず、残念でした。またリベンジしたいと思います!しかし、遠野はひな人形が有名らしく、季節的にたくさん飾ってあったので、ひな人形をめぐりました。行く先々で地元の方がひな人形や遠野についてたくさんお話ししてくださり、素敵な時間になりました。

その後、バスに1時間ほど揺られて、やっと勤務先である大船渡温泉に到着しました!大船渡に着いた第一印象は、家がとても多い!でした。海と山の距離がとても近くて、その間に所せましと家が並んでいました。
そして、大船渡温泉では、今日はお客様と一緒の晩御飯をいただきました。大船渡温泉は、ボリューム満点の漁師飯が有名なお宿です。事前に調べていたものの、実際に見ると、唖然としてしまうほどたくさんの海鮮料理が机に並び、驚きました。特に、社長自らとって来られた、早採りわかめのしゃぶしゃぶは、分厚くてぷりぷりで、とても美味しかったです。
お食事が本当に素敵なので、その素敵さがまっすぐ伝えられるように、明日からの朝ごはん会場でのお仕事を頑張りたいと思います!

■2024/2/21
いよいよ大船渡温泉での初出勤でした。
朝5時から9時頃までは、お客様に提供する朝ごはんの準備をしました。サラダやお刺身などの冷たいまま提供するものと、焼き魚や卵焼きなどの温かい状態で提供したいものとを分けて準備し、会場にお客様が来られてから一つ一つ用意するところに、旅館のおもてなしの在り方を学ばせていただきました。
その後、朝ごはん休憩をとった後、明日の朝食の仕込みを行いました。たくさんの新鮮な海産物を扱いましたが、なかでもわかめは新鮮で、分厚くぷりぷりで驚きました。初めてのお仕事で右も左も分からない中でしたが、一緒に働くみなさんがたくさん優しく教えてくださり、明日からも一生懸命がんばりたいと思いました。

また、今日は嬉しいことに、岩手県に来て初めて雪と出会うことができました!地元ではめったに雪が降ることが無く、また、今年は異常な暖冬でもあったので、雪が見れたのはとても嬉しかったです!
雪の降る中、露天風呂に入って、冬の日本ならではの癒しを味わう事ができました。その分、一気に気温が下がって寒くなったので、勤務に備えて体調管理もしっかり行いたいと思います。

■2024/2/22
今日は、昨日教えていただいたお仕事の内容を自分でできるように頑張りました。段々とお仕事の手順は分かるようになってきましたが、食器や食材の置いてある場所がなかなか覚えられず、どの作業をするにも、一度一緒に働いている方に質問してしまうのが、悔しいです。できるだけ早く場所を覚えられるように頑張りたいです。

お仕事が終わった後、積もった雪で遊びに屋上へ行きました。
私の地元では雪が降らないので、雪景色に感動しました。特に、屋上からは、近くの山の木1本1本に雪が乗っているのが見えて、とても幻想的でした。屋上に積もった雪で、1人で雪だるまを作っていると、職場のSさんが声を掛けてくださり、屋上から見える建物や山を紹介してくださいました。
そして、そのときに教えてくださった箱根山の上の方にある希望の灯りに連れて行っていただけることになりました!希望の灯りは、私が通っている大学がある神戸市から、3.11の震災があった年に分灯されたものです。
また、その後は、陸前高田にある震災遺構や奇跡の一本松、高田松原津波復興祈念公園をめぐって、地域のことを説明してくださいました。山を切り崩して低地に土を盛ったことや、その作業に大きなベルトコンベアを用いたことなど、復興の仕方については何も知らなかったことに気が付きました。
また、支配人の馴染みのある人も多く被災されていることを聞き、色々なお話を聞きたいと思う反面、胸が苦しくなり言葉が出ませんでした。このあたりは、決して震災があった場所としての性質しか持っていないというわけではなく、元から、そして今も、人も場所も素敵ですが、震災のことは切り離せないという現実もあるのだということを改めて感じました。

■2024/2/23
朝から寒さが厳しい1日でした。
今日から三連休なので、今までとは違って、多くのお客様が見受けられました。連休を使って日頃の疲れを癒しに来られていると思うので、今日はより気合を入れてお仕事に取り組みことができました。
連休ということで、家族連れで来られているお客様も多く、朝食では「なべやき」というパンケーキのような大船渡の郷土料理がとても人気でした。(ふわふわもちもちで、黒糖の甘さがなんとも言えないおいしいおやつで、おいしくて私も大好きになりました!)

■2024/2/24
今までの平日の勤務とは違って、三連休の真ん中である土曜日の今日は朝食会場にひっきりなしにお客様がいらっしゃって、忙しかったです。特に、家族連れで来られるお客様が多く、お子さん達のにぎやかな声に、忙しいながらも、元気をもらいました。

午後からは、大船渡市防災観光交流センターおおふなぽーとで行われる観光ガイド入門講座にて、支配人がお仕事があるとのことだったので、お手伝いをしに同行させていただきました。
大船渡市では、市を活性化するために、観光客を呼び込んだり観光客により楽しんでもらえたりする工夫を絶えず行っていることを学びました。
また、現在は、みちのく潮風トレイルという、三陸の景観を楽しみながら歩けるアクティビティコースができたことにより、国内外からも多くの観光客が来るため、多言語翻訳アプリの活用を推進しているとのことでした。
この講座には、タクシーの運転手さんやホテル関係者の方が参加していました。みなさん、方法は違えど、大船渡に来てくれる人を増やしたい、旅を快適に楽しんでほしい、という思いが共通しているのを感じました。

講座終了後は、講座のコーディネーターをされていたNさん(震災後にボランティアで大船渡へ来て、その後大船渡にIターン移住された方)を紹介していただき、大船渡のいろんなところに連れて行っていただきました。
THE BURGER HEARTSでハンバーガーを、THREE PEAKSでアップルワインや海街ワインをいただきました。どちらのお店も、店主さんのこだわりと想いがたくさん詰まっていて、素敵な空間のお店でした。
そんな店主さんの想いに触れて、いつか私も、想いを形にして外に出せる大人になりたいと、強く思いました。

■2024/2/25
今日は、昨日紹介していただいたNさんに、越喜来(おきらい)周辺を案内していただきました。
とあるカフェを訪れると、そこにいるお客様は大体みんなお互いに知り合いであることに驚きました。カフェにいると、知り合いのおじいちゃんが大船渡の郷土料理なべやきを作ってもってきてくれたり、お話しているとコーヒーと手作りのゆべしを振舞ってくださったり、思い出の写真を見せてくださったり、人の温かさに触れて、知らないうちにずっと笑顔でいる状態でした。様々なお店が、何かを提供するためだけの場所ではなく、”人と会うための場所”という役割が色濃くて、人と人とのつながりの強さを感じました。
しかし、Nさんは、そのような強い繋がりあるからこそ、助けられて生きられることもあるけれど、その強さに、この町を離れる選択をする人もいる、とおっしゃっていて、自分がいかに多角的に物事を考えられていなかったことを痛感しました。この状態だけが要因となる訳ではありませんが、就職や進学を機に大船渡を離れていく若い人が多いのも事実だそうです。
人には、それぞれ好みがあるのは当然なので、この町を大好きだと思える人が、大好きな環境で幸せに暮らせることを願いたいと思いました。

■2024/2/26
三連休も終わり、今日の朝食時間は少し落ち着いてお仕事ができたので、初めてのお仕事にいくつか挑戦させていただきました。その中でも、お客様にご挨拶して朝食を運ぶお仕事がとてもおもしろかったです。
今までは、厨房の中での作業に限ってお仕事させていただいていたので、実際に朝食を目の前にしたお客様の様子を見ることができなかったので、自分が準備に携わった朝食を見て、お客様がどのようなリアクションを取られているかはわかっていませんでした。しかし、お客様に提供してみると、様々な反応があって興味深かったです。何度もリピートして泊まりに来てくださっている方や、遠方からお越しの方など、簡単ではありますが、お客様とコミュニケーションをとることができたのも印象的でした。
そして、多くのお客様が、私も大好きな大船渡の郷土菓子なべやきを絶賛してくださっていたのが嬉しかったです!なべやきは、あくまで大船渡の家庭料理なので、大船渡のどこに行っても売っていなくて、このように朝食で提供している宿泊施設も珍しいそうです。そんな大船渡の文化を知ってもらえることも、嬉しく感じました。

■2024/2/27
今日の朝は、気温が低く風も強かったので、外では雪が横方向に降っていました。
そんな天気の日の厨房でのお仕事も、とても寒かったです。しかし、外が寒い分、お客様には温かい気持ちでいてもらえるように意識してお仕事に励みました。
休憩の際には、職場の方が、私がパンが大好きだというのを聞いて、パンをプレゼントしてくださいました!大船渡にはパン屋さんがとても少ないので、遠くにお出かけされた際に、私のことを思い出して買ってきてくださったそうです。働く仲間の一員になれたような気がして、とても嬉しかったです。

昼食後は、BRTに乗って1人で陸前高田へ行きました。今回の目的は、前回時間が無くてじっくり見れなかった、高田松原津波復興祈念公園内にある東日本大震災津波伝承館、国営追悼・祈念施設をしっかり見に行くためでした。
当時東日本大震災の地震発生時には、私は小学2年生で大阪にいました。おそらく、震災に関するたくさんの映像がテレビで流れていたと思うのですが、全く覚えていません。それ以降も、様々な機会で映像や話に触れることはありましたが、どうしても怖くて、目をそらしてしまっていました。
今回東北地方に滞在することを決めたのは、やっと災害のことをまっすぐ学ぶ覚悟ができたからです。
伝承館では、当時の陸前高田や大船渡の津波や避難所での生活の映像がたくさん見ることができました。波の最前線が建物に触れた瞬間、その建物がまるで軽いかのように波と同じ速さで同じ方向に流れていくのを見て、言葉が出ませんでした。不謹慎ですが、まるでゲームの世界のような、そのくらい現実とかけ離れた様子でした。
避難所の写真には、学校の体育館に貼られた卒業式用の紅白幕が写っていて、屈辱というか、悔しい気持ちというか、怒りと悲しみが混ざったような感情になりました。
また、伝承館には、被災された方の声や実体験の記録やコメントがたくさんあるのが印象的でした。その中に、「家族が津波を見てしまい、低い土地に住みたくないというので、高台に自宅を再建した。」というものがありました。震災後、大船渡市や陸前高田市では、遠いところへ避難した人がその地域で生活の基盤を築いてしまい、人口減少が問題視されています。この問題は、簡単に解決できるものではないと改めて学ばされました。
一方で、私が夏に訪問した福島県では、原発事故の影響から非難する際に、復興後に元の地域へ戻ってきやすいようにあえて近くの避難先を指定し、村ごと非難した飯舘村という村があります。この話にも納得できます。この二つの状況の差は、避難要因の性質の差も関わっていると思いました。津波被害は「見える」、放射線は「見えない」。この特徴は人に与える影響が大きく異なると思いました。
伝承館を出るころには、頭も心も苦しくて圧迫されている感覚がありました。勇気を出して学びましたが、正直まだうまく整理できていません。学んだことをこのように言語化して伝えていくことでしか、飲み込めないような気がします。
国営追悼・記念施設からは、広い海が見えました。海の近くまで歩いていくと、朝から風が強かったこともあって、波の音がとても大きく感じました。とても広くて、綺麗で、きらきらしていたのですが、音を聞くと少し怖い気持ちにもなって、ただ海を見つめることしかできませんでした。

しばらくすると、周辺で散歩をしていた地元の方が声を掛けてくださり、少しお話しすることができました。
その方は震災当時は関東にいて、3日後に陸前高田に帰ってきたときには、がれきがいっぱいで、その風景は今でも忘れられないと言っていました。また、「どうして、海がこのような惨事を引き起こしたにも関わらず、海が今でも好きなのか。怖くないのか。」という私の率直な質問に対して、「最初は怖かったが、やはり生まれた時から海はそばにあるもので、このあたりは漁師町だし、海しかないんだ」と、答えてくださいました。
おそらく、海は、地元の方にとってはアイデンティティの一部のような感覚なんだと思いました。いつか、もっと学んで、その感覚をもう少し近くで理解できるようになりたいと思いました。

■2024/2/28
今日は、お昼の宴会のお客様がとても多く、準備などでバタバタした1日になりました。後から見ると、歩数計が12,000歩を記録しており、忙しさを実感しました。
宴会では、初めてお客様にお食事を提供する役割をさせてもらいました。宴会会場でお料理を出した時に、お客様の目がきらきらしたときが、とても嬉しかったです。また、その場で飲み物のオーダーが入ったり、お料理を提供する順番があったりと、朝食提供時よりも一緒に従業員同士の連携が重要になることも学びました。次回は、その連携にもっと意識を向けたいと思います。

休憩時間には、社長が碁石岬や穴通磯に連れて行ってくださいました。風が強かったので、波はとても高く、地形も入り組んでおり、大きな岩も多くあるので、その周りはしぶきがあがって真っ白になっていました。とても見晴らしがよくて、海の音に迫力があり、感動しました。
そこでは、社長が養殖しているわかめやほたてのお話、津波被害のお話をしてくださいました。わかめは波が荒いところで、ほたては比較的おだやかな湾で養殖されているなど、性質の違いも教えていただきました。
大船渡温泉で、お客様に提供しているお食事の食材のことをよりよく知ることができてよかったです。

■2024/2/29
お仕事がお休みだったので、1人で大船渡駅周辺に行ってきました。
まず、かもめの玉子というお菓子で有名な、三陸菓匠さいとう製菓総本店のかもめテラスで、かもめソフトを楽しみました!かもめの玉子に入っている餡が、ソフトクリームにモンブランのようにかかっていて、とても濃厚で美味しかったです!お土産も購入できて楽しかったです。

その後、大船渡港の海沿いをお散歩しました。
駅から海までは近いのですが、とても高い防潮堤があるため、海だけでなく、大船渡港に停めてある船も一切見えません。防潮堤は灰色で大きくて無機質で、近くに行くと、まるでどこかに閉じ込められているような圧迫感があります。しかし、これは人々の安全のために必要なものです。防潮堤を超えて海側に行くと、海と山がとてもきれいに見えて、寒いはずなのに、すごく気持ちよくて爽やかな感覚がしました。

その後は、キャッセン大船渡内にあるコワーキングスペースOfunato DX_Hubにて行われた英会話カフェに参加しました。このイベントを企画された臼山小麦(うすやまこむぎ)さんは、大船渡市地域おこし協力隊として活動されている方です。臼山さんは、過去に2度キャッセン大船渡のワーホリに参加したことをきっかけに、大船渡にIターン移住された方で、今日は、臼山さんに会いに英会話カフェに参加しました。
私の大学での専攻が英語ということもあり、英会話に挑戦させていただきましたが、久しぶりに1時間半も英語を使って、頭が疲れたような気がします(笑)それでも、議論テーマに加えて、地元の方と英語でワーホリの話や大船渡に来た理由などをたくさんお話できて、とても有意義な時間になりました。臼山さんとは、残念ながらあまり時間が無くて、今日はお話することができませんでしたが、今後もお会いできることを願っています!!

■2024/3/1
今日はお仕事がお休みだったので、所属する学生団体のタスクを消化していました。

さて、ここで大船渡温泉の私の大好きなところを1つ紹介したいと思います!それは、 「 露 天 風 呂  」 です!
大好き過ぎて、こちらでワーホリを始めてから毎日露天風呂を堪能しています。お風呂に入って外を見ると、まず目の前に飛び込んでくるのは、広い広い海です。また、大船渡湾の絶景と共に、周りにある山々がくっきりと見えることも魅力だと思います。
さらに、夜真っ暗になってからは、海や山だけでなく、無数の星を眺めることができます!たくさんの星がお風呂に入りながら見られて、とても幸せな気持ちになります。
さらに、さらに!海や山、星などのような景色のみならず、ぜひ注目していただきたいのが、「音」です。耳を澄ますと、波の音や、海を飛ぶ鳥の声が聞こえてきます。この声が、疲れた体を癒してくれます。
このように、大船渡温泉の露天風呂は、1日の締めくくりに最高なお風呂なのです!!

■2024/3/2
今日は寒さが厳しい中での朝食の準備となりました。
お客様にお食事を提供した際に、大船渡の郷土料理なべやきにとても興味を持っていただけるのが、毎回興味深いです。

午後からは、初日の交流会で一緒になったN.Mさんが、ワーホリ期間を終えて大船渡に遊びに来てくれたので、盛駅周辺と大船渡駅周辺を一緒にまわりました。同じワーホリ参加者として、同じ岩手県内で過ごしましたが、N.Mさんが2週間過ごした盛岡と、私が過ごしている大船渡は、全く性質が異なっており、改めて岩手県の広さを実感しました。
お互いの街での過ごし方や、お仕事の内容を共有し合って、とても楽しい時間になりました。2週間ぶりに会えたのに、すぐにお別れになってしまい、とても名残惜しかったので、またどこかで会いたいと思います。
普段の生活では出会わなかったであろう人と出会って、色んな話をして、また会いたいと思える人ができるのも、旅(ワーホリ)の醍醐味だと思いました!

■2024/3/3
今日は日曜日ということで、朝食には家族連れのお客様がいつもより多かったです。家族との大切な時間を過ごすために大船渡温泉を選んでいただいていると思うと、改めて気が引き締まりました。

午後からは、支配人が紹介してくださり、キャッセン大船渡で明日から展示予定の竹あかり作りの作業に参加させていただきました。
この竹あかり事業には、数年前から、竹あかり総合プロデュース集団CHIKAKENさんが力になってくださっていて、想いをつなぐ大切な竹あかりを完成させるべく、作業されていました。CHIKAKENさんは、全国各地で竹あかりを作ってまわっているそうです。近いうちに、私の大学がある神戸でも制作があるそうで、そちらでまた会う約束までできました!今からわくわくしています。
また、今年のデザインには、大船渡市の市花である椿が入っていて、大船渡らしさを感じる唯一無二のもので、とても素敵でした。私も、竹にオリジナルのデザインを付けて穴をあける作業を2本分担当させていただきました。初めて本格的な工具を使ったので、とても緊張しましたが、丁寧に穴をあけることができてうれしかったです!

更に、以前キャッセン大船渡でワーホリをされていた、ワーホリの先輩にも会って、一緒に作業することができました!ワーホリ参加当時に、お仕事の一環として当時の竹あかり制作に関わっていたことがきっかけで、毎年竹あかりの制作時には、宮城県からはるばる来てくださっているそうです!思わぬところで、ワーホリの先輩に会うことができました。
明日、いよいよ竹を組み立てて点灯するそうです。自分が作ったデザインが、綺麗に光ってくれることを楽しみにしています。

■2024/3/4
昨日の疲れがあったので、朝起きるのが少し大変でしたが、気合いを入れて今日もお仕事をがんばることができました。
いつも休憩時間に、一緒に働くみなさんと大船渡での生活のことや大船渡に住むことになった理由などをお話しするのが、とても興味深くてとても楽しい時間になっています。

午後からは、昨日に続き、竹あかりの作業に参加し、点灯まで見守りました。
全てのパーツが組み立てられた竹あかりは、大きくて迫力がありながらも、それぞれの竹に描かれたデザインが繊細で、魅力に溢れていました。そんな素敵な竹あかりの一部を担当させていただけたと思うと、嬉しくて仕方ありませんでした。

日が落ちて灯りがつくと、自然と静かに笑顔になってしまうような温かさが生まれました。3.11に合わせて制作されたものですが、決して悲しさに溢れているわけでもなく、また、決して形だけの元気付けのように感じるわけでもなく、心の奥の方から包まれていくような、そんな素敵な光景でした。
この竹あかり制作には、多くの人が関わっていて、そのみなさんともたくさん交流できたのがとても嬉しかったです。大船渡や震災についてなど、たくさん胸の内を教えてくださり、ワーホリで岩手にに来なかったら知らなかったことがたくさんあると気づき、来てよかったなとひしひしと感じました。

■2024/3/5
今日は、職場のKさんに、平泉や気仙沼に連れて行っていただきました。
大船渡温泉は海のすぐ目の前にありますが、そこから30分ほど行くと、すぐに林業の有名な住田町に着くことができ、海も山も、宝物の三陸地域を感じることができました。

中尊寺は金色堂で有名ですが、本堂等も見学し、ゆったりと鑑賞することができました。中尊寺金色堂は、霊廟でもあるので、その中に3部屋ありそれぞれに初代清衡公、二代基衡公、三代秀衡公のご遺体が収められており、それぞれに如来像や菩薩像がある構成となっていますが、残念ながら、今年1月~4月の約4カ月間、中央の初代清衡公のところは東京の展示会に出張中で、見ることができませんでした。その分、空室になったお部屋を見ることができたので、面白かったです。
私は、像そのものよりも、金色堂の柱にされた装飾が美しいと感じました。柱には夜行貝を使用した繊細な螺鈿細工が施されており、その輝き方が、単純に光って見えるのではなく、光の当たり方によってさまざまな色に光っていて、東南アジアのきらびやかな寺院のような派手さがあり素敵でした。
その後は、近くにある毛越寺にも行きました。
毛越寺の庭園はとても広く、真ん中にある大きな池が雪の積もった木々を映し出していて、より一層荘厳な雰囲気を醸し出していました。冬の澄んだ空気も相まって、すごくすっきりした気持ちになりました。

毛越寺を訪ねた後は、道の駅厳美渓でお餅をいただきました。このあたりの地域・一関では、江戸時代からの風習で頻繁にお餅を食べる風習があるそうです。
帰り道に気仙沼大島にも行きました。大島にある亀山の上の方までいくと、とても景色がよくて、大島の輪郭がくっきりと見えて、森の緑と海の青があざやかでとても綺麗でした。

お休みの日にたくさんの時間を下さり、さらには長距離を車で連れて行ってくださったKさんには感謝しかありません!道中も、大船渡温泉のお話に限らず、大船渡、震災、文化の話など、たくさんお話ししてくださって、今日一日でまた少し、岩手県に詳しくなったような気がします。いつか、なんらかの形でお返しをしたい!と強く思いました。

■2024/3/6
今日は客足が少し穏やかな日だったので、いつもに増して、丁寧にお仕事に向き合うことができました。
食事を準備するときは、バタバタとなることがありますが、素敵な朝食をお届けするために、たくさんの工夫がなされていることも学ぶことができました。
例えば、サラダを盛り付けるときの順序です。朝食のサラダは、トマト、レタスなどの生野菜、わかめ、ツナマヨが乗っていて、ドレッシングがかかっています。ツナマヨは、空気にあたると色が変色しやすくなってしまうので、盛り付けた後、サラダの器ごと、できるだけ提供直前まで蓋のついた容器で管理します。また、ドレッシングはわかめにあたると、わかめが変色してしまうため、提供直前に、わかめにあたらない位置に適量かけます。
これらは、決して膨大な時間がかかるわけではなく、ほんの少しの工夫をすることで、見た目までおいしそうにお客様に提供することができているのです。このような細かい配慮ができているかどうかも、重要であることを学びました。

お仕事が終わった後は、職場の方と、陸前高田市のCAMOCYにランチに行きました。
CAMOCYというのは、発酵がテーマになった飲食店や売店がある商業施設で、三陸にちなんだたくさんの発酵食品が並んでいました。たわいもない話をたくさんしながら、一緒にご飯が食べられて、とても嬉しかったです!

■2024/3/7
今日は初めて、宴会の配膳にしっかりと関わらせていただきました。
朝食は、1人分のお料理が1つのトレーに乗っているので、お客様に提供するのは一度だけですが、昼宴会ではたくさんのお皿をひとつひとつお客様のもとに配膳するので、お客様と関わる時間が長かったです。中には、配膳の時に大船渡温泉に関して質問をしてくださる方などもいらっしゃり、たくさんコミュニケーションをとることができて楽しかったです。
一方で、話している最中に正しい言葉使いができているかなど、気を付けることが多く、接客業の難しさを感じました。

また、休憩時間には、社長と少しお話しすることができました。大船渡温泉が始まる前に経営されていた民宿海楽荘のお話や、大船渡温泉に関わる想い、そして最後には、「目標を持って、毎日生きるよう」と、教えていただきました。
社長自身、家族との別れや、小さな口コミ、震災などを経て、自分のしたいことや想いが大きく変わってきたとおっしゃっていて、そんな風に目標は変わっていくものだから、すごく遠くの目標ではなく、今やりたいことを明確にすることが大切だと教えてくださいました。
私も4月から大学3年生になり、将来について今までよりも一層考える機会が増えると思います。まずは、改めて今の自分はなにがしたいのか、世の中のためになにができるのか、をはっきりしたいと思いました。

■2024/3/8
朝6時に起きると、外が雪景色になっていてとてもびっくりしました!大船渡に来て、雪が積もるほど降ったのは2回目です。大船渡は沿岸部なので、内陸よりもかなり暖かく、ほとんど雪は降らないそうなので、なかなか珍しい景色に出会うことができて幸せでした。

今日は、以前キャッセン大船渡で行った竹あかりに関連して、市内の他の施設に贈答する、ミニサイズの追悼の竹あかりを制作しました。竹あかり制作の代表の方のご厚意で、大船渡温泉に贈答するためのものを、私が最初から最後まで作らせていただけることになったんです!
竹あかりのデザインには、大船渡温泉の由来がある民宿海楽荘があった碁石にちなんで、椿の花が入ったものにしました。椿の花のデザインは、他のものよりも穴の数が多く、ドリルで全て開け終わると、腕が痛くなっていました。最後に油を塗って竹の色味をきれいに見せ、中の照明の電源をつけると、きれいな椿の模様が浮かび上がって、とても美しかったです。
そして、完成したものを大船渡温泉に無事に飾ってもらうことができました。大船渡温泉を訪れる人に、少しでもうっとりしてもらいながらも、竹あかりを見て、ほんの少しだけでも3.11のことを思い返してもらえるきっかけになっていたら、大変うれしいです。
(大船渡市地域おこし協力隊の臼山小麦さんにも再会できました!)

■2024/3/9
今日の朝食は、いつも通り順調にお客様への食事の提供ができましたが、日曜日である明日の朝食の仕込みが、このワーホリ滞在期間で一番数が多く、すこし大変でした。
明日の朝食時に少しでも余裕がもてるように、前日にできるだけ多くの準備をしました。しかし、食事を提供するのは、私が主に働いている配膳係だけでできるものではなく、予約を完了させ、お客様を案内するフロントの方々や、お料理を前もって作ってくださる調理の方々も、みんな大事な存在です。また、更には、お客様を大船渡温泉まで無事に送り届けてくださるタクシーや鉄道の運転手の方々や、お料理の食材を作ってくれている生産者の方も関わっています。
そのような方々への感謝の気持ちを忘れないように、また、そのような方々のお客様への愛情を無事にお客様本人に直接届ける責任感を持ってお仕事をしたいと思いました。

午後からは、BRTに乗って盛町にある自家焙煎珈琲店 よしの珈琲(YOSHINO COFFEE)に行き、お仕事終わりのゆったりした時間を過ごすことができました。
ワーホリ期間もあと数日になってしまいましたが、大船渡の素敵な場所に、まだまだたくさん足を運びたいです。

■2024/3/10
今日は、日曜日ということや、明日が3.11ということもあってか、ワーホリに来てから1番お客様が多く、すごく忙しかったです。忙しさゆえにいくつかトラブルが起きてしまい、ドキドキすることもありましたが、そんな時こそ落ち着いて、無事にお客様に朝食を届けることができたので、ほっとしました。

今日は、業務の途中で、大船渡観光バス事業協同組合が主催する、キャッセンまちあるきバスツアーに、お客様兼ガイド補佐として同行してきました。
このツアーは、地元の方がガイドになって、国内外から大船渡を訪れた人に大船渡を紹介するため、気仙丸陸上展示、大船渡魚市場、サンアンドレス公園など、様々な観光地を巡りました。
一番印象深かったのは、大船渡魚市場です。この魚市場は、みなさんが想像するような、値段を大きな声で叫ぶような賑やかな魚市場とは少し違うんです!震災後に改装された市場なので、最新のシステムが導入されており、タブレットを使って値段を打ち込んで行うせりなんです!ちょうど、ガイドとしてそこでせりに参加している方がいらっしゃったので、実際にどのようなタブレットで行っているのか見せていただくことができましたが、すごくシステマティックで驚きました。参加者の方は、私も含めて、生まれ育ちが大船渡ではない人が大半なので、地元の方々から聞くお話が全て新鮮で、とても興味深かったです。
また、サンアンドレアス公園にある防潮堤にて、完成したばかりのタイルアートに遭遇することができました!これは三陸ブルーラインプロジェクトというもので、震災後に設置された無機質で高い防潮堤を、町を囲むものとしてだけでなく、人が訪れにくる場所にしたいという芸術家の方により発案され始まったものです。タイルアートは、地元の方がワークショップとして関わっており、温かさを感じました。灰色で無地の高いコンクリートの壁にカラフルなアートがあって、とても元気をもらいました。

バスツアーを終えた後は、支配人に碁石の穴通磯と雷岩に連れて行っていただきました。前回行った時よりも海は落ち着いていて、海の青と岩の暗い色とのコントラストがはっきりしていて、とても美しかったです!

■2024/3/11
今日は、初めて東北地方で迎える3月11日でした。
朝から不思議と緊張していましたが、特別なことはないままお仕事が始まりました。
お仕事の休憩時に、職場の方が当時のお話をしてくださいました。
その方の震災時の感覚は、伝承館で見たり聞いたりした話とは少し違っていました。揺れは確かに大きかったけれど、安全な所にいたため、津波などの被害はあまりリアルに感じなかったそうです。しかし、同僚の方が遺体で見つかり、遺体の確認に行ったときに、初めて震災の恐ろしさを実感したそうです。その時に見たものは今でも目をつぶると思い出してしまうと言います。
やはり、馴染みのある町、大好きで大切な人など、自分が愛情を持っているものが失われた時に、恐ろしさが襲ってくると学びました。

そして、お仕事が終わって、ひとりで部屋にいました。14時46分の直前になると、防災無線が流れて、みんなで黙とうをしました。駐車場の車にいた人達も車から出て、海の方に向かって思いを1つにしていました。
3.11が来るたびに、いつも以上に震災のことを考えることになります。今年はじめに起こった能登半島地震で被災された方々にも思いが届くように、一生懸命祈りました。

■2024/3/12
今日は朝からBRTを乗り継いで気仙沼まで行きました。
気仙沼市は宮城県ですが、岩手県大船渡市も昔は気仙とよばれ、今でも、大船渡で話される方言は気仙語と言われるほど、繋がりの深い場所です。
気仙沼港はとても大きくて、大型の漁船がたくさん停まっていました。そしてそこからまたBRTとタクシーを乗り継いで、行きたかった気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館に着きました。ここは、震災遺構として、被災した高校が残されています。今後、教育に携わる夢を持つ学生として、必ず学校の震災遺構に行ってみたかったのです。
伝承館では、気仙沼は津波の影響により、沿岸部にあった重油のタンクが破壊され、黒く染まった水が波となり、大規模な火災が多く起きたことを初めて知りました。数週間前に陸前高田の伝承館に行きましたが、そことは違った性質の被害を初めて聞いて驚きました。近隣の沿岸地域であっても被害の性質は異なり、また同じ東日本大震災と言っても、その被害が津波、火災、揺れ、原子力発電所事故、など、全く異なるということを学ぶことが出来ました。
震災遺構の向洋高校は、ぐちゃぐちゃになって、何がどうなっているかわからない状態の部分に言葉が出ない一方で、ある教室には、枕や布団、車椅子があり、保健室であることがうかがえたりして、その場所に人間の営みがあったことを感じられて辛かったです。また、波が来た高さまでは棚が錆びているのに対して、そこからほんの5cm上は綺麗な姿であるのを見て、命の境目はほんの数cmであることを目の当たりにしました。

3.11が近づくと、TVやSNSで、よく、3.11に関するエピソードや映像が流れますが、10年以上経って、もうその大切さも分かっている歳のはずなのに、怖くていつも学ぶことから逃げていました。でも、日本に生まれ、今後はこの社会を作っていく立場になる身として、学ぶことから逃げたくないと思っていました。伝承館で見た映像やエピソード、震災遺構で見た学校の痕跡は、まだ頭の中でうまく整理出来ていません。ですが、見て、怖い、恐ろしい、と感じること、頭で整理できないという状況に出会うこと、映像そのものをただ見ること、それらの経験自体に、必ず学びがあると、信じています。

夜は、支配人と一緒にご飯をいただきました。おでんのつぶ貝がとても美味しくて幸せでした。また、近くにある川でとれた鮎も食べました。ここ大船渡では、海の幸はもちろんのこと、山菜などの山の幸、鮎などの川の幸も美味しいものが多いと教えていただきました。こんなに美味しくて美しいものに囲まれている大船渡、素敵です!!

■2024/3/13
今日は1人で三陸鉄道に乗って遊びに行く予定だったのですが、昨日の疲れからか全く起きることが出来ず、近くでゆっくりすることにしました。
お昼ご飯には、行ってみたかったキャッセン大船渡内にあるガガニコ食堂で海鮮丼を食べました。昨日に引き続き、美味しい海鮮を食べられて、幸せでした!
あと2日で、この綺麗な海も見られなくなると思うと、とても寂しくなりました。

■2024/3/14
ついに、勤務最終日になってしまいました。
右も左もわからずお仕事を始めましたが、たくさん教えいただき、自分で自発的に動くことができるようになってきたところだったので、正直今終わるのが悔しいです。
今日は、朝食よりもお昼の宴会がとても忙しく、常に小走りのような状態でした。最終日にして、こんなにも忙しい宴会を経験するとは思いませんでした。
宴会では、お料理を順番に運んで、1人1人のお席に配置していくことと、アルコール類を含むドリンクの追加注文を承るのが主な仕事です。しかし、その他にも細かいお仕事がたくさんあって驚きました。
例えば、お料理が配膳できるように、食事の済んだお皿を下げたり、お客様にお手洗いの場所を説明したり、鍋用の火を追加で提供したり、数が足りていなかったお食事を調理の方にお伝えしたり…などです。これらが同時進行で行われるので、頭も体も大忙しでした。
お客様は仲間と楽しい時間を過ごそうと宴会に来られているので、そのお手伝いができるよう精いっぱい頑張りました。
全てのお仕事を終えると、もうこの制服を着てここで働くことはないんだなと実感し、少し寂しかったです。
飲食関係のバイトは経験したことがあったのですが、宿泊や宴会を伴う、飲食に関わるお仕事は初めてでした。大船渡温泉まで、遠方から特別感を求めて来られるお客様に対して、素敵な空間を提供する観光業の仕事の楽しさにも、気づかせてもらえた場所でした。

■2024/3/15
いよいよ、大船渡、岩手を去る日になってしまいました。
大船渡温泉では、観光の極意を学びながら楽しくお仕事をさせてもらいました。また、温泉や絶景など、期間中住み込みもさせていただいていた場所でもあるので、大船渡温泉を離れること自体、寂しいです。それ以上に、職場のみなさんには、明るく出迎えていただき、滞在中も優しくしてくださったので、みなさんと離れるのがすごく寂しかったです。
最後、大船渡温泉を出発するときには、朝一緒に働いていたみなさんが玄関までお見送りしてくださって、本当に温かいみなさんに囲まれていたことを改めて感じました。ここ大船渡温泉で学んだことや感じたことを、家に帰ってからしっかりと整理、分析して、今後の自分に生かせるよう努力したいと思います。
ありがとう、大船渡!!

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