ワーホリ!いわて|ワーク&ステイ PROGRAM

実施レポート

[2020夏]株式会社奥中山高原牧場

河端央さん

酪農業を通じて、食べ物をいただく有難みを肌で感じることができました

河端央さん

河端央さん

滞在期間 2020/9/4~2020/9/15

以前から酪農業を体験してみたかったため、今回のワーキングホリデーでは奥中山高原牧場のプログラムに参加しました。特に印象的だったことは、「牛乳が手軽に飲めるのは、決して当たり前ではない」ということです。私たちが飲んでいる牛乳は牛の母乳なので、出産を経験した牛からしか搾乳できません。その中でも乳頭が潰れている子、お乳が出ない子もいて、また搾乳量も様々です。体が大きいからといって沢山搾乳できるわけではなく、むしろ大きい牛ほど乳量は少ない印象でした。その限られた生乳を牛乳として売るために沢山の牛を飼っています。野菜や果物にしても同じですが、天候によりとれる量は毎年変わり、景気によっては価格も変動します。そんなことに気づかず当たり前のように食事をしていた自分は、あまりにも無知だったと今回のワーホリで気づかされました。今は技術が進んでいて、望めばなんでも叶うような気さえしますが、私たちの生活を支えてくれている生産者の方々に改めて感謝する必要があると感じました。奥中山高原牧場での経験を通して、「食べ物ができるところから、消費者のもとへ届くまでの過程」を知ることができ、本当に良かったと思いました。

業務中はとても楽しく、充実した日々を過ごしました。同時に、体力仕事であることを身をもって感じました。私は未経験者でもできる作業を体験させてもらいましたが、社員の皆さんは日々頭も体力も使う業務に多く携わってるため、やりがいと同時に大変さもあるだろうと思いました。酪農は動物が相手の仕事です。言葉を交わせない為、突然亡くなってしまう牛や爪の病気で歩行がとても辛そうな牛など、この短期間で色んな牛に出会いました。そんな大変な状況でも毎日搾乳をして市場に出荷することは、難しく大変な面もあるのだと感じました。もちろん、可愛い牛たちのお世話は楽しい時間もありましたが、牛と接する時は危険と隣り合わせであることなど、現実的な問題にも触れることができ、本当に貴重な経験となりました。

アクティビティでは遠野に行きました。昔ながらの建造物や風景が好きな私は、普段見ることのできない景色に終始興奮していました。観光タクシーの運転手の方がとても親切な方で、丁寧に説明してくださいました。遠野は自然が本当に豊かで、人が優しく穏やかで、今回訪れることができて本当に良かったです。次回は久慈など三陸の方にも観光で行きたいと思います。

コロナ禍で大変な状況の中、このような酪農体験をさせていただき、本当に貴重な時間となりました。また、自分の将来を考える時間になりました。普通に過ごしていると出会わなかった素敵な方々とのご縁ができ、すでに当時の時間を恋しいと思うほど、素晴らしい経験でした。同時期に参加していたひらかわさんとは共通点が沢山あり、共感しあったり、お互いの違う部分を興味深く聞いたりしました。それぞれ将来のやりたいことを考えている時期でもあったので、真面目な話もできて、本当にいい友人に出会うことができました。お別れの際にひらかわさんに手紙を渡したのですが、なんとひらかわさんも私に手紙を書いていました。まさか用意しているなんて思っていなかったので、とても嬉しかったです。手紙を読んで涙が出ました。これからも互いに応援しあえる存在でいたいです。滞在中に出会ったご年配の方に、人生相談にのってもらいました。人生の先輩方からの言葉には重みがあり、勉強することが沢山ありました。勇気を出して飛び込んだ先には素敵な出会いがあることをこのワーキングホリデーで学びました。コロナ禍で制限された時期だからこそ、その中でできることを見つけ、挑戦することができて良かったです。

2020/09/08

乳牛の特徴や酪農経営など、幅広く学びました

今日は勤務初日でした。まず最初に、広大な敷地内を案内していただきました。その間に場長から酪農業について様々なことを学びました。自動化が進んでいること、牛は暑さに弱いこと、農場経営のやりがい・難しさ、そして乳牛も歳をとると国産牛として出荷されること、等についてです。今まで食べていた牛肉はこのような過程を経て私たちのもとへ届いていたものもあるのかと思うと、食べ物に対する有難みをより一層感じることができました。
午後からは仔牛の世話をしました。数時間の作業でしたが、かなり汗だくになりました。体力が重要な仕事だと改めて実感しました。

2020/09/09

搾乳後の消毒など、本格的な業務を行いました

最初に搾乳後の牛の乳房を消毒しました。牛の足の間から消毒を行います。足を広げて待っている牛は消毒しやすいのですが、閉じたままだと非常に難しかったです。機嫌を損なうと蹴られてしまうこともある為、とても慎重に行いました。乳量も牛によって様々だとわかりました。
次に牛の寝床を清掃しました。牛糞を掻き出す作業もしましたが、臭いがとても強く感じました。牛たちはとても人懐っこく、こちらに近寄ってくるのでとても可愛かったです。しかし油断していると蹴られたり、発情期は雌牛でも突進してくるそうなので、警戒は必要だと教わりました。
牛の世話をしていると、普段飲んでいる牛乳は、このような過程を経て私たちの元に届いているんだと感じるようになりました。そして大切なものをいただいていることに対し、改めて感謝したい気持ちになりました。
最後は仔牛の世話をしました。昨日と同様で仔牛たちにミルクをあげました。今日生まれたばかりの仔牛もいましたが、毛がとても柔らかく可愛かったです。ミルクの飲み方も様々で、少しずつ飲む子もいれば一気に飲んでしまう子もいて、牛にも個性があるなと感じました。社員の方からは「牛も愛情を持って育てられた子は人懐っこくなる」と教えていただき、子育ては人間も牛も同じだと思いました。

2020/09/10

仔牛の成長を感じた1日

午前中は牛の追い込み作業を行いました。大勢の牛たちを搾乳場所へ追い込みます。より近い距離で牛と接しましたが、これまでは気が付かなかった体格の違いなど、それぞれの牛の状態がより詳細にわかりました。
それから仔牛の世話をしました。生まれたばかりで上手くミルクを飲めなかった子が、今日は上手に飲んでいる様子を見ると、日々成長していることを実感でき、感動しました。今日は親牛も仔牛もよく鳴いていたのですが、仔牛はミルクを飲み終わると牛舎が静まり返り、眠たそうにしている様子がとても可愛かったです。

2020/09/11

初めて牛の検温作業に挑戦しました

今日は搾乳前の乳頭の拭き取り業務と、ロボット搾乳機の清掃業務、そして最後に仔牛の世話をしました。手動で搾乳する前に体調に異常がないかをチェックして消毒をするのですが、今日はその後の消毒液の拭き取りを行いました。しっかり拭き取らなければ、のちに搾乳器具をつけて搾乳する時に消毒液が混ざってしまうので、焦らずきちんと拭き取ることを意識しました。搾乳経験が浅い牛はふき取りを嫌がりますが、今回担当した牛たちは経験が長かったのか、蹴られたりすることなく終了しました。
ロボット搾乳機の清掃では、全自動で搾乳を行ってくれるものの、汚れは人の手で落とさないといけません。清掃中は牛が中に入らないようにと注意して作業しました。機械はとても高額みたいなので、とても緊張しました。
仔牛の世話ではミルク作りをしました。成長した仔牛たちは、ビンではなくバケツで飲むそうです。一度に大量に作るため、中腰がとても辛かったです。この日は新しい仔牛が4頭も生まれたので、その子たちに施す処置もあり、いつも以上に大変でしたが、やっぱり仔牛は可愛かったです。検温にも初めて挑戦しました。肛門から体温計を入れるのですが、嫌がる子もいたので難しかったです。体調を崩している仔牛達だったので、何としてでもやらないと!と度胸がつきました。

2020/09/12

【アクティビティ】神秘のまち遠野を巡る旅

遠野に行く途中の景色が、一面に広がった山と田畑でとても美しかったです。普段見られない景色に興奮しました。遠野では観光タクシーの運転手の方が「ふるさと村」「伝承園」「カッパ淵」を案内してくださいました。お別れした後も、わざわざ私たちのところへ来て帰りの電車について教えてくださり、本当に助かりました。最初のふるさと村では曲り家を見ました。昔は馬と一緒に一つ屋根の下で暮らしていたことを知りました。次はカッパ淵に行きました。昔かカッパがいた場所としてとても有名だそうです。しかし、それ以上に水が綺麗で冷たかったことが感動的でした。透き通っていてとっても綺麗でした。最後は伝承園に行き、娘と馬の物語を聞かせていただきました。運転手の方とお別れした後は、お土産の明がらすとチョコロック(ラムレーズンとクルミが入ったパウンドケーキ生地をチョコレートでコーティングしたもの)を買いました。とっても美味しかったです。長時間の移動でしたが、その時間も楽しむことができ、良い休日になりました。

2020/09/14

牛のせりを見学しました

今日は牛のせりを見学しました。毛並みの艶や病気の有無などを基準に、次々と牛の価格が決まっていきました。その際、経営の工夫について学び、コロナ禍で経営を維持していくためにはあらゆる方法を実施していく重要性も同時に学びました。
その後牛舎に戻り仔牛の様子を見に行くと、生まれたての仔牛一頭が親牛にふまれて怪我をし、亡くなってしまいました。衝撃的な出来事でした。このように亡くなってしまう仔牛がいる中で、健康に問題なく育つ牛ばかりではないのだと、今日のせりを含めて色々と考えさせられました。

2020/09/15

牛に感謝しながら、愛情をもって世話をしました

本日は最終日でしたので、いつも以上に牛に感謝しながら業務を行いました。牛には4つの乳房があるのですが、乳頭が潰れていたり、ミルクが出ない箇所もあったりと、全ての乳房からミルクが出るわけではありません。私たちは限られた乳量からおいしい牛乳をいただいているのだと改めて感じました。
次はいつも通り寝床の掃除を行い、搾乳機の清掃もしました。最後は仔牛のお世話です。新しい仔牛が4頭入ってきたので、いつも以上に作業が多く頭を使いましたが、仔牛たちが元気に育ってくれることを願いながら業務に励みました。ここの牛たちは仔牛を産んでもすぐ人間に取り上げられてしまい、子育てを経験する牛はいません。その為、仔牛を産んでも接し方がわからない親牛もいるそうです。私が勤務している間に生まれた仔牛の中には、大きな牛に太ももの骨を踏まれ、亡くなった仔牛もいたそうです。この事実を知ると、今私が世話をしている仔牛たちには、沢山の愛情をもって育ててあげたいと強く思いました。
最終日の夜は社員の皆様とお食事をしました。普段お話しする機会があまりなかった社員の方とも楽しい時間を過ごすことが出来ました。社員の皆様には本当に良くしてもらったので、また遊びに行きたいと思います。本当にありがとうございました。

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