ワーホリ!いわて|ワーク&ステイ PROGRAM

実施レポート

[2020夏]株式会社エーデルワイン 

渡邊智也さん

初めてのブドウ畑。人生における貴重な経験となりました。

渡邊智也さん

渡邊智也さん

滞在期間 2020/8/22~2020/9/5

私は岩手県花巻市大迫町にある株式会社エーデルワイン様のもとでワーキングホリデーを行いました。 東北出身であるにも関わらずこれまで岩手とはあまり接点がなかったことや、東北の日本酒や食べ物をつくば市に広める学生団体に所属していること、そして地域の活性化やまちづくりといった分野に興味があるということが参加先を決定した理由になりました。就業地である大迫町は、地元の福島県いわき市とは異なり山に囲まれた盆地で、街中は宿場町だったことから趣のある景観が広がっており、毎日の生活が非常に新鮮に感じました。更に、大迫には神楽や雛祭りなど固有の文化が複数存在していることから、街中を歩くと至る所に旗やポスターを見つけることができ、街を挙げて伝統を大切に守っていることが見受けられました。

主な担当業務は、ブドウ畑での作業でした。収穫の前段階の時期だったため、「副梢」という不要な葉を摘む工程を担当しました。この業務は、同じ作業を一本一本ひたすら繰り返していきます。夏終盤とは思えない猛暑であった為、想像以上に体力と精神力を要し、業務に慣れるまで苦労しました。しかし、社員の方から丁寧にサポートしていただいたことで、終盤に差し掛かるにつれて高い精度でスムーズに作業を行うことが出来ました。更にワイン造りにおける全体の工程と畑作業の位置付けについて説明していただいたことで、業務に対するやりがいを一層感じることができました。また「良いワインは良いブドウからしか造ることができない」といったお言葉をお伺いしたことにより、自身の業務が良質なワインを造る上で重要な役割を担っているのだと再認識し、より強い責任感を持ちながら作業に励むことができました。
最終日にはブドウの収穫を体験させていただき、この上ない充実感を持って終了しました。9日間の業務を通して、農業のやりがいや生産者の方の思いに触れることができたと実感しています。畑での業務は毎年同じサイクル、手法を繰り返していくだけだと思っていましたが、実際はブドウの発育状況や気温、雨量などに対し、経験と知識を活用して柔軟に対処されていることを知りました。相手が「自然」である事の難しさと苦労を思い知り、貴重な体験をさせていただきました。

業務外の時間でも積極的に社員の方とコミュニケーションを取ることにより、多くの物事を吸収できました。会社の沿革や特徴をはじめとし、仕事に対する思いなど様々なことを教えていただきました。中でも社員の皆様が共通して「美味しいワインを造り、届けたい」「地元の大迫を盛り上げたい」という強い思いを持って仕事に取り組んでいることが印象に残りました。第三セクターとして農家の方や地域と密に関わり、経済を回す事業として地域を「内」から活性化させるとことを学び、地方創生について深く考える機会になりました。ここで製造されたワインが地域の方々に大切にされ、そして「ワインの里」として大迫の街全体のブランドや価値を高めているのも、社員の皆様の地域への強い思いに起因しているのだと強く感じました。

滞在期間中には、遠野市と陸前高田市、大船渡市を訪れました。遠野市では遠野物語の舞台にもなった名所に加え、日本の原風景を堪能することが出来ました。更に遠野のもう一つの顔としてビールによるまちづくりが進められていることも知り、お酒好きな私からすれば、ワインもビールも日本酒も誇れる岩手県を羨ましく感じました。
陸前高田市と大船渡市では主に震災の伝承館や震災遺構を中心に街を散策しました。震災の伝承館からは、3.11を悲劇として終わらせるのではなく、教訓として見直し、実践・継承していかなくてはならないという強いメッセージを感じました。私も東北の沿岸部出身者として、震災から10年が経とうとする今、再度あの時の出来事を見つめ直し伝えていく必要があるのだと思います。

私は今回のワーホリを通し、岩手県そして大迫町はもう一つの故郷とまではいかないにしても、多くの思い出と発見の詰まった特別な場所となりました。また、今ここでしか得られない数々の経験を自分のものにすることが出来ました。いつかワイン祭り等のイベントに参加したり、ふるさと納税といった昨今注目されている新しい形態に今後何らかの形で関っていけたらと考えています。そして、家族や岩手にまだ行ったことがない友人などにも今回の経験を共有し、1人でも多くの方に岩手の魅力を伝えたいです。

最後になりますが、昨今の大変な状況の中において私を受け入れ歓迎してくださったエーデルワインの皆様方に心より感謝申し上げます。

2020/08/25

人生初めての農作業体験

今日は初めての出勤で、緊張感が抜けない一日でしたが、社員の皆様が明るく迎えてくださったこともあり、順調なスタートが切れたように感じました。業務内容は、一日を通してブドウ畑での手入れを行いました。これまで農作業の経験がなかった私にとっては、一つ一つの工程が初めての体験で、全てが新鮮に感じました。想像以上に集中力と体力を要することを身をもって実感し、「食べ物をつくること」がいかに大変であるかを学びました。また、業務で目にしているブドウは、「どのような工程を経てワインになり、消費者のもとへ届くのか」がとても興味深く感じました。参加期間は2週間ですので、その中で疑問に思ったことや興味深い点は積極的に質問をしながら、見識を広げていくことができればと思います。それ以外の点でも、日々のコミュニケーションを通して一つでも多くの発見や繋がりを生み出していけるよう、一分一秒無駄のないように過ごしていきたいです。

2020/08/27

畑作業の他、会社の成り立ちについても学べた1日

午前中は昨日と同じ枝切りを、午後はブドウの実を整える作業に取り組みました。来月に収穫のため、ブドウの実がすでに成長しているようでしたが、私たちが普段目している大きさになるまでには、かなりの労力を費やしていることに気付きました。そして、少人数で多くのブドウを管理することは非常に大変であると強く感じ、農業の人手不足の深刻さを身に染みて感じました。
勤務後には社員の方から、エーデルワインの成り立ちについて説明していただける機会がありました。会社の成り立ちとしてどのような起源があり、これまでどう歩んできたのか、そして今後目指すことの大枠を知り、新たな知見を得ることが出来ました。今後も様々な方から教えていただく機会を設けてくださったので、多くのことを吸収したいと思います。

2020/08/28

ブドウの手入れがワインの品質を左右する。畑仕事の重要さを再確認。

今日は畑の手入れを行い、午後には若手社員の方に工場内部の案内とワイン造りについてご説明いただきました。私が携わっている畑仕事について、「ワインは原料が極めて重要であるため、畑で働いてる方々の丁寧且つ念入りな手入れこそがエーデルワインの品質を支えている」という説明が特に印象に残り、今行っている畑仕事の重要性を認識しました。また、日本や海外のワインについてや、入社動機までも教えていただき、全体像について学ぶことができました。
勤務後はビアパーティーに参加しました。多くの方からエーデルワインの沿革やオーストリアのベルンドルフ市との交流、その他「働くこと」についてなど様々なエピソードを伺うことができ、非常に貴重な時間となりました。来週からの勤務に向けて身が引き締まると同時に、積極的に学ぶ姿勢を最後まで大切にしていきたいと思います。

2020/08/29

【アクティビティ】神秘のまち遠野をめぐる旅

遠野の原風景を感じる為、バスやタクシーではなくレンタサイクルでまちを巡ることにしました。期待通り、遠野の果てしなく続く田園と伝統的な家屋の景色をたっぷり堪能することができました。意外にも駅舎や駅前周辺が歴史的な面影を残していて趣があり、遠野全体として景観へ強く配慮しているのだと印象に残りました。遠野物語についても博物館や伝説のスポットを訪れました。語り部の方のお話を聞くことで、どのような物語や伝説があるのかを身をもって理解することがで、極めて不思議な感覚を覚えました。遠野はこれまで訪れたどの場所よりも古き良き日本の良さがふんだんに詰まっていると感じ、日本人は勿論、外国人にも多く訪問してほしいと強く思いました。

2020/08/30

【休日】被災地を訪れ、多くの学びを得ました

今日は震災後何度も名前を聞いた陸前高田市と大船渡市の2つの被災地を訪れました。陸前高田市に関しては、去年オープンした津波伝承館の展示が印象に残っています。理由としては、この施設は津波の歴史や3.11の被害の大きさを伝えること以上に、教訓についての展示に重きが置かれていたからであり、この点において当館が他の震災関連の施設とは大きく異なる点だと感じました。特に、年表形式で震災当日からどのような問題が起こりどうすれば対応できていたかということを様々な分野で考察しており、震災を悲劇の歴史として終わらせるのではなく、未来の世代に、或いは震災を経験していない方々に経験としてしっかりと伝えていこうとする姿勢を強く感じました。震災は明日にも起こる可能性はあり、常に想定外をことを考えて万全の備えをしておくことがどれほど大切かを身に染みて実感しました。また、数々の震災遺構からは津波の被害の大きさを視覚的に捉えることができ、改めてその脅威を思い知りました。震災の動かぬ語り部として後世になんとか残していってほしいと願います。そして、大船渡では、震災当時ニュースでよく流れていた映像頭に浮かべながら街を歩きました。街の様子は大きく変わり、復興も進んできていますが、人工的な街の姿をみると心のどこかでもう震災前の景色は二度と見ることは出来ないという当たり前のことを思い、寂しさを感じました。私はそれぞれの被災地を訪れ、震災被害の大きさや教訓、街の変化、復興の難しさなど数多くの学びを得ることができました。この学びや思いを胸に強く刻んでおこうと思いました。

2020/08/31

無形文化遺産「大迫の神楽」を知る

先週に引き続き、畑の手入れを行いました。2週目に突入したこともあり、慣れてきたように感じます。作業中には社員の方から「大迫の神楽」について詳しくお話しを聞くことができました。大迫では老若男女問わず地元伝統の神楽に誇りをもって、講演や伝承を行っているそうです。近くの高校にも、遠方から神楽を学びに来ている生徒もいると聞いて、大迫の神楽がこの地域でいかに大切に守られているかを実感しました。神楽について「一度見てみれば必ずハマる」と教えていただいたので、機会があればぜひ見てみたいです。

2020/09/01

ブドウ農家さんとエーデルワインの繋がり

畑で副梢管理に取り組みました。収穫前の重要な作業なので気を引き締めて頑張りたいです。その他に、社員の方からブドウづくりの1年の流れについて、写真や用語集など用いて詳しく教えていただきました。品質管理のために想像以上の手間が掛けられていることや、品種によって対応が全く異なることなどが非常に印象に残りました。また、エーデルワインと大迫のブドウ農家さんとの関係についてもお話を伺いました。地元のブドウ農家さんへの指導体制や農家さんの名前が付いたボトルの製造など、地域内での繋がりや助け合いを非常に大切にされている会社だと教えていただき、地域の活性化には様々な取り組みがあるのだと非常に興味深く感じました。

2020/09/02

試飲体験でワインの奥深さを実感

午前中に畑作業を行い、午後は売店にてワインを9種類試飲させていただきました。自分が手入れをしているブドウが、どんなワインに仕上がるのかを知ることができ、ワイン造りの全体像がより一層イメージできるようになりました。品種は勿論、収穫時期や保存方法、場所などによってもワインの色や味は全く異なることを知りその奥深さに面白さを感じました。

2020/09/04

最終日に社長から貴重な教えを授けていただきました

今日は最終日でした。いつもの副梢切りの作業の後に少しだけ収穫作業を手伝わせていただきました。収穫作業も非常に繊細な作業で、想像以上に大変なものでした。畑では本当に様々な経験をさせていただいたので、多くのことが吸収できたと感じています。
勤務終了後は、社長と2人で食事をさせていただきました。そこではエーデルワインのこれまでの歩みを始め、働くとはどういうことかなど様々なお話を聞くことが出来ました。一日一日が非常に学びの多いワーホリになったと思います。

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