
横の繋がりが、このまちを豊かに。
We Are チーム浄法寺!

かりんさん
滞在期間 2022/7/29~2022/8/10
馬場園芸さんの畑はとても広く、ビニールハウスがたくさんあって想像よりもすごかったです。ビニールハウスで咲いている菊の花のほかにも、かぼちゃやお米の状態を見て学ぶことができてよかったです。
印象に残っていることが二つあります。一つ目は、農作業において手作業が一番大切であるということです。機械を使用する場面もありましたが、収穫や選花、束づくり、箱詰めなど、9割ほどが手作業でした。そのため、初めは感覚をつかむことが難しかったです。数をこなし、慣れていくうちに素早くできるようになっていったと思います。長年やっている従業員の方の作業の速さはとても早く、まさにスゴ技だなと思いました。
二つ目は地域の交流がたくさんあることです。農業を営んでいる若い人たちでラジオを放送したり、情報交換したりしているのだそうです。そして近所のお店の方が毎年お花を買いに訪れたり、勤務期間中、お世話になった宿泊先の天台の湯でも野菜を安く売っていたりなど、浄法寺の人たちが気軽に手に入るように工夫しているんだろうなと思いました。私が住んでいる首都圏での生活は、隣の人の名前も顔も思い出せないほど近所の方々の交流が少ないため、浄法寺というまちはあたたかくてすごいなと思いました。
勤務が始まる前の3日間の準備期間とアクティビティで、岩手県の観光も満喫することができました。
岩手県のまちで印象に残っていることは二つあります。一つ目は地域の魅力を伝える媒体が多いなと感じました。例えば準備期間2日目の、盛岡まち歩きで立ち寄った「盛岡という星で BASE STATION」という盛岡に移住、定住、Iターンを促すためのプロジェクト等の発信拠点があります。BASE STATIONでは展示やイベントが行われていたり、(ほかの階では岩手県の特産品が売られていたりしていることも相まって)盛岡のいいところを伝えるために様々な活動を行っていました。ワーホリ参加者のまち歩きガイドのほかにも、BASE STATIONにも活動拠点を置くガイドさんは、地域の若者の婚活サポートも担っているそうで、結婚率を上げて定住してもらうというアイディアはすごいなと思いました。
二つ目は自然がすごく豊かであるということです。盛岡のまちを歩いているとき、常に山が見えました。山や森や川はその日の天気によって違って見えるので、風情があって素敵だなと思いました。また、アクティビティで八幡平市や岩手町に行ったときには、広大な土地を生かしたキャンプ場、湧き水が飲める神社、田んぼをいかしたアートやトウモロコシ畑を使った参加型アクティビティなど、色んなアイディアがありました。
全体をとおして、とても有意義な二週間でした。来県する前から様々なサポートをしていただき、安心して準備することができました。最初の3日間で盛岡の観光スポットをまわり、じゃじゃ麺などおいしい食べ物をたくさん食べました。
今回滞在した二戸市の浄法寺では馬場園芸のみなさん、近所のおじいちゃん、おばあちゃん、天台の湯の従業員の方々、思いがけずお話が盛り上がった宿泊していた風車のおじちゃん、バスの運転手さんなど、たくさんの人と交流してお話して楽しく過ごすことができました。わからないことを聞いたらなんでも親切に答えてくださり、とても助かりました。
初めての一人旅でもあって不安要素もありましたが、貴重な経験を得て成長することができました。
ワーホリいわてに参加してよかったです!
2022/07/29
ついに岩手初上陸!夜は盛岡名物に舌鼓♪
待ちにまった岩手初日を迎えました。盛岡駅に降りたら空気はむわあっとしていました。暑さは東京と変わらなかったです。
ワーホリ事務局のガイダンスを終えたあと、ホテルの近くにある啄木の新婚の家を見に行きました。啄木の新婚の家は昔ながらの景観が維持されていて素敵な家でした。
そして開運橋から岩手山の写真を撮りに行きました。岩手山は少し雲がかかって見えづらかったので、もう一回撮りにいきたいと思います。
夜ご飯には、白龍のじゃじゃ麺を食べました。岩手の三大麺の一つであるじゃじゃ麺はとてもおいしかったです。味噌の味が強く、飽きることなく食べることができました。チータンタンという〆の卵スープがとてもおいしかったです。お皿もきれいになるのでいい仕組みだなと思いました。
2022/07/30
【盛岡まち歩き】はじめまして!の交流も思い出に

今日は午後の予定までに時間があったので岩手公園や岩手銀行赤レンガ館、啄木・賢治青春館に立ち寄って見学しました。
午後は、同時期に他プログラムに参加する2人とはじめて合流し、一緒に盛岡まち歩きツアーに参加してきました。昼間に一人で立ち寄ったスポットにもみんなで行き、改めてガイドの方の詳しい説明のおかげで、より盛岡のことを知ることができました。岩手銀行赤レンガ館はきれいな見た目をしていますが、実際に階段を上るとギシギシいっていて歴史を感じました。しかし、装飾など本当にきれいに施されていました。
ガイドの方の説明の中で、盛岡城跡公園の周りの川についての歴史を聞けたことがとても印象に残っています。埋め立てて川の流れを変える工事を大昔にやっていたと思うとすごいなと思いました。
まち歩きの途中では、この時期に毎週土曜日に開催されている材木町のよ市に行き、歩きながらおいしいソーセージを食べることができました。
まち歩きを終えたあと、夜ご飯は一緒にまち歩きに行った参加者と3人でベルに行きました。ベルはびっくりドンキーの第一号店だったので行ってみることにしました。メニューは通常の店舗と同じですが、雰囲気も相まってとてもおいしかったです。
2022/07/31
あますことなく盛岡を堪能し、いざ二戸へ行かん!
今日は宿をチェックアウトした後、駅のロッカーに荷物を預け、福田パン長田町本店に行きました。福田パンのコッペパンは種類がとても多く、ひとつひとつがリーズナブルでした。わたしは、あんバターと抹茶あんを頼みました。駐車場では、山形、青森、秋田ナンバーの車を見かけたので、近隣の県からもたくさんの人が集まっているのだなと感じました。
福田パンをあとにしたあとは、マリオス20階の展望室へ行って盛岡を一望することができました。
そして今日は、盛岡から就業先のある二戸まで移動する日でした。IGRいわて銀河鉄道は、ローカルな雰囲気があって素敵な路線でした。無人駅の降り方に慣れていなかったため、無人駅だったらどうしよう…と不安になりましたが、二戸駅は大きな有人の駅だったので、心配する必要はなかったです。よかったです!無事に二戸駅について、宿にチェックインすることができました。
明日は出発時間が早いので、今日は早く寝たいと思います。
2022/08/01
朝から浄法寺の人の優しさをいーっぱい感じました!
朝6:30にバスに乗って二戸駅から移動したとき、山と川の奥に進んでいったのと自然に慣れていないことで、不安と心配しかありませんでした。無事に浄法寺駅に着いた後、目印となる建物が少なく、どしゃぶりの中どう行こうか悩んでいたところ、到着を気にかけてくださった馬場さんが、車で迎えにきてくださいました。この大雨と不安な気持ちの中、とっても助かりました。
まずは馬場さんの家に荷物を置かせていただき、和菓子とコーヒーと朝ごはんをいただきました。庭で取れたての野菜を使ったおばあちゃんの料理がとてもおいしかったです。
今日は同世代の女性の方と一緒に作業し、お昼ご飯を食べることができました。
特に作業中にうれしかったことは、馬場さんが都会の話や私が興味を持つものの話についてたくさん質問してくれたことです。私も嬉しくなってたくさん話しちゃいました!作業の難しかったところは、お花のサイズと切る長さを感覚で判断することと、お花を束ねて袋に包むまでの過程です。マニュアルなどはなく、慣れと感覚でやるところが本物だなと感じました。お花を束ねたら、もうお店に売られる状態となるため、見た目が重要になってくるので緊張しました。
天台の湯に着いて、さらに浄法寺の人々のやさしさを感じることができました。お風呂場の貴重品ロッカーのカギが開かなくなってしまったときにフロントの方が快く対応してくださいました。そのあと、「どこから来たんですかー?」などと気さくに話しかけていただきました。館内の洗濯機を使おうと、館内の清掃をしているおじいちゃんに声をかけたら、親切にやり方も教えていただきました。おじいちゃんのお孫さんもわたしと同じ大学1年生で、しかも関東の大学に通っているそうです。楽しくお話することができました。
素敵な人たちに囲まれながら、10日まで頑張りたいと思います。
2022/08/02
お盆も迫る中、機械のありがたみもひしひしと実感
昨日のお花と違ってスプレータイプ(枝分かれして複数の花がついているタイプ)だったので作業の手間が少なく、サイズを判断することも昨日に比べてスムーズに作業ができたと思います。やはり機械は、人件費や作業時間を減らすことができるものなのだなと身をもって感じました。
お昼時間には、お花のことのほかにも様々なお話をすることができました。
就業時間間際に、まだお花の選花が終わっていなかったのでみんなで協力しながら急いで作業をしました。人手が足りないことと機械のありがたみを知ることができました。お盆に向けて出荷数が増えていくとおっしゃっていたので、さらに頑張っていきたいと思います。
2022/08/03
大先輩からもらった格言、「気持ちが体を動かす」
一輪の花の選花作業は、選別だけでなく、長さをそろえ、葉を取って輪ゴムで結ぶという作業があるので時間がかかってしまいます。その状態で出荷されるため、見た目も綺麗に揃えなくてはなりません。しかし少し慣れてきたせいか、1日目よりスムーズに作業を進めることができました。
今日お昼ご飯のときにみなさんと話していたことで驚いたことは、浄法寺では一人1台車を持つことが当たり前であるということに対して、首都圏の生活のほうがバスや電車で歩くことが多いということです。たしかに事務所や農場に行くまで、全部車なので汗をかくことがなかったです。遊びにいくときも学校に行くときも車なのだそうです。
そして今日、馬場さんのおばあちゃんとお話しました。去年まで現役で農作業をしていたとおっしゃっていました。ずっと現役でも頑張れる秘訣は、“儲けてやろう”と思う気持ちだとおっしゃっていました。気持ちが体を動かす、という言葉に納得しました。
今日の見たテレビ番組で、たまたま農家さんが取り上げられている場面があり、ビニールハウスが農家の備品の中で1番高価だと知りました。いつかリーズナブルでハイテクなビニールハウスを開発してみたいなと思いました。
2022/08/04
浄法寺の、浄法寺による、浄法寺のためのラジオ!
馬場園芸では、音楽やラジオを作業中に流すのですが、そのラジオは浄法寺のローカルラジオで、馬場さん曰く、出演者全員がわかるそうです。馬場さんも農業を営んでいる若い方々同士で情報交換をしたり、ラジオに出演していたりするそうです。
CMも自分たちで作ったりしているのだそうです。ローカルラジオは楽しいなと思いました。
2022/08/05
地域の方との交流、これぞワーホリの醍醐味

馬場園芸で働いていると、毎日おやつ休憩が10:00と15:00に10分間だけあります。その時にみなさんといろんなお話をすることが好きです。特に、私が3年間暮らしていたタイ・バンコクの暮らしや首都圏の生活について、みなさんが質問攻めで聞いてくれたのがとてもうれしかったです。みなさんも聞き上手なので、私も話していて楽しかったです。
2022/08/06
【アクティビティ】岩手には良い”素材”がい~っぱい!!

待ちに待ったアクティビティでした!久しぶりにワーホリ事務局の方や、まち歩きぶりに2人の参加者にも会えて嬉しかったです。
最初に行った焼走り熔岩流は、200年前の岩手山の噴火の時にできあがったものなのに、今でも綺麗に維持されていてびっくりしました。歩道もゴツゴツしていて、足裏マッサージみたいでした。麓からみた岩手山は土と緑が良く見えて綺麗でした。
お昼に食事をしたFABIOは、八幡平市の牛肉や養殖サーモンなど、地場のものが活躍していました。
車の中から見ていても、八幡平市は自然や動物、広大な土地を利用したキャンプ場や産直などが多くあって、地産地消が実現されていてすごいなと思いました。
道中に立ち寄った長者屋敷太刀清水では、山から流れる湧き水がとても冷たくて美味しかったです。止まることなく勢いよく流れていてすごかったです。
田んぼアートも、とうもろこし迷路も“農業”を活かしたいいアイディアだなと感じました。
最後に道の駅にしねで、ほうれん草ソフトクリームを食しました!ほうれん草が苦手な人でも食べられるほど、ほんのりと風味を感じるだけなので人気があると思います。ご当地グルメとしてソフトクリームを開発するのもいいなと思いました。
今日はお昼ご飯を食べていたときに、事務局の方から、ふるさとワーホリの活用方法がたくさんあるということを聞いて驚きました。例えば、転職と移住を考えてワーホリ体験をしてみたり、短期間で複数のプログラムを経験して視野を広げたりなどがあるそうです。すごくいい取り組みだなと思いました。
2022/08/07
チームで夏を乗り切ろう!地元高校生たちが合流
今日は勤務して初めて快晴の日でした。お昼には30度近くまで気温が上がりました。座って作業をしていましたが、少し頭がクラっとしました。熱中症に備えて、こまめに水分と塩分を取っていきたいと思います。
今日から地元の4人の男子高校生がアルバイトとして一緒に働き始めました。屈強な野球部の子達なので、お盆前という1番忙しいときに力になってくれると思います。
なんと、今日は嬉しいお知らせが!近々、馬場さんが私の家にお花の束を送ってくださるそうです。馬場さんおすすめセットでお願いさせていただいたので、今から届くのがとても楽しみです。
2022/08/08
身近な出来事から、”スマート”を考えてみる

様々な作業がある中、1番大変な作業は毎朝行う水槽洗いだと思いました。水槽が7つほどあるのですが、一つ一つが大きく重いので2人がかりで洗います。まず葉っぱをとり、水を流し、ブラシで磨き、水をためるという工程です。約40分ほどかかり、毎回汗をかくほど大変な作業です。この作業をしながら、もう少しスマートなものができるのではないかと考えたりしました。
今日はいつもの選花作業ではなく、お墓用とギフト用のほかに、地元二戸のホームセンター菅文に送る用の束を作りました。花を選び、束にしてくくり、シールを貼って、何個かをまとめて包むという、工程が多い作業です。例年よりも注文個数が多いらしく、一人一人が無心でひたすら手を動かしていた印象です。お盆などの季節物の商品は毎年需要があるのだなと感じました。
お昼には馬場園芸のホワイトアスパラガスを使ったアヒージョを食べさせていただきました。冬にはホワイトアスパラガスを使ったピザやアヒージョ、ポタージュなどを自分たちで開発し、販売しているそうです。活動の幅が広くてびっくりしました。冬になったら注文したいなと思います!
2022/08/09
嬉しい!お褒めの言葉が明日のエネルギーに
午前中の束作りは、1人の作業工程が1つなので、集中して短時間で済ませることができました。箱と束のサイズが合わないというハプニングがおき、改めて切ってやり直すということがありました。みなさん「慣れてるから〜」と言って慌てずに冷静に対処していてすごいなと思いました。
馬場さんは天台の湯の近くの畑でもカボチャを育てているそうです。もう畑の仕事が難しいという高齢の方がおり、その方に土地をお借りしているそうです。協力し合ってウィンウィンな関係ができていていいなと思いました。
馬場さんのお母さんに「かりんちゃん、初めてなのに選花ちゃんとできてるね、すごいね」と褒めていただきました。嬉しかったです!明日が勤務最終日なので、少しでもお役に立てるようがんばりたいと思います!
2022/08/10
横の繋がりの強さが、地域を循環させるということ

今日はまたいつもと違って、産直用の束作りをしました。よくみなさんが「キッチンに行ってくる」とか「キッチン用」とかおっしゃっていたので、何の話をしているんだろう?と思っていました。馬場園芸の近くに、浄法寺の産直「キッチンガーデン」というお店があるそうです。今日はそのキッチンガーデンと、ふれあい広場に出荷する産直用の花を束にしていきました。お盆まで残りの3日間で合計8000束作るそうです。今日は2000束ほど作ることができました。
お昼には、ホワイトアスパラガスを使ったピザを食べさせていただきました。色んな種類があって、良いベーコンを使ったり、生地を全粒粉にしたり、みなさん試行錯誤しながら開発しているそうです。ホワイトアスパラガスはいろんな食材に合う万能な食材なのだなと思いました。
また、最終日の今日は、馬場園芸のミニトマトを使ったトマトジュースをいただきました。トマトの味が濃縮されており、とても美味しく、缶だったのですぐに飲みきってしまいました。トマトジュースは近くの工場で作られているそうです。たしかに天台の湯にも、贈り物用として箱で売られていたことを思い出しました。浄法寺のまちは、そのような地域内の取り組みが強く、協力し合っているのだなあとつくづく思いました。
最後に馬場園芸のみなさんと写真を撮ることができました。思い出に残ることができるので撮れてよかったです。
ちなみに、天台の湯に長期滞在されていて顔なじみになった方(風車のおじさん)は、今日の午後で一旦関東に帰るそうです。朝に、また会えるといいですねと少しお喋りすることもできました。
\受入企業から/
コミュニケーションも良くとれ、まじめに働いてくれとても助かりました。明るくていい子だったので、一緒に働いて楽しい方でした!とても素晴らしい方をご紹介いただき、ありがとうございました。
\事務局から/
「体力には自信があります!」と言っていた通り、ご担当者様には、真夏のお盆前の繁忙期に、即戦力となるべく働きかけてくれたとお褒めの言葉をいただきました。
とってもパワフルで、とにかくコミュニケーション力にも非常に長けていた印象です。その明るさ故、馬場さんのご家族のみなさまをはじめ、従業員のみなさんのみならず、地域のあらゆる方々ともたっぷり交流も楽しんだご様子でしたね。また、他プログラムの参加者と行ったアクティビティでも、会話の中心になり楽しんでいた姿がとってもかわいらしかったです。
”持続可能な一次産業を築くために、実際に現場で学びたい”という気持ちのもと飛び込んだ二戸・浄法寺でのワーホリ、この経験をこれからに繋げていってくださることを期待しています!