ワーホリ!いわて|ワーク&ステイ PROGRAM

実施レポート

[2019夏]株式会社ベアレン醸造所

宮下里彩さん

ベアレンのファン作りを学び、盛岡の暮らしを知り、つながりが生まれた2週間

宮下里彩さん

宮下里彩さん

滞在期間 2019/8/21~2019/9/4

普段と全く違う環境で初めての仕事に取り組むことが大きな刺激になりました。社員の方々も、2週間しかいない一学生相手にとても丁寧に教えてくださったので、終始楽しく働かせていただきました。
また、個人的にマーケティング・ブランディングといった分野に興味があるので、その観点からもベアレンさんでの仕事は勉強になりました。狭く深くの”ファンづくり”手法、地元を中心としたファンコミュニティの維持と育成…「地域×マーケティング」の一つの形を、まさに実行・実現してきた会社だと感じました。「よ市」での接客など、ベアレンのお客さんたちと直接関わる仕事もさせていただいたからこそ、”ファン”の存在の強さをよりリアルに感じることができたのだと思います。

アクティビティは、車なしでは行きづらい場所に行くことができる上、案内までしていただけるので毎回楽しみにしていました。例えば、釜石市鵜住居で、震災の記憶を伝える「いのちをつなぐ未来館」を訪ねたことも特に印象に残っていることの一つです。単に観光スポットを巡るだけではなく、土地の歴史や文化を学び、人に出会うことができたという点で、アクティビティに参加できて良かったと感じています。
また、ワーホリ後半には、仲良くなったベアレンの社員さんと一緒に休日を過ごすこともありました。普段から盛岡に暮らしている人と一緒に休日を過ごすと、自分の”よそ者”感や観光気分が少し抜けて、より盛岡を身近に、リアルに感じることができたように思います。

私は、「盛岡で暮らすいろいろな人に出会いたい」と思って今回のワーホリに参加しました。結果、面白く魅力的な方々に囲まれてベアレン醸造所で過ごした2週間は、多くの出会いに恵まれました。特に、ベアレンには若い社員さんも多かったので、同年代で全く違うバックグラウンドを持った人たちと話すことができて、とても刺激になりました。ワーホリを通じてできた社員の方々との繋がりは、今後も何かしらの形で続けていきたいと思っています。
また、ワーホリと直接関係ないところでも、事務局の方の計らいで盛岡の「人」に数多く出会うことができました。特に、フキデチョウ文庫や、「盛岡という星で」プロジェクトなど、盛岡の面白い取り組みの中心メンバーの方々にお会いできたことは、とても貴重な経験でした。
ワーホリに参加したことで、縁もゆかりもなかった盛岡が、ふとした瞬間に思いを馳せたくなるような、私にとって身近な地域に変わりました。「また会いたい」と思える人がいる地域には、やはり自然に関心を持つようになるのだと思います。ワーホリ!いわては、「人」で私と盛岡を繋ぎ、これから重ねていく関わりの最初のきっかけを作ってくれました。

2019/08/21

初日・業務チームの温かさ

初日は業務チームで働きました。最初に、チームの仕事内容全体について説明があった後、伝票の出し方・梱包班への連携の仕方など、細かい作業工程の説明を受けました。流通と通販の社員の方々は私と歳が近かったこともあり、とてもフラットに話してくださったので、私の緊張も少しずつ解けていきました。
また、一連の説明を通して、ビールの受注から発送までに非常に多くの細かい作業があり、「どのようにミスを減らすか」に、業務チームのみなさんがいかに気を遣っているのか学んだとともに、そこに「ビールをお客様に届ける最前線だ」というチームのプライドも感じました。
一通りの注文の流れを見た後は、倉庫に移動し梱包作業の手伝いに入りました。梱包はパートの方が主に担当していて、分からないことだらけの私にも丁寧に説明してくださいました。みなさんちょうど私の母と同じくらいの年齢の方々だったので、「りさちゃん」と呼んでいただいたり、私の大学生活の話を聞いてくださったりと、初日とは思えないとても温かい雰囲気でほっとしました。また、パートの方々同士も、休憩時間にはお互いの家族の話をし合ったりしていて、楽しい繋がりがあることが感じられました。
夕方には、工場内を案内していただきました。ドイツ産の釜をはじめ、道具・設備の一つ一つにビール作りへの強いこだわりを感じましたし、そもそもビールがどうやって造られるのかを考えたことさえなかったので、とても勉強になりました。
次の勤務では、また違うチームで働くことになるので、さらにベアレンのいろいろな社員の方々とお話しできればと思っています。

2019/08/22

【アクティビティ】釜石・大船渡ツアー

いのちをつなぐ未来館で伺ったお話がとても印象に残りました。震災発生当時中学生だった職員の方が、鵜住居で経験した震災体験を未来館の展示に沿って語ってくださいましたが、当事者の言葉はやはり重く、思わず涙してしまいました。自分と同世代で、「震災の記憶を語り継ぐ」使命感を持って働いている人がいることを知ることができて、本当に良かったと思いました。
また、釜石大観音仲見世通りの活性化プロジェクトにまつわるお話も、自分の興味分野に近く面白かったです。釜石を案内していただいた手塚さんの旦那さんが始めたコワーキングスペースを始め、ランチで伺ったsofo cafeなど、おしゃれでレトロな温かい空間が、さびれた仲見世通りに新たに広がりつつある光景はとても印象的でした。
大船渡市では、無名の小さな駅だった小石浜駅を盛り上げるべく行われてきた、様々な試みについて伺いました。「恋し浜」と駅名を変えたり、地元の名産であるホタテを楽しめる場所を手作りで作ったり。自分たちの力で地元を盛り上げたい、という思いの強さを感じました。特に、恋し浜の漁師佐々木さんに見せていただいた、地元の漁師さんたちが漁船を総動員して制作に協力したという2020東京オリンピックのPR動画には、胸が熱くなりました。最後にいただいたホタテの浜焼きも、もちろん最高に大きくて美味しい絶品でした!

2019/08/23

マーケティング・ブランディングについて学ぶ

勤務2日目は、まず嶌田専務からベアレンの起業時の思い、これまでの歴史、これからの展望について伺いました。中でも、ベアレンが盛岡で進めてきたマーケティング・ブランディング手法のお話が特に勉強になりました。地元密着型で、”ファン”を着実に育てていくやり方は、大きな広告のような派手さはなくても、盛岡の人たちに長年愛されるベアレンビールの土台を作ってきたのだと思います。個人的にとても興味がある分野なので、これから私が携わる仕事のどこかで、役立つヒントになりそうな気がします。
嶌田専務からのお話の後は、工場の製造ラインに入りました。勤務初日に見学だけした機械を今度は実際に使って、中身をつめた瓶ビールにブランドラベルを貼る作業をしました。

2019/08/24

材木町よ市での勤務

毎週土曜日に開催される、材木町のよ市に参加させていただきました。まず開店準備から始め、2階でマイジョッキの整理も行いました。マイジョッキの仕組みや、よ市で使っているリユースカップのお話は嶌田専務から聞いていましたが、実際に見てみるとこれだけの人がベアレンの”ファン”になっていることが改めてよく分かりました。
よ市が始まってからは、接客・ビール注ぎに徹しました。最初は特に、ビールがうまく注げなかったり手際が悪かったりして迷惑をおかけしましたが、だんだん注ぐことにも慣れてきて最後の方は楽しんで働けました。学生のアルバイトさんたちに色々教えてもらいながら、ワーホリが始まって以来初めて、ベアレンのお客さんたちと直接接する時間になりました。
よ市という場所にも初めて参加しましたが、本当に素敵な空間だと感じました。それぞれが自由に集まり、好きなものを売り買いし、ビール片手におしゃべりを楽しむ。ベアレンの前に広がっている空間は私にとってとても新鮮で、私もこの地元の一員だったらなと思いました。

2019/08/25

直売所の仕事

日曜日は基本的に会社はおやすみで、シフト制で数人の社員さんが直売所やイベントの対応をするそうです。直売所と外のBBQイベントに分かれて担当しました。私は直売所を担当しましたが、人が少ないせいかゆったりとした雰囲気で、初めての対応も丁寧に教えていただけました。
直売所では、レジ打ち、包装、発送手続き、品出し、在庫確認などいろいろやりましたが、直接お客さんに接することができる機会は、やはり一番楽しい瞬間だと感じました。
しかし、いつもお客さんが来るわけではないので、直売所担当は合間をぬって様々な雑用をこなさなければいけないそうです。直売所に入ることが多いという社員さんは、確かにいつもくるくる動き回っていました。
外のBBQには私は直接関わりませんでしたが、常連さんや社員の方のご一家が集まり、終始盛り上がっている様子が伺えました。まさに、ベアレンビールを囲んで人が集まり、笑っている光景が実現している時間だったと思います。

2019/08/26

サーバー洗浄と直売所の仕事

昨日に引き続き、直売所対応をしながら、様々な雑務を行いました。午前中は、よ市やイベントで使ったサーバーを洗う仕事が中心で、分解、水通しなど洗い方を教えていただきながら、計9セットのサーバー洗浄を行いました。力を使い時間もかかる作業だったので、普段は一人でこなしていることに驚きました。今回は9個でしたが、イベントが続いた週などはもっと多い時もあるそうです。
直売所では、昨日一通り経験したこともあって、少し自分からできる仕事が増えたように思います。在庫出しやカウンターの整理、お客さんが使ったジョッキ洗いなど、気づいたことは積極的にやるようにしていました。他の社員さんが見学のお客さんを案内していて直売所にいない時でも、一人で対応できるようになりました。
また、ベアレンの若手社員さんたちと仲良くなり、休憩を一緒に過ごしたりごはんに行ったりするようになりました。それぞれキャラクターがあり、キャリアや将来への考え方も私と全然違っているので、話を聞くのがとても面白いです。

2019/08/29

【アクティビティ】盛岡ツアー

岩山展望台は、観光スポットとして聞いていたものの、なかなか自分では行きづらい場所なのでツアーで連れて行っていただくのを楽しみにしていました。行ってみると、まず想像よりかなり立派な展望台に驚きました。そして展望台の上では、晴れていたおかげで盛岡の街が一望でき、トラベル・リンクの菅原さんの解説を聞きながら眺められてとても楽しかったです。
雑貨屋ござ九や岩手銀行赤レンガ館のあたりは、自分でもすでに散策していたエリアでしたが、解説していただきながら回ると、自分では気づかなかった発見や知らなかった裏話がたくさんあり、改めて楽しめました。
ぴょんぴょん舎の盛岡冷麺は、盛岡ツアーの中でも特に楽しみにしていたイベントでした。ここまで食べずに取っておいたので、ぴょんぴょん舎が人生初めての盛岡冷麺でしたが、もちもちとした麺と辛味、さっぱりした後味が最高で大好きな食べ物になりました。盛岡にいるうちに他の店の冷麺も食べに行きたいと思います。
小岩井農場は、平日にも関わらずかなり賑わっていたので驚きました。乳牛の母牛や子牛を間近で見て、資料館を見学し、最後にはお土産屋さんを見たりソフトクリームを食べたりもして、盛りだくさんでした。とにかく敷地が広大で、牧場だけではなく子供向けのアスレチックやSLの展示もあり、老若男女問わず楽しめる観光スポットになっていると感じました。
自分で歩いたコースと今回のツアーを合わせると、観光マップに載っているような盛岡のスポットはだいたい回れたように思います。街中をバスで走っている時、盛岡が少し、自分にとって身近な、親しみを感じる場所になり始めていることに気がつきました。歩けば歩くほど、さらに自分にとって愛着のある街に”進化”していくような気がしています。

2019/08/31

雫石のジェラート屋さんとよ市での勤務

出勤が13時からだったので、午前中は仲良くなった社員さんと一緒に、雫石のジェラート屋さんに行ったりお昼を食べたりして過ごしました。
午後からは2回目の材木町よ市に参加させていただきました。
13時からマーケチームの方と一緒に開店準備を始め、今回はジョッキ整理ではなく1階でサーバー設置などを担当しました。アルバイトのみなさんが来る前に大方準備が終わってしまい、2階のモップがけやトイレ掃除まで済ませることができました。
よ市が始まると、前回同様一般のお客さんのレーンでビールを注ぎました。サーバーの扱いにも少し慣れ、苦労していた泡の量の調整も比較的素早く上手にできるようになったと思います。
18時前には缶・瓶の販売に移りました。私は、店先に立ってカップの返却やビール販売の対応をしました。リユースカップを返却すると200円が返ってくることに驚いたり喜んだりされているお客さんも多く、改めてファン作りにも環境にも良い仕組みだなと感じました。
夜は、数名の社員さんにご飯に連れて行っていただきました。朝から晩までベアレンの方々と一緒に過ごし、仲良くなれたと実感できた嬉しい一日でした。

2019/09/02

ラベルを貼る作業

製造チームでは、前回同様、瓶にビールを詰めるラインと、中身が入った瓶にラベルを貼るラインを担当しました。どちらも機械にひたすら瓶を流して行く単純作業ではありますが、流すタイミングや完成品の扱いなど気を使う部分が多く、慣れが必要でした。ただ、最初の頃より全体の流れが分かっている分、作業の意味を考えたり、必要な動きを察したりすることができるようになったと思います。
午後は、製造チームでの作業が終わってしまったため、倉庫で梱包班の手伝いに入りました。梱包作業を手伝うことはワーホリ全体の中でも多かったので、資材の場所など聞かずに分かることが増えていて、ようやく少しは戦力になれたような気がしました。
そして梱包スタッフのみなさんは、お会いできるのがこの日で最後の方がほとんどでした。特に、一緒に作業する時間が長かった梱包担当の社員さんは、私が帰ることをとても寂しがってくださいました。たった2週間しかいない一学生の私を娘のように可愛がり、温かく迎え入れてくださった「盛岡のお母さん」方には、感謝の気持ちでいっぱいです。

2019/09/03

【アクティビティ】県南ツアー

岩手県の一般的な観光スポットの中で、花巻市方面はまだ行けていなかったので、県南ツアーを楽しみにしていました。私は宮沢賢治が好きなこともあり、賢治ゆかりの地代表とも言える花巻市は、一度訪れてみたい場所でした。宮沢賢治記念館も、ガイドさん付きで案内していただけて良かったです。
及源鋳造工場の見学も特に印象に残っています。工場が実際にフル稼働している時に、中まで見学させていただけたので、南部鉄器の製造工程が具体的によく分かりました。「南部鉄器」と一括りに言っても、地域ごとに種類がありそれぞれ全く違う、ということさえ知りませんでした。県南の南部鉄器は比較的リーズナブルで、生活に根ざした伝統文化だと感じました。
中尊寺も、金色堂を一度は見てみたいと思っていたので、ガイドさん付きで訪れることができて良かったです。
県南は自分でなかなか行きづらいスポットも多いので、ツアーの形で連れて行っていただけて本当に嬉しかったです。今回のツアーの中でもっと見たい!と思った場所には、またの機会に自分で訪れようと思います。

2019/09/04

最終日・送別会ありがとうございました!

最後の出勤は午後からで、業務チームに入りました。フォローしていただきながら、伝票出し、配送票出し、倉庫での梱包・発送準備まで一通り行いました。
14時からは、木村社長による座学として、ビールの製造について詳しい説明を受けました。木村社長と直接お話しするのは、ワーホリ最終日にして初めてだったのですが、一つ一つ丁寧に教えてくださいました。最後のまとめにもなりましたし、何より木村社長のお人柄やビールを愛する心が感じられてとても良かったです。
最後にして初めて、業務チームの定例ミーティングにも参加させていただきました。ワークライフバランスを全員で考え、どうしたらより良く働けるか意見を出し合い、実際に行動できているか振り返る「かえる会議」を毎週行っているそうです。
空いた時間は、いつものように倉庫での梱包作業を手伝いました。梱包スタッフの方々にも最後の挨拶をし、名残惜しくお別れしました。
最後の仕事が終わると、夜には社員のみなさんが送別会を開いてくださいました。最後私が帰る時、一番仲良くなったお二人がバスの所まで見送りに来てくれ、全員酔っていたこともあってとても盛り上がってお別れをしました。お互いに岩手や東京に行く時にまた再会できるように、これからも連絡を取り合って繋がっていけたらなと思います。

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