ワーホリ!いわて|ワーク&ステイ PROGRAM

実施レポート

[2020夏]株式会社八幡平スマートファーム

滝口美緒さん

寒冷地の新しい可能性を生む農業体験

滝口美緒さん

滝口美緒さん

滞在期間 2020/9/1~2020/9/14

はじめは、IoTを用いたバジル栽培だと聞いていたので、人間とインターネットがどのように共同作業を行うのかや具体的な作業内容については想像できませんでした。実際には、インターネットは環境を整えるという点で使用されていました。例えば、冬場のハウス内の気温を温暖に保つ、温度が高くなるとハウスの扉が開く、栄養液を回す、カメラでいつでも観察可能にすることなどです。これによって人間の力では及ばない範囲の環境の変化まで把握し、改善することができます。冬場の暖房には、八幡平市の地熱発電を用いており、地熱発電所からパイプを通って熱水が運ばれてきます。バジル栽培は、寒冷地で行うという意外性とその土地の自然エネルギーを使用する、まさに八幡平市の新しい可能性だと感じました。
しかし、環境が整備されているものの、農業の難しさにぶつかることもありました。ベト病という、葉の表面が黄色くなり、葉の裏にカビのようなものが生える病気です。湿度が高いと特に活発になるらしく、一晩でハウスが全滅してしまうこともあるそうです。
仕事では、ベト病を落とす作業と収穫が主でした。はじめはベト病の見分け方が曖昧だったのですが、葉の黄色い部分の量や、先の丸まり具合から判断できるようになってきました。また、栄養液を流す部分に藻ができやすいので、それを落とすのも大切な作業でした。収穫の際にもベト病のバジルを商品に含まないように細心の注意を払いました。ベト病に関しては、カメラで上から見てもわからない場合がありますし、コントロールしきれない部分もあります。IoTを活用するとともに、人による丁寧な観察や柔軟な対応が必要だと実感し、インターネットと人間のバランスが大事だなと感じました。
職場の方々は、皆さん気さくに話しかけてくださりうれしかったです。ハウスの中の温度は暑い日で、44℃くらいになりましたが、年配の方もすごく元気に作業していらっしゃいました。休憩時間にはバジルのこと、八幡平の観光地のことなどをお話しして、楽しい時間になりました。
IoTはこれからますます注目される分野だと思います。その一方で、農業において細かいことを感じ取ったり、問題を発見して思考できるのは人間だと思います。その土地の風土を生かし、インターネットを便利に利用して、私たち人間が手を入れていくのが重要だと感じました。

農業過疎などの問題などもありますが、IoTと農業の組み合わせから雇用を生むこともあるのか、と学びました。一緒に働いていた地元のスタッフの方も農業だけではなくインターネットへの知識も豊富で、お話ししていて勉強になることばかりでした。いろいろなことを教えてもらう以外にも、孫のようにかわいがってくれました。

ワーキングホリデイ全体を通して、人とのつながりを一番に感じました。就業先の方々や一緒に働いた学生に出会えて本当によかったです。企業の方からしたら、短期で学生を受け入れるのは大変だと思いますが、企業理念をはじめとして、仕事のやり方まで丁寧に教えてくださいました。その熱意に応えたいと思い、現場の方の指導の下、丁寧に正確に仕事をすることを心がけました。
バジルはとても繊細な植物で、アルコール消毒をしたり、手袋をつけたりと細かい作業も多かったのですが、面倒くさがらずにやることが収穫量の増加につながるのだと感じました。44℃を超える熱い中での作業は本当に過酷でしたが、その分バジルに愛着が湧いてきて仕事に精が出ました。周りの方と協力して一生懸命作業することが、仕事のやりがいにつながっていくのだと実感しました。
生活面でも、ワーホリに来ている学生同士で行動するのがすごく楽しかったです。同じ仕事をすることで共通の楽しさ、大変さを分かち合うことができました。最後にはみんなで打ち上げをするなど、2週間前に会ったとは思えない仲になることができました。
多くの人に支えられた2週間でした。仕事の内容も興味深かったのですが、それ以上に何をするにもほかの人との信頼、協力の関係の大切さを感じました。ワーキングホリデーに来て、これから社会に出ていったときに基本となる心構えを学ぶことができました。関わってくださった皆さんに感謝します。

2020/09/04

勤務初日はバジルの栽培装置にびっくり!

まず、バジルを育てる装置に驚きました。IoTを使うことで、縦の空間で効率よく栽培できることにすごいと思いました。収穫すると、バジルのいい香りがしました(業務終了後に会った方にバジルの香りがする、と言われました)。八幡平スマートファームの皆さんは、説明が丁寧で優しく、とても楽しく作業できました。明日の業務も楽しみです。

2020/09/06

ランチは近所の産直でジェノベーゼ!

今日も収穫作業をしました。昨日よりも日差しがあり、すごく暑かったです。
ベト病と言う病気があるそうで、見分けるのが難しかったです。成長しすぎたバジルは若いものよりも病気のことが多く、ロスを減らすためには若いうちに手入れをするのが大切だと思いました。
お昼は近くの産直でパスタを食べました。八幡平スマートファームで収穫されたバジルを使っています。美味しかったです!

2020/09/07

【アクティビティ】休日は小岩井農場へ!

盛岡手づくり村で冷麺を作り、小岩井農場を見学しました。
小岩井農場では羊のおやつタイムを見たり、ソフトクリームを食べたりしながら過ごしました。
冷麺は、麺を粉からこねて作りました。トッピングも体験できて楽しかったです。お店で食べたものよりもコシが強いように感じました。
小岩井農場では、子羊のおやつタイムでたくさんの羊が見れました。とうもろこしメインのタンパク質が豊富な餌をおやつとしているそうです。アイスクリームは、濃厚で甘さが強くないのに満足感がありました。とても楽しかったです。

2020/09/08

ハウスの温度が45℃になりました・・・!

今日はベト病の駆除をしました。ハウス内が今年で一番暑かったそうで、45度くらいありました。
終業後、八幡平市の地域おこし協力隊のお二人に、地熱発電所や金沢清水に連れて行っていただきました。実際に住んでいらっしゃる方から八幡平の魅力をたくさん聞けてよかったです。

2020/09/10

バジルの収穫では工夫の大切さを知りました

今日は午後に地元の高校生が収穫体験に来るということで、綺麗なバジルを収穫できるように、ベト病を落としました。実は、昨日もベト病をとったところだったのですが、一晩のうちにバジルに回ってしまったらしく、ベト病が復活していて驚きました。すごく集中して、綺麗にできたと思います。
少し離れたハウスで収穫もしました。社員の方と同じように収穫しているつもりなのに、自分の分はしおれるのが早かったように思います。収穫したバジルを入れる箱のふたを素早く閉めるなど、ちょっとした工夫が必要だと気づきました。
終業後は、八幡平市の酒蔵「わしの尾」の工藤さんにお話を聞きました。工藤さんで8代目だそうで、最近はIoTを導入しているそうです。トヨタ式を導入して袋詰めの時間を短縮するなどしており、米も岩手産にこだわって、地元で愛される酒を作っているそうです。酒造会社では、納豆が食べられないということが印象に残りました。酒に使う酵母菌よりも納豆菌の方が強いので、酵母菌が負けてしまうからだそうです。納豆が一粒でもあるとダメだそうで、皆さん納豆は食べないそうです。

2020/09/11

【休日】八幡平市を満喫しました!

今日は休日だったので、ワーホリに参加している学生と3人でサラダファームに行きました。
アルパカ、ウサギなどを見た後に庭園を回りました。アルパカは思ったよりも人懐っこくて近づいて来てくれました。池にはアヒルや白鳥がいました。全然逃げることがなく、動物たちはとても穏やかでした!帰りにアルパカの散歩に運良く出会えました。首の方を撫でてみると、とてもフカフカで上質な毛糸のような感じがしました。
売店では、地域おこし協力隊の方からも勧められた「あじたまソフト」を食べました。少し塩味があるところがたまらなく美味しくて、シュークリームのように感じました!すごく濃厚で、本当に美味しかったです。いい意味で裏切られた感じです!
その後、地元の方から聞いた「焼走り」に向かうべく、サラダファームから5キロほど歩きました。炭のような岩がごろごろしていて、岩手山が間近に見られました。
焼走り温泉にはサウナと大浴場があり、少し熱めで気持ちよかったです。サウナのヒノキの香りがすごく心地よかったです。サラダファームから長距離を歩いたことで、温泉がとてもいい湯に感じました。

2020/09/12

涼しいを超えて寒い!?新たなハウスでの1日

今日は初めてワーホリ参加者3人で作業しました。初めてのハウスでベト病をとったのですが、バジルの列によって成長の具合やベト病の重さがちがいました。ベト病の部分を触った手で別の葉を触ると移してしまうので、細心の注意を払いました。今までの仕事を通して、バジルにとってベト病が致命傷であることがわかってきたので、すごく集中して時間を忘れて取りました。
また、今日は涼しいどころか寒かったです。バジルにとっては暑い方がいいようで、元気がないように見えました。全体的に少し黄色っぽくなっていたように思います。
明日は最終勤務日なので、周りの方々に感謝しつつ、バジルにたくさん触れていきたいです。

2020/09/13

勤務最終日を迎えました

今日も昨日の続きでベト取りをしました。大きく育っているものでもかなりベト病にかかっており、大変な病気だな、と思いながら落としました。
お昼ご飯は最終日ということで、社員の方と一緒に「LAMP(らんぷ)」というレストランに行ってきました。ステーキが有名なお店です。悩んだ末、生姜焼き定食を注文しました。肉がぶ厚くて、味付けが最高でした!ご飯が多くて驚いたのですが、余裕で食べてしまいました。その後、チーズケーキとコーヒーも食べ、チーズケーキの濃厚さとコーヒーの香りが絶妙にマッチして美味しかったです。
ランチから戻り、作業を再開しましたが、何列分ベトを落とすか自分で意識して決めると効率よくできました。
最後の勤務日となりましたが、皆さんとご飯を食べながらお話ができてよかったです。バジル栽培をするうえでIoTの便利さ、また人間の手入れの不可欠さを感じました。

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