ワーホリ!いわて|ワーク&ステイ PROGRAM

実施レポート

[2021冬]中野えびす丸

R.Nさん

「ホタテ1億人計画」に挑戦する師のもと、いざ真冬のホタテ漁へ!

R.Nさん

R.Nさん

滞在期間 2022/1/9~2022/1/26

初めての冬の東北、慣れない船上での作業ということもあり大変なこともありましたが、中野家(中野えびす丸)の皆さんのサポートのおかげで最後まで楽しく一所懸命勤務することが出来ました。
この2週間では、主にホタテの収獲業務に携わりました。深夜0時半から船で収獲場所へと向かい、ホタテを引き上げます。中野家の皆さんは、ホタテを引き上げる作業を、自分は、引き上げたホタテについているフジツボやワカメなどの付着物をナタで取り除く作業を行いました。厳しい寒さと船酔いで作業は大変でしたが、 漁業を通して、自分の育った街をより良い街にしていきたいと考える方たちの近くで、貴重な時間を過ごすことができました。
2週間という期間のなかで、その土地で暮らす方々とお話する機会もたくさんありました。漁業の大変さや課題だけでなく、その地域に住む人の街に対する考えや、望んでいることなど、自分の暮らしている街では持てなかった視点で物事を考えることができるようになりました。そんな貴重な体験をさせていただき、ありがとうございます。

アクティビティや休日を通して印象に残っていることは、東日本大震災の被害の大きさと、被災者の方との会話です。 街を移動していると、更地が多い場所や新しい建物ばかりの場所があります。これらはすべて津波による被害を受けた場所であり、東日本大震災の被害の大きさが、ニュースの情報よりも実感を持って自分の心に押し寄せてきました。
「震災によって生き方が変わった。」という人と何人もお会いしました。震災について講話をしてくださったNPO法人吉里吉里国の芳賀理事長をはじめ、受け入れてくださった中野えびす丸の船長である圭さんもそのうちの一人です。「 自分の人生」について、「自分が受けた”生”をどのように使うのか」、考えさせられる場面がいくつもありました。また、講話の中で、震災発生当初、自治体が動く前に吉里吉里地域の人々が連帯して役割分担をし、行方不明者の捜索などの活動を行ったというこの地域特有の人と人との強い結びつきについてのお話も、非常に印象に残っています。
震災について講話を聴いたことはもちろん、そのほかにも、薪割り体験、海鮮丼や地元名物のいかめしを堪能するなど、地域の素敵なところにたくさん触れられるようなプログラムに参加することができ、とても楽しかったです。

この社会情勢の中、温かく迎えてくださった中野家の方々をはじめ、関わってくださったみなさま、本当にありがとうございました。 地域の人や受け入れに関わるみなさんの考え方に触れながら働いて賃金を稼ぎ、休日も充実して過ごすことのできる、ふるさとワーキングホリデー、おすすめです。

\事務局から/
初日から海の洗礼を受けることとなりましたが、この長い期間、最後までしっかりやり遂げてくださいました。仕事の性質上、深夜や早朝から仕事が始まることも多く、きちんと体を休めているかな…と心配していましたが、「ここにいる間は、みっちり働きたいです!」と中野さんに懇願するなど、本当にタフだなぁと感心するばかりでした。
滞在先の大船渡では、たくさんの方との会話を通して、震災について”知ろう・考えよう”としてくださったこと、岩手県民としてもR.Nさんの寄り添ってくださるその姿勢には、感謝の気持ちでいっぱいです。アクティビティでは、薪割りをひたすらパッカーンと割り続ける姿が非常にたくましく、また参加者同士でお互いのワーホリ体験を楽しそうに話している姿が印象に残っています。
採用された”あの”提案。その後どうなったか!?、いつかまた、中野荘にも行ってみてくださいね!

2022/01/09

いざ神戸から飛び立たん!冬の岩手へ上陸

いよいよ神戸空港から、いわて花巻空港まで飛行機で移動の日。
気圧の影響なのか、人生で一番揺れて気分が悪くなるも、これからワーホリで毎日船に乗るので、その修行だ…と思いぐっと堪えました。盛岡駅には17時半ころに到着しましたが、目の前には一面雪景色の世界が!
お腹が空いていたこともあり、晩ごはんは、「ベル」と、「ぴょんぴょん舎」の2回に分けて食べました。ベルは、全国に多数店舗を構える、ハンバーグレストランびっくりドンキーの前身のお店だそうです。ベルの店内にはテーブル席と座敷があり、珍しさから、テーブル席ではなく座敷に案内してもらいました。メニューはびっくりドンキーと同じでしたが、雰囲気が全然違うので楽しかったです。
盛岡冷麺は、コンビニで買ってよく食べていたので、「盛岡に行ったら、本場の味を絶対に食べる!」と決めていました。ぴょんぴょん舎に入り、実際のお店で食べるそれは、麺のコシがすごく、本当においしかったです。

夏には付け合わせにスイカが添えられているそうですが、今は冬なので梨が入っていました。果物がご飯に入っているのはほとんど初めての経験でしたが、抵抗なく食べられた気がします。おいしい!!
来県初日の今日は、食を楽しみ、ホテルに戻ってからは卒業論文の執筆に勤しみました。

2022/01/10

じゃじゃ麺と、福田パンと、キムチ納豆ラーメンと。

今日は、”盛岡のソウルフード”の記録を。
まず、じゃじゃ麺は老舗の白龍(パイロン)へ。にんにくや酢などたくさんの調味料があり、その中で自分好みの味を作っていくそうです。なんと奥が深い…。そして、しばらく食べ進めたあとに、玉子を入れてスープ状に。2度楽しめる食べ方ができるのです!これを「ちいたんたん」と言うのだとか。じゃじゃ麺をお店で食べたことがなかったのですが、美味しく食べられました。卓上には様々な調味料がありましたが、今回使わなかったものもあるので、今度じゃじゃ麺を食べるときには、また違う味付けにチャレンジしようと思いました。

次に、福田パン。”THE盛岡ローカル”で、地元の人たちにはお馴染みのコッペパンのお店です。ふかふかのコッペパンの中には、あんバターなどスイーツ系の味を選ぶもよし、きんぴらごぼうやポテトサラダなどのお惣菜を選ぶもよしで、本当に種類が豊富でした。福田パンは盛岡の”ソウルフード”らしく、コンビニにも置いてあるほどでした。とにかくパンがふかふか!お昼に2個買って、夜に1つ食べましたが、驚くことにふかふかが持続していました。福田パン、恐るべし…!!
夕食は、柳家本店のキムチ納豆ラーメンへ。聞いたことのない種類のラーメンで、行くか迷いましたが、キムチと納豆の香りが豊かでクセになる美味しいラーメンでした。思い切って行ってよかったです!

2022/01/11

いざ大船渡へ!朝は盛岡の街並みを感じて…

今日は、午前中に盛岡のまち歩き専任ガイドさんに盛岡市内を案内していただき、午後はいよいよ大船渡市三陸町越喜来(おきらい)の受け入れ先へ移動しました。
まち歩きでは、同時期にほかプログラムに参加する方がおり、その方とガイドさんと一緒に歩きながら、市内のスポットを巡りました。盛岡城の堀となっていた川を、戦乱がない時代に流れを変えて発展しやすくした、という話が特に印象に残っています。お城の周りに川があると、戦のときにいいとは聞いたことがありましたが、川が凍ってしまっていたら侵入されちゃうよなあ、などと話をしたのが面白かったです。その後、盛岡城跡公園の坂を上がり、街を一望しました。
最後にガイドさんから、インスタ映え~な、盛岡の街並みの様々なシーンを切り取ったビジュアルブックをいただきました。その題名は「盛岡という星で」。なんと素敵なタイトルなのでしょうか。
その後、この日の昼食は、ガイドさんおすすめの蕎麦屋「やまや」に、一緒にまち歩きをしたワーホリ参加者と行き、ワーホリ期間、それぞれの場所で、「お互いいい経験ができるといいね。」と話しました。20日に予定されている、ワーホリ事務局主催のアクティビティでも再会するのが楽しみになりました。お昼を済ませたこの頃から、雪が多くなり、一面真っ白になっていました。果たして大船渡まで、無事に到着できるのだろうか!?
大船渡行きのバスに乗車するため、大通り周辺から、「開運橋」を渡って、盛岡駅へと歩いて行きました。
この開運橋、別名「二度泣き橋」と言うのだとか。転勤などで盛岡にやってきた人が、「なんでこんな(遠い)ところに来てしまったのか…」と泣き、帰る頃には、盛岡の人の良さや街の豊かさに触れて「帰りたくない…」と泣くのだと言います。自分も、ワーホリをやっていく中で、帰りたくなくなって、泣いてしまうくらい岩手を、大船渡を、そしてそこに住む人達を好きになれたらいいな。その場合は一度泣き橋だ、なんて!

2022/01/12

初日に待っていた、偉大なる海の”洗礼”とは…

いよいよ今日から仕事がスタートしました。
昨日大船渡に到着しましたが、早速日付が変わって午前0時半ころから早朝まで、ホタテの収獲に向かう船に乗船しました。風が非常に強く、出港するかどうかわかりませんでしたが、なんとか出港することができました。ホタテを収獲する場所に到着し、収獲したホタテの付着物を取る作業を任され、2つ目のホタテの作業に取り掛かろうとしたとき…船酔いで絶不調となり、港に着くまでと、着いてから、しばらく休憩させていただくことになりました。
普段乗り慣れない船、素人の自分には、初日から偉大なる海の洗礼を受けることとなりました。ですが、船酔いに負けていられない!と、少しずつ調子を取り戻してからは、ホタテの付着物の除去と、梱包の作業に集中して取り組みました。早朝に作業を終えたあとは、一度、滞在先である中野荘の部屋に戻りました。
かつて大船渡には、北里大学の大船渡キャンパスがあり、そこに通う若者たちは、この街の賑わいの一つだったと言います。東日本大震災の影響もあり、大船渡から学びの場が撤退されたことで学生の多くもこの街を去ってしまい、空き家・空きアパートが多くなってしまったのだそうです。その一つでもある中野荘は、現在自分のようなワーホリ参加者や、漁師体験のプログラムに参加する方たちの滞在先で業務の一拠点にもなっていますが、「中野荘を、より活用するアイデアが欲しい」と中野えびす丸の船長である圭さんがおっしゃっていたので、様々考えながら、これからお世話になる部屋の掃除をしました。
昼食は圭さんに誘っていただき、近くのお店で、自分はカキフライ定食、圭さんはアジフライ定食を食べました。三陸の海の幸、とても美味しかったです。岩手に来てからというものの、食がかなり充実していて、もう嬉しい限りです。お昼を食べながら、自分で考えた中野荘の活用のアイデアをいくつか話したところ、「いいアイデアだね!」と喜んでいただけました。昼食後は中野荘に戻り、身の回りの整理をし、午後は圭さんが会議出席のため、パンフレットの袋詰作業を行いました。
明日も日付が変わって早々の業務になる予定とのこと、万全な態勢で挑みたい!

2022/01/13

こんな贅沢していいの!?三陸の海の幸、食の充実さ

今日は、強風の影響で船が出せず、まずは体をしっかり休めて、ゆっくりのスタートとなりました。
昨日、一瞬で船酔いしてしまい、悔し思いをしたので、今日こそは!と意気込んでいたのですが、昨夜に中止の連絡が来たときは非常に残念でした。案外自分、タフかもしれないなあ(笑)
朝8時半ころから午前中いっぱいは、ホタテの出荷、用具の掃除、翌日の出荷枚数の確認、ホタテの赤ちゃんを捕まえるための仕掛け作りなどを行いました。用具の掃除は船の近くでやっていたのですが、作業中にウミネコが急に鳴きだしてびっくり!初めて聞く声でした。圭さんにその話をすると、「はじめてだから、驚かされたんじゃねえの?」と言われてしまいました(笑)
この日の昼食は、道の駅さんりくにて、三陸の海の幸を使った磯ラーメンとねぎとろ丼のセット、それからカキフライをごちそうになりました。海の幸(えび、かに、ホタテ、めかぶ、名前のわからない海藻)が具だくさん入っており、それぞれの旨味の詰まったラーメンでした。今、中野えびす丸ではホタテに関わる仕事をしていますが、東北に来てから初めて、ここでホタテを食べました!身が大きくて、とってもおいしい!…中野えびす丸で獲れたホタテは、一体どんな味なんだろう。ねぎとろ丼も、カキフライも絶品でした。カキフライは昨日のものと比べて、見たことのない縦長でした。2日連続でカキフライを食べるなんて、こんな贅沢が許されるのでしょうか?!
圭さんには、「大船渡近辺の美味しいものを味わってもらいたい。」と言っていただけたので、これから三陸の海の幸を堪能できるなんて、とても楽しみです。また、「大船渡に来たときに(誰かに大船渡の良さを)案内できるように。」ともおっしゃっていました。大船渡のことを常に考えている素敵な方なんだな、感じた瞬間でした。
食べ物がどれも美味しいので、その話ばかりになってしまうのですが、圭さん曰く、中野えびす丸に体験に来た人が、大船渡で食べたもので一番美味しくて驚いたものは、[第1位]わかめ、[第2位]うに、だそうです。「普段、乾燥のカットわかめしか食べないでしょ?」と言われました。たしかに、”本当の”わかめをまだ食べたことがないのかもしれません。うにも、実は圭さんの奥さんは元々うに嫌いだったのに、大船渡のうにを食べて、あっさりしたその味わいから、好きになったのだそうです。自分も、大船渡のうにを早く食べたいなぁと思う、興味深いお話を聞かせていただきました。
午後は、夕方まで、引き続きホタテの赤ちゃんをとるための仕掛け作りに取り掛かりました。2月からは、わかめの仕事で忙しくなることもあり、この仕掛け作りの作業は、1月中に作り終えることが目標です。2月からのわかめの仕事に少しでも貢献できるよう、自分がワーホリに参加している間、毎日空いた時間を使って頑張っていきたいなと思います。
明日は朝からホタテの収獲に行くため、今晩の夕飯は早めに食べました。と言うのも、初日同様、晩ごはんがすべてホタテの餌になってしまうといけないので(笑)!
夜は、ホタテの貝毒をどうやって多くの人に知ってもらうのか、を目的とした会議に参加させていただきました。貝毒は、よく貝の病気のことだと誤解されますが、実はそうではなく、”貝の一部分に人間にとっての毒素がたまる”現象のことです。逆に言えば、その部分さえ取り除いてしまえば食べられるのです。必要以上に恐れられている現実を、どう変えていくのかという趣旨の会議でした。最近は貝毒もまた増えてきている(毒を持つ時期が長くなっている)傾向があり、もし貝毒が出てしまったら、その間の収入は激減してしまいます。貝の毒を、ふぐの毒と同じように、”取り除けば食べられる”というものにするために、ブース出展やイベントについても話があがりました。僕は貝毒についてこの会議に参加して初めて知り、とても勉強になりました。

2022/01/14

打倒船酔い!気合いと準備を万全に、リベンジを

日付が変わって今日も0時半からホタテの収獲へ。
多少風はあるものの、船は出せるとのことで2日ぶりの出港です。前回は強風の影響でやむを得ず途中で作業が終わってしまいましたが、普段通りの収獲を体験するのは今回が初めてでした。
前日から食事、睡眠に気を配り、薬を飲むなど、酔わないように万全の準備をして船に乗りました。圭さんのお母様から、「遠くを見ると酔わないよ。」と教えていただいたので、それを意識しつつ、現場まで移動します。現場に到着してから、中野家のみなさんはホタテの収獲を、先日同様自分は収獲したホタテの付着物を取り除く作業をしました。今日の目標は、最後まで(船酔いに負けずに!)作業を続けること。時々遠くを見たり、手を休めながらではありましたが、最後まで作業を続けることができ、これからの自信につながった気がします。
午前3時半ころから早朝までは、沖に戻り、収獲したたくさんのホタテの付着物を取る作業を、全員で行い、その後は、ホタテの貝柱を取る作業をしました。前よりもうまく取れるようになった気がします。変わらず寒さは厳しいですが、充実感を持って終了できました。
早朝の仕事だったので、休憩をはさみ、朝9時半ごろからお昼までは、朝収獲したホタテの梱包作業を行いました。昨日船を出せなかった分、たくさんのホタテがあったので、圭さんと分担して取り組みました。朝獲ったホタテは、まだ生きていてパクパクしていました。驚いている自分を見て、圭さんが、「お客さんに届く頃にも、まだ生きてるよ。」と言うので、更に驚きました。作業をしながら、圭さんの大学時代の話や、自分が今まで体験した酪農や農業の話など、色々な話ができて楽しかったです。

お昼は大船渡の軽食喫茶へ行き、ここのハンバーグがおすすめとのことで、ハンバーグを食べました。写真を撮るつもりでしたが、あまりのおいしさに食べることに夢中で、すっかり忘れてしまいました。めっちゃおいしかった~!!お昼を食べながら、圭さんから、「ホタテの注文が多く、足りなくなってしまったから、風が弱ければ午後も船を出すよ。」と言われたため、食事は控えめにしてお店を後にしました。行く途中に、中野荘を良くするために必要な提案を聞いてもらいました。今回は、写真を飾ることを提案してみました。チェキのようなものを使い、大船渡で、越喜来で、中野えびす丸で過ごした姿を撮った写真を飾ったら、再び訪れたときに嬉しいだろうし、中野荘に人が行き交う賑やかな場所になるのではないか、そんな場所になってほしいなというそんな思いを込めて。圭さんが、「それ、いいね!」と言ってくださり、早速採用していただきました。
昨日の貝毒についての会議の時にも思ったことですが、圭さんは、新しい提案に対して”NO”と言わないのです。「とにかくやってみよう!」、「チャレンジしてみよう!」、という気持ちが強い人だと感じました。自分自身も提案を「面白いね!」、「いいね!」と言われて嬉しかったし、そんな人柄だからこそ、圭さんの周りには協力する人がたくさんく集まるのだろうなあとも思いました。
ご飯のあとはまったり過ごし、後輩の就職活動の面接練習に付き合ったり、相談に乗ったりしました。久しぶりに関西の人と話したので、ここ東北の方言を再発見することにもなりました。

2022/01/15

叫び声!?越喜来に伝わる、あの○○○が目の前に

今日は海の状態が悪く、思うように作業ができなかったので、事務作業をしたり、海を見に行ったりして、のんびり過ごしました。
いつも出港が夜であることや忙しさから、なかなかゆっくりと海を見る機会はなかったのですが、じっくり見てみると、とても綺麗で心が洗われるようでした。珍しく一人の作業が多かったので、今日の仕事は控えめに終了となりました。
夜は「タラジガネ」を見ました。夜、叫び声がするので外に出てみると、なまはげのようなものがいたのです。米俵やみのを被り、怖い面を着けたそれは、やっていることはいわゆるなまはげと同じようなもので、僕は「YouTubeばっかり、見てんじゃねえぞ。」と一喝されました。脅し文句もこうやって時代に合わせて変化しているのだなぁと実感しました。

のちに、タラジガネの話を詳しく聞かせていただくのですが、タラジガネの名前の由来は、俵(タラ)を背負った、おじいちゃん(ジガネ)なのだそうです。鬼ではないことに驚きました!タラジガネ(をやる人)は、お昼からお酒を飲んだりした後に、テンションを上げて子どもの家に行くと聞きました。(そうするのは、鬼ではなく、一種のお祭りだからかななんて思ったり!)確かに、自分のところに来ていたタラジガネも、異常にテンションが高かった気がします(笑)少子化で年々訪れる家が少なくなってきており、なんとかこの伝統の風習を存続していきたいとタラジガネは口を合わせて言っていました。

実は、タラジガネを見たとき、あまりの剣幕に僕自身驚いてしまいました。「(子どもたちは)トラウマにならないんですか?」と聞くと、「なるよ(笑)」と。そりゃそうだ!玄関を叩くような音がすると、子どもたちはビクッとなってしまうそうで、「今日タラジガネが来るよ。」と言うと、子供なりに対策を色々考えたりするのだそうです。実際、為す術もなくコタツの中に隠れるくらいしかできないらしいですが(笑)ちなみに、あまりに苦手な場合は、事前に断りを入れると来ないらしいです。自分は経験したくないなあ…。

2022/01/16

初めての体験。海のまちに生きるということ

本来なら、波も穏やかだった(越喜来に来てから一番波がいいと言われていた)ので、今日も深夜から海に出る予定でした。
準備を万全にしていたところ、南太平洋・トンガ沖の海底火山噴火で発生した津波の影響で、岩手県沿岸に「津波注意報」のちに「津波警報」が発令され、出港は中止となってしまいました。
地震のように身に感じる衝撃や変化はなかったものの、相当驚いた出来事でした。たまたま滞在先が地区の避難場所に指定されていたこともあり、ひとまず安心してその場で待機しつつも、初めてのことで、これからどうなるのか…と怖くてあまり眠れない夜でした。
出港が中止となり、圭さんが消防団としての活動を一日するとのことで、自分は、自分にできる作業を進めました。一人での作業が多かったこともあり、早めに切り上げて今日の仕事はこれにて終了です。

2022/01/17

「ありがとうね」言葉のあたたかさを感じる日々

今日も深夜から早朝まで、 ホタテの収獲及び付着物の除去と出荷準備をしました。
今日は船を出すことができたので、収獲場まで向かいました。
ホタテは1mの津波で全滅してしまう(流されてしまう)そうですが、昨日の津波の被害は今のところ見られないので良かったです、ホッと安心しました。船の上での作業は、やはりまた少し酔ってしまいましたが、作業は最後まで継続してやることができました。回数を重ねるにつれて、早く、そして正確にできるようになってきた気がしています。
その後は、出荷できないホタテの貝柱を取る作業をしました。ホタテは普段剥いたあとのものしか見たことがありませんが、実際に見てみると、貝毒がたまってしまうところ、貝紐、いつも食べているところ、が元々どこにどんな状態であるのかがわかりました。
圭さんのお母様から、「いつまでいるの?」と聞かれ、答えると、「長い間いてくれてありがたいわ。」とのお言葉をいただけて、とても嬉しくなりました。中野家のみなさんとこうして会話する機会も、徐々にではあるものの増えてきたように感じます。大船渡のこと、海のこと、震災の話など、もっといろんな話を聞いてみたいと思いました。
朝9時からお昼までは、一人で作業を任され、一人で梱包用の発泡スチロールを運んでいる姿を見て、近くの漁師さんが話しかけてくださいました。おとといの夜のタラジガネも然り、お昼に足を運んだ飲食店を営んでいる人も然り、特に自分がその人に何かしたわけでもないけれど、街のいろんなところで「大船渡まで来てくれてありがとうね。」と言ってくれます。この上なく、この街の人の温かさをひしひしと感じている今日この頃です。
お昼ごはんは越喜来にある4つのお店のうちの1つ、三平というところへ。海鮮丼とタンメンのセットをごちそうになりました。ボリュームもあり、メニューも大変豊富でした。店内にはサインがたくさん飾られており、有名人がいっぱい来ている話題のお店のようでした。圭さん曰く、毎日のお昼は、越喜来にある4つのお店のローテンションなのだそうです。帰りに、どのお店が一番気に入ったかという話をしながら帰りました。色々なお店に連れて行ってくださって、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
作業場に戻ってからは、ホタテの赤ちゃんを取るための仕掛け作りを、黙々と集中して取り掛かりました。

2022/01/18

”ホタテ1億人計画”に挑む漢の姿に魅了されて

今日は船が出なかったので、ゆっくりめのスタートとなりました。
午前中からお昼までは、パンフレットを折り袋に詰める作業を進めました。その後、船の近くにあるテントを整理するため、必要なものを買いに、大船渡の街の方まで出かけることに。実は、2年前に東北旅行でこのエリアに来たことがあったのですが、旅路で通った道と同じところを通り、びっくり!!案外覚えているものだなぁと、自分自身に驚きました。
お昼ごはんは、キャッセン大船渡の近くのお店で、刺身定食をいただきました。全てがとってもおいしかったし、郷土の料理がたくさん入っていて感動しました。特にひじきが太かったのが印象的でしたが、三陸産のひじきは太いのだそうです。汁物はひっつみ汁といって、これもまた郷土の味です。刺身はホタテが入っていて、奇しくもここで初めて刺身のホタテを食べることになりました。「おいしい!」と圭さんに言うと、「今の所の一番はこれだね。」と言われました。圭さんのところのホタテは、一体どんな味なんだろう。ますます楽しみが増してきました。

ホームセンターに到着後、切れた電球や、海の近くのテントで使うものを調達しました。やはり漁師の方が多いからか、漁師コーナーがあり、普段自分がホタテの付着物を取る際に使っているナタが、ホタテ専用であることを知りました。刃の反対側でホタテの大きさが測れるようになっているのだそうです。その他にも、潮干狩り専用のスコップ、ウニを入れるための牛乳瓶やワンカップ、平たい器、貝の種類ごとに身を取り出すスプーンのようなものなど、今まで見たことがないものばかりで新鮮で楽しかったです。特に、ウニを牛乳瓶に詰めるのは、実は三陸だけの文化なのだそうです!
その他にも車移動の時間が長かったので、色々なことを話しました。圭さんは、”ホタテ1億人計画”を考えているそうです。その計画は、まず1億人にホタテを食べてもらうことで、そのためにどうしたらいいかを考えているそうです。そしてその次には、ホタテ70億人計画があるのだとか!ホタテは年中獲れるので、もっと可能性があるのではないか、とのこと。確かに自分も本当においしいホタテを食べたことは数少なく、「確かに!」と思う考えでした。

実際に、北海道の猿払村(さるふつむら)というところは、全国市区町村所得ランキングの上位常連の村です。このほかの上位には、東京都港区や千代田区など都会ばかりが並んでいて少し面白い顔ぶれです。猿払村は、ホタテの輸出に力を入れ、その座に上り詰めたそうで、猿払村の例では、国内の市場よりも海外市場に目をつけ成功したというものですが、圭さんは「国内にもまだ掘り起こせるだけの需要がある!」と期待しているのだと言います。事業拡大の話から、雇用や色々な人が訪れる街、という言葉があったように、漁業を通じて人との交流を目指す圭さんのかっこいい姿勢が伺えた、貴重な時間でした。

2022/01/19

今朝は、”三陸の海の幸モーニング”からスタート!

この日は朝早めのスタートとなりました。
圭さんのお母様にお誘いただき、朝ごはんをご一緒させていただきました。スルメイカの腑、ホタテの肝、ホタテの刺身、かき揚げ、ムール貝のお吸い物など、朝からとんでもないほどのごちそうでした。
ご飯を共にしながら、震災のときの話を伺いました。”内陸部”の人と”沿岸部”の人とでは、津波の恐怖感が違っていて、内陸部の人は過小評価する傾向があると感じられているそうです。沿岸部の人は、代々津波の恐怖が伝えられているからだろうと。また、津波が来たときに沖に戻るか、大海に出るか、このときばかりは判断に迷ったともおっしゃっていました。
朝ごはんのあとは、出荷作業までは、また一人でできる作業を進めました。
今日のお昼ごはんは、大船渡で最初に行ったお店に再訪問し、食べながら漁業の課題についての話を伺いました。圭さんは、”深夜に漁業に出るという仕組みを変えたい”とおっしゃっていました。そのために変えたいことがあるが、なかなか実現が難しい…と頭を悩ませており、漁業という仕事の抱える難題だなとひしひしと感じました。

2022/01/20

【アクティビティ】現地に足を運んで見た、被災地のリアル

今日はワーホリ事務局主催のアクティビティでした。
アクティビティの集合まで、作業をしてから向かいました。仕事にもだいぶ慣れてきたので、徐々にスムーズに作業ができるようになってきました。「最終日までに、今よりもう少し作業スピードを上げて帰りたいです!」と話すと、喜ばれた気がします…!
さて、仕事のあとは、アクティビティの集合場所である釜石駅まで三陸鉄道に乗って向かいました。まずはNPO法人吉里吉里国で薪割りからスタートです。薪割りのときに、”木と対話するように”と言われました。木の節の部分は硬いので、そこを避けて薪割りをしていきます。小学生の時に、木の節が強いというたとえ話をされたことがあるのですが、本当に硬いんだな…ということを、身を持って実感しました。薪割りは、最初はうまくできませんでしたが、だんだんと斧の重さを生かして上手に割れるようになりました。薪は一番やわらかい素材の杉を使っていましたが、それでも硬く感じ、薪割りが上手な人は、もっと木との対話ができているんだろうなと思いました。薪割りを進めていくにつれて、なんだか無心になれたような気がします。

その後、吉里吉里国理事長の芳賀さんに、震災についての話を伺いました。「薪割りをして無心になり、しっかりと汗をかいた後だと、話がすっと入ってくるのだ。」とおっしゃっていました。震災のときの被害の大きさだとか、どのように避難を行ったのか、についての話はニュースの動画などで見聞きしていたことはありましたが、街が復興するまでの過程と、気持ちの変化を具体的に聞くことはありませんでした。直接被災された経験を我々に話しながら、震災当時のことを思い出して言葉に詰まる様子など、芳賀さんがどのような気持ちなのかが垣間見えた気がします。以前、東北一周旅行をしたときには、コロナ禍の影響もあり、人から直接震災の話を聞くことができなかったので、本当に貴重な経験をさせていただきました。
芳賀さんは、被災者のこと、被災地のことを知らずに語ってしまうことの危険性や、それがどれだけ被災者ないし復興に向けて力を注いできた人の心を踏みにじってしまう行為なのかということを最後に言ってくださいました。自分も実際に被災地を訪れることでしかわからないこと、直接話を聞かなければわからなかったこと、言葉には表せない心の奥底を動かされる場面がたくさんあったように感じます。
お昼ごはんはさんずろ家で刺身をたらふく食べ、ワーホリ事務局の方と、もう一人のワーホリ参加者とお互いのワーホリ体験について情報交換をしました。その方は、農業に関わる仕事をしており、野菜や果物などの加工品作りをしているそうです。仕事から帰って、その食材を使って自炊も頑張っているという話を聞き、すごく刺激になりました。
アクティビティ最後は、うのすまいトモスという震災復興拠点で震災についての資料などを見て、震災についての理解を深めました。鵜住居地区防災センターという建物が、2階の部屋からやっと顔ひとつ出るくらいまで津波に浸かってしまい、波が引いたあと、ご遺体が山のように重なっていたという文章があり、津波の悲惨さを物語っており、非常に衝撃的でした。

2022/01/21

奥義!中野圭流、ホタテのおいしい焼き方の巻。

今日から、新たに中野えびす丸で漁業体験プログラムに参加しに来た方がおり、一緒に海に出ました。
波が高かったので酔ってしまいましたが、最後まで作業を継続できました。初めて海に出る人と比べると、自分はこの1週間である程度成長できたのかな、などとしみじみしたものです。
お昼ごはんは、1周まわって再び道の駅さんりくへ。前回食べた磯ラーメンをもう一度頼みました。ここでしか食べられない味、この味をしっかりと味わうのです!やっぱり美味しかったです。同様に、新しい体験者の方も、美味しくて感動していたように思います。
業務の傍ら、圭さんに、ホタテの話をたくさん聞かせていただき、自分がいまここで毎日のように関わっているホタテについて様々なこを教えていただきました。


■ホタテの全国シェアは90%が北海道、9%が青森県で、残りの1%がその他、宮城、岩手で分け合っている。
■岩手県産ホタテの全体重量に占める身(可食部)の割合が一番高いらしい。リアス式海岸の恵まれた地形が関係しているからだそう。
■ホタテは暑さに弱く、宮城県などでは温暖化の影響で廃業する漁師も出てきているとのこと。中野えびす丸では、温暖化の影響でホタテ漁が不可能になった場合、陸上養殖という方法も視野に入れている。


午後も体験者の方と二人でひたすら発送作業を行いました。途中、圭さんも加わりペースアップ!
今日から加わった体験者の方は、第1次産業に興味があり、知識も豊富で驚きました。圭さんにする質問1つ1つが、自分では考えつかないような疑問点や課題などのテーマで、自分自身勉強にもなりました。その方の印象的だった提案は、「中野えびす丸に漁業体験に参加する際、圭さんの受け入れの手間を省くために、1日だけ、前の参加者と次の参加者をかぶらせて、前の参加者が、次の参加者へ仕事を教えたらいいのでは。」という提案で、受入側の負担が軽減されることはもちろん、人に教えることで、責任感を持って仕事に取り組めるし、いいことばかりだなぁと感心してしまいました。
発送作業の後は、ついに!圭さんがホタテを焼いてくださいました!ホタテの焼き方には色々あるらしいのですが、”中野圭さん流”の焼き方をここでご紹介させていただきます。

【~中野えびす丸船長・中野圭さん流 ホタテのおいしい焼き方~】
(1)まず、ホタテの平べったい面を上にして焼く。
(2)貝が開いたら、上の貝を開いて外す。(開かないパターンもあるのでその時は自分で開く)
(3)その貝を下の貝の上において蒸し焼きにする。
(4)しばらくしたら、下の貝から身を浮かせる。
(5)あとはくっつかないように適宜裏返しながら好みの状態まで焼く。

圭さん曰く、貝に身をくっつけてしまうやり方は二流のやることだそうです(笑)一生懸命働いた後に、こんなにも本当に美味しいホタテを食べることができ、そのおいしさたるや何倍増しにもなったことと思います。その時に船で写真撮影をしたのですが、普段真っ暗な中で海に出るからなかなか機会に恵まれなかった分、最高にいい写真が撮れた気がします。
その後、夜ご飯の調達にコンビニへ。チンして食べるラーメンで、磯ラーメンがありました。なんと、三陸わかめ使用と書いてある!これも東北にしかないものなのでしょう。今日は道の駅の食堂で磯ラーメンを食べたので、次の機会のお楽しみに。
いままでの業務がひと段落し、船を出すのが深夜から日が昇った後に変わることになりました。深夜に船が出るのも今日が最後でした。圭さんも、「深夜に船が出ないなら、実質休みみたいなもんだ。」と大喜びのご様子でした。
業務のあとは、体験者の方と”中野荘をどう活用するのか”、ご飯を食べながら、そして食べた後もひたすら考えました。

2022/01/22

3度目で常連に!?おもてなしの精神に感激しました。

今日から明るい時間に船を出すことになりました。
以前の生活リズムから変わるので、食事の時間など、いいコンディションで海に出られるように工夫していこうと思います。
今日から、船の上では浮きの掃除を新たに任されるようになりました。昼に船が出たことで、やっと普段ホタテの収獲をしている場所の全貌が明らかになりました。今日の海はとても穏やかで、鳥たちが飛んでいる風景、登っていく眩しい朝日、透き通った海など、きれいな景色を楽しみながら作業をすることができました。

お昼ごはんは、近くの定食屋へ(3回目)。以前、なめこのお味噌汁が出てきたときになめこを残していたことを覚えてくださっていて、わざわざ具を変更してくださいました。お店の方が「せっかく遠くから来てくれたんだから、このくらいはね。」とおっしゃっていて、自分にとってはそんなおもてなしの気持ちがとても嬉しくてしかたありませんでした。聞くと、この定食屋には、高血圧から痛風持ちなど、本当にいろんなお客さんが来ていて、そのことを覚えて、考えながら料理を出してくれるのだそうです。都会のチェーン店では味わえない温かみがそこにはありました。料理は、圭さんおすすめのカキフライ定食を注文しました。メニューには書いていなかったものの、お店の方のお心遣いによって、作ってくださいました。本当にありがたい限りです…。

午後からは、昨日同様、新しい体験者の方と発送作業に取り掛かりました。第一次産業に興味があったり、学生団体を立ち上げたりと非常に活発な方で、生産者向けの通販サイトの違いを圭さんに説明したり、実に様々な提案をしていました。自分自身の周りに、こんなにも様々なことを考えている学生はなかなかいなかったので、すごく刺激的な存在となりました。
その後、圭さんから「おーい、あそぼー!」と呼ばれ、大人と全力でかけっこをしながら遊びました。疲れてすぐ眠くなってしまいましたが、こんな他愛もなくはしゃいだ日が、本当に忘れられない思い出になっていく気がして嬉しいです。

2022/01/23

中野えびす丸登場!TV番組『ガイアの夜明け』上映会

今日は、まずはホタテの発送作業を、そして次に収獲作業を行いました。
いつも通りの作業なのに、今日は思うように作業スピードが上がらず…。最終日も間近に迫る今日、もしかしたら、知らず知らずのうちに疲れが溜まってきてしまっているのかもしれません。明日は出荷作業のみで、海には出ない予定なので、しっかり休んで明日に備えなければと思いつつ、お昼までのパンフレットの袋詰め作業は、全集中して取り組みました。
今日のお昼ごはんは、中野家のみなさんのご厚意で、圭さんのご両親の家でご一緒させていただきました。実は、昨年12月に、「日経スペシャル『ガイアの夜明け』(テレビ東京系列)」に中野えびす丸が取り上げられていたそうなのです。以前、中野家のみなさんにそのことを教えていただいたのですが…なんとその番組をまだ中野家のみなさんは観たことがないとのこと!僕が番組のバックナンバーを観られる方法を持ち合わせていたので、一緒に観たのですが、やっと観られたこともあってか、みなさんとても喜んでくださっていて嬉しかったです。

2022/01/24

ご近所付き合い、それはGive&Takeである!

今日は早朝でもまだ暗いうちから出荷作業と梱包作業を行いました。
長い間やっていたので、良いスピードで出来ている気がします。圭さんが、「作業を終えて、朝に仕事が終わってるっていいな。」と言いました。たしかに、中野えびす丸で働くようになってから、自分も日中に仕事をする普通の感覚から若干遠ざかっているのがわかるような気がします(笑)

朝8時から10時までは圭さんが別の仕事に向かうことになり、ほかの体験者の方と、二人でホタテの赤ちゃんをとる仕掛け作りの作業に取り掛かりました。お互いに疲れているだろうし、「2時間集中してやろう!」と決め、それに従ってみっちりと取り組みました。この作業をするのも、もうこれで最後かな…などと考えることが増えてきた気がします。

今日のお昼ごはんも、「近所の人から鱈(たら)をいただいたよ。」と声を掛けていただき、圭さんのご両親とご一緒させていただきました。鱈は捌くところから見せていただきました。大きかったのですが、捨てるところはほとんどなかったことに驚きました。お父さん曰く、「この辺では魚はもらうもの、お互い様なんだよ。」とのこと。こんな新鮮な魚を普段から食べることが出来て、本当に羨ましい限りです。お昼は、その鱈の刺身と、タラコを使った料理をいただきました。普段スーパーやお店で食べるものよりも何倍も何倍もおいしかったです。ちなみに、鱈のオスとメスは、腹を開いてみないとわからないそうです。今回はメスだったのでタラコが入っていましたが、オスには白子が入っています。そして高く売れるのはオスの方なんだとか。

食事中には、復興に向けた取り組みのこと、補助金の話など、色々なお話を聞かせていただきました。福島の原発処理には、復興予算の3分の1が使用されていること。岩手県のここ大船渡には福島の電気は来ていないこと。原発がなければ復興はもっと早くなされていたはずだということ。自分は、復興予算が、それぞれの自治体にどのくらい割かれているということは何も知りませんでした。予算の配分を知ったことで初めて損害の規模感を少し理解出来た気がします。

お昼を済ませたあとは、残り少ない滞在ということもあり、海のあたりを散歩することにしました。海を見ていたら、なんだかすーっと気分が落ち着いてきました。明日は波が荒れないといいなあと願います。
夜は圭さんおすすめの場所に連れて行っていただき、ここでも海の幸を堪能!食が充実した滞在であったことはもちろんのこと、この日は圭さんと学生時代のこと、好きな音楽の話など、普段は話してこなかったプライベートのことなど、いろんなことを話すことができました。ついに明日で海に出るのが最後となります。体はしんどいですが、最後の最後まで頑張るぞー!

2022/01/25

船酔いも、人の優しさも、食の豊かさも全部思い出です!

とうとう勤務最終日がきてしまいました。
有終の美を飾りたいところ、と思っていましたが、これまでの疲れが溜まっていたこともあり、しっかりと船酔いをしてしまいました。風もほとんどなかったのに、海はすごく綺麗でした。沖に戻り、しばらく休憩した後に作業をしましたが、最後の最後でご迷惑とご心配をかけてしまい、大反省。

心配した圭さんから、食べたいものを聞かれたので、「優しいものを少しだけ食べたいです。」と答えました。お昼ごはんは、圭さん行きつけの定食屋へ。ここは以前、僕がなめこが苦手なことを覚えてくれて、お味噌汁の中身を変えてくださったた場所です。優しいものを少しだけ食べさせてほしい、というリクエストに答えて、あんかけうどんをいただきました。忘れられないくらいおいしく、気持ちだけでも本当にありがたくてしかたありませんでした。お店の方は、「自分の子供も、どこかでこんな風にお店の人とか、知らない誰かから助けてもらえるといいな、という気持ちでお店に来た人全員に温かいおもてなしをしている。」と言っていました。僕もいただいたその気持ちを返したいなと感じたと同時に、そういう気持ちがもっと優しい世界へと繋がっていくのかななどと思ったりしたのでした。

お昼を済ませたあとは、ホタテの発送作業に取り掛かりました。1月11日にここ越喜来に来てから、今日まであったことなどに思いを馳せ、感謝の気持ちを込めてホタテを梱包しました。途中、別作業をしていた圭さんと合流し、作業が早いと褒めていただきました。最後は、もう一人の体験者と2人で作業を行い、最後の勤務が終了となりました。圭さんから、「本当によく頑張ったね。お疲れ様。」と言っていただきました。寒かったり、船酔いをしたり…と大変なこともありましたが、ここまで頑張ってよかったなあと、達成感でいっぱいです。

夜ご飯は、中野家のみなさんのご厚意で、夕食をごちそうになりました。ベビーホタテを揚げたもの、昨日頂いたタラの汁、鱈かつなどこの上なく豪華で、どれもとてもおいしかったです。中野家のみなさんが、「長い間働いてくれて助かった。帰ってもホタテを食べてね。」と言ってくださいました。それに対し、「ここよりおいしいホタテはほとんど食べられないので、逆に食べなくなっちゃうかもです。」と言うと、みなさん笑っていました。
ここ大船渡で食べる最後の晩ごはん。ずっと忘れないと思います。ありがとうございました。

お問合せ

いわてふるさとワーキングホリデー事務局・
盛岡市ふるさとワーキングホリデー事務局

〒020-0024
岩手県盛岡市菜園1-12-18
盛岡菜園センタービル5階 ジョブカフェいわて内

電話でお問合せ平日10時〜18時

019-621-1171

ACCESS

〒020-0024
岩手県盛岡市菜園1-12-18 盛岡菜園センタービル5階

※無料駐車場・指定駐車場はございません。
公共交通機関をご利用いただくか、お車でお越しの際は、お近くの有料駐車場をご利用ください。

[バス]
・「映画館通り」徒歩1分
・「菜園川徳前」徒歩2分

※盛岡駅からのアクセスには「盛岡都心循環バス でんでんむし 左回り」の「菜園川徳前」が便利です

[徒歩] 盛岡駅より15分

[タクシー] 盛岡駅より5分

  • 写真:ビル外見
  • 写真:ビル正面
  • 写真:1階
  • 写真:5階
  • 写真:ビル内装

首都圏でのご相談

首都圏でのご相談を希望される場合は次の窓口をご利用ください

東京・銀座

岩手県U・Iターンセンター

東京都中央区銀座5-15-1 南海東京ビル1階
いわて銀河プラザ内

月曜~土曜 10時半~17時 ※日曜・祝日・年末年始は休み

東京・有楽町

いわて暮らしサポートセンター

東京都千代田区有楽町2-10-1東京交通会館8階
ふるさと回帰支援センター内

火曜~日曜 10時~18時 ※月曜・祝日・その他指定日休み