ワーホリ!いわて|ワーク&ステイ PROGRAM

実施レポート

[2023冬]農事組合法人宮守川上流生産組合

ayさん

農産物加工での現場で感じた、
この組合の六次産業化の”発展”

ayさん

ayさん

滞在期間 2024/2/26~2024/3/15

農産物の加工について、これほどまでに丁寧に、そして手作業で行われていると知り驚きました。”一集落一農場”として、自分たちの集落の農産物を利用し、加工するだけでなく、岩手県内の農家さんの農産物も委託として加工しており、農産物を活用した第六次産業としての発展を見ることができました。

また、仕事以外の日には、お菓子作りや味噌・麹・豆腐づくりなど、日常では経験できない作業を行うことができました。ほとんどの作業が、地域の方の時間を割いて私たちに経験させていただいたもので、地域の人の新たな人を受け入れる雰囲気に包まれながら、あたたかい気持ちと感謝の気持ちで日々の生活を送りました。
また、私は普段雪の降ることもほぼない土地に住んでいるので、雪が一面に広がっているまちで生活していること自体、毎日感動しながら生活していました。

大学では、農業を関連させることも含む地域活性化について学んでいるのですが、今回農産物の加工品についても学んでみたいと重い、参加させていただきました。
組合が発足し、発展していった経緯についても驚く部分がありました。農家同士だと、協力して生産することにメリットを感じる部分は少ないと考えていましたが、組合の仕組みを教えていただくうちに、「一集落一農場」として組合に所属するメリットを感じられるようになりました。
組合についても、農産物の加工についても、新たな学びがいっぱいの約3週間となりました。学んだことも、地域の方々のおかげであたたかい気持ちで生活したことも、忘れることはないです。
私の岩手での生活に協力してくださったみなさんに、感謝の気持ちでいっぱいです。

~ わたしのワーホリ滞在記 ~

■2024/2/27
岩手に来て2日目にして初めての作業で、りんごジュースの加工のお手伝いをしました。
初めは瓶洗いを行いました。一つ一つを手作業で行い大変でしたが、加工業について全く知らない私にとってすべてが新鮮に感じました。
実際にりんごを潰したり、絞ったりという作業も行いました。りんごを機械に入れるのも、また潰したりんごを絞るために潰す機械に入れるのも手作業!これがかなり重さも量もあり、大変でした。
いずれの作業も女性の方ばかりで、力仕事も多い中、大変な加工作業だな、という印象を持ちました。

■2024/2/28
今日もりんごジュース加工、昨日と同じ作業でした。
作業の合間に、きりせんしょという遠野名物のお菓子を職場の方からいただきました!初めて食べましたが、もちもちしていて、その中にくるみやごまの食感を楽しめてとてもおいしかったです!

加工場の方にご挨拶した際は、みなさんが受け入れに慣れている様子で、優しく接してくださいました。遠方から来た私に対して、よく来たね、どうやって来たの?どうして来たの?などとたくさん質問してくださり、話も弾みました。
私も宮守についての質問や、みなさんについての質問もして、充実した会話もはさみながら作業に取り組みました。

■2024/2/29
今日の朝はゆっくり過ごし、お昼前に、カフェワノサトへ向かい食事をしました。
ワノサトは、B型就労継続支援・遠野地域福祉事業所わの里が運営しているカフェで、障害あるなしに関わらず作業されている方がいらっしゃる場所であるとお聞きしました。誰にとっても働ける場所であり、安らげる場所であり、素敵な空間でした。
遠野産のものを多く使用し、一つ一つの食材にこだわって作られたおにぎりやチーズケーキを食べました。丁寧に作られていて、本当に美味しかったです!
ワノサトにあった、作業員の方が作られたヘアクリップも購入しました!すぐ近くで作られているお花が乾燥した状態で入っていて、可愛くてすぐに買おうと決めました!

午後は麹作りの見学をしました。1時間に一回、手作業で混ぜているとお聞きし、人の手がかかる大変な作業なのだと知りました。

■2024/3/1
今日はどぶろく作業でした。どぶろくの作業ができるのは結構珍しいそうで、作業ができて嬉しいです!
遠野産のお米を使用し、樽に入って熟成されたどぶろくの瓶詰めを主に行いました。一つ一つにどぶろくを詰めていき、手作業で蓋をし、丁寧に作られていると感じました。作っている途中も、ずっとどぶろくの匂いがしたので、飲んでみたいなあと思いながら作業をしました。

味噌作りでは、昨日混ぜていた麹と大豆、塩を混ぜました。麹も昨日と比べてふっくらとして、手作業によりここまで発酵が進むことに驚きました。混ぜたりするのを実際にお手伝いさせていただき、今回のものは特においしそうにできた、と一緒に加工させていただいた方がおっしゃっていたので、関わることが出来て嬉しかったです。

■2024/3/2
午前中はお休みだったので、家から歩いて2、3時間ほどお散歩しました!
鹿の足跡など、たくさんの動物の足跡があって、遭遇しないか心配でしたが、なんとか家まで帰れました。
途中で富士山と書かれた石碑があり、なんだろうと気になってOさんに聞いてみると、「富士山に登った人が建てた石碑で、そこにお参りすると富士山に登ったことになる」と聞きました。思わぬ形で富士登頂してしまいました(笑)

午後は、宮守に住むお菓子作りの達人、Kさんにお菓子作りを学びに行きました。ひなまつりということで、ひなまんじゅう作りのお手伝いをしました。生地もあんこも1から作られていて、大変だなと思いました。
実際に形をととのえる際、手作業で花形を作りましたが、綺麗につくるのが本当に難しかったです。Kさんは綺麗に、そして素早く作っていて、熟練の技だなと感心しました。

■2024/3/3
午前中は、ねりきりのお菓子作り体験をしました。
餡に自分の好きな色をつけて、少しづつ色を混ぜ合わせるのが粘土づくりのような作業で楽しかったです。
昨日のきりせんしょと同様に、自分で形を作らなければならなかったのですが、とても難しかったです。木べらの角で、丸い形の餡を花びらのような形にしたのですが、これは何回やっても思うようにできませんでした。改めて熟練と伝統の技を体感しました。

午後からは、明日行われるほかのワーホリ参加者との交流会のために、盛岡へ移動しました。
犬のいるかわのそばというゲストハウスに宿泊し、とても癒されます。夜にはゲストハウスの方に紹介していただいたお店で食べた、三陸で獲れたブリの刺身がとても美味しかったです。

■2024/3/4
今日は、ワーホリ参加者との交流会で、盛岡市内を観光したり、アクティビティをしました。
まずは、福田パンに行きました。事前に頼もうと考えていた組み合わせから迷いに迷いながら考えるのが楽しかったです。
盛岡を歩きながら、岩手銀行赤レンガ館や南部鉄器を見ました。 伝統的なものや街並みが色濃く残っている街であると感じました。

午後からはカーリングをしました。初めての体験でした!ルールから、靴の履き方までも知らない私でしたが、1つずつ教わり最後にはチーム対抗でミニゲームもしました。
初めての人と初めてのことをしましたが、そのことでよりいっそう思い出に残る経験ができました。

■2024/3/5
早朝から、ゲストハウスの方のご厚意で、神子田(みこだ)朝市に連れて行っていただきました!
冷えた朝にあたたかいひっつみをいただきました。ひっつみは食べたことのないようなもちもちで、平たい生地でとてもおいしかったです。私は特に、そのひっつみにかけたにんにく七味が気に入り、たくさんかけて朝からさらに温まりました。

昼には喫茶店でコーヒーとホットケーキをいただきました。盛岡には数え切れないほどの喫茶店やカフェがあり、コーヒー好きな私にとっては暮らしてみたいまちだなあ、と思わされました。

夜には宮守に帰り、新しくワーホリに来た方の歓迎会として、ジンギスカンを食べました。私はもともとジンギスカンが大好きで、みなさんと楽しく会話しながら、そしてたくさん食べながら囲んだ夕食はとても幸せで、まるで家族で過ごしているような気分になりました。

■2024/3/6
今日の加工作業では、初めてのワーホリ3人での作業でした。
お互いに分からないことばかりで困ることもありましたが、何をしたらよいかお互いで考えあい行動しながら、良い作業ができたと思います。
さらに、今日はヤーコンジュースを作る作業もありました。ヤーコンは見たこともなく、食べたことももちろんなかったのですが、今回初めて見ることができました。普段見ることのできないものも見ることができて、とても良い経験となっています。

■2024/3/7
いつもはジュースなどの加工品作業の加工部ですが、今日は初めて営農部に行き、作業をしました。
作業としては、水路の泥上げを丸一日!行いました。最初は泥上げと言われても、何をするのか分かっていませんでしたが、主に米栽培に使用する田んぼにつながる水路の掃除を行いました。
毎年、この作業をしないとうまく水が流れなくなり、栽培に影響がでるそうです。普段の仕事ではできないような作業ができ、良い経験となりました。
体力的に大変な作業でしたが、営農部の方が「助かったよ」と声をかけてくださり、このまちの役に立てたような気がして嬉しかったです。

■2024/3/8
ジュースの加工の1日でした。
作業にも慣れてきて、これをしたらいいのかな?と思ったことをすぐに行動できるようになってきました。
自社のやまぶどうジュースを作る際には、大きな缶を開ける作業があったのですが、重い缶で、さらに蓋も開きにくく、戸惑っていたら、加工場の方がぱぱっと開けて、持っていってくださいました。
加工場では時間の効率と、手際の良さが必要だと思い知った1日となりました。

■2024/3/9
岩手の南、一関市にある猊鼻渓(げいびけい)の川下りに行きました。
自然がとても好きで、岩手の山や川の空気を体験するために行きました。
今日は気温も冷たく、川下りの途中で雪がちらちらと降る場面もあり、幻想的でした。
船頭の方のガイドや舟歌のもとで、とても楽しい舟下り体験になりました。

■2024/3/12
午前は加工部での作業でした。
りんごを砕いて、絞る作業がメインだったので、体力が必要になる仕事でした。作業にも慣れてきて、だんだん早くこなすことができたので、このワーホリでの体力の成長を実感しました。

午後からは、セミナーの参加でした。
高校生に向けて、企業さんが企業の紹介をしたり、高校生の悩みの相談を受けるという内容でした。その中で、「働く」意味についての話になり、私はお金のために働く!という意識しかしたことがありませんでしたが、高校生や働く方のさまざまな意見を聞くことができて楽しかったです。
特に印象に残っているのが、経営者さんの「従業員のため、またお客さんのために働く」という言葉でした。お金のためという自己中心的な意見を持っていた私に対し、自分以外のために働くという視点を持っていらっしゃり、私も他の人のために、という観点を持てるような仕事や行動を心がけたいと思うようになりました。

■2024/3/13
今日は豆腐作りの見学をしました。
豆を挽いて、煮て、搾るという作業がメインでした。豆を煮る作業では、大きい釜の中でヘラ1本で掻き回すのがとても大変そうでした。
煮た後に機械で絞り出すのですが、搾りたての豆乳を飲ませていただきました!豆独特の臭みが少なく、おいしかったです。
豆乳を絞ったあと、にがりを入れて置いておくと豆腐ができあがっていました。できたての豆腐もいただき、生で食べても醤油で食べてもおいしかったです。
おからもいただいて、夜ご飯にハンバーグに入れたり、おからドーナツをつくったり、大豆たくさんの一日でした。

午後からは営農部での作業でした。
ビニールテントの中に、保温のためにビニールの部屋を作る作業でした。ビニールを張るためにずっと手をあげていて、腕が痛くなりましたが、完成させることができて嬉しかったです。

■2024/3/14
今日がワーホリで過ごす、宮守滞在最後の日でした。
最後に、同じく滞在している2人と、昨日見学した豆腐づくりで作られた豆腐で湯豆腐パーティーをしました。
みんなで鍋を囲んで食べながら、これまでの3週間を振り返り、長いようであっという間だったように思いました。

お問合せ

いわてふるさとワーキングホリデー事務局・
盛岡市ふるさとワーキングホリデー事務局

〒020-0024
岩手県盛岡市菜園1-12-18
盛岡菜園センタービル5階 ジョブカフェいわて内

電話でお問合せ平日10時〜18時

019-621-1171

ACCESS

〒020-0024
岩手県盛岡市菜園1-12-18 盛岡菜園センタービル5階

※無料駐車場・指定駐車場はございません。
公共交通機関をご利用いただくか、お車でお越しの際は、お近くの有料駐車場をご利用ください。

[バス]
・「映画館通り」徒歩1分
・「菜園川徳前」徒歩2分

※盛岡駅からのアクセスには「盛岡都心循環バス でんでんむし 左回り」の「菜園川徳前」が便利です

[徒歩] 盛岡駅より15分

[タクシー] 盛岡駅より5分

  • 写真:ビル外見
  • 写真:ビル正面
  • 写真:1階
  • 写真:5階
  • 写真:ビル内装

首都圏でのご相談

首都圏でのご相談を希望される場合は次の窓口をご利用ください

東京・銀座

岩手県U・Iターンセンター

東京都中央区銀座5-15-1 南海東京ビル1階
いわて銀河プラザ内

月曜~土曜 10時半~17時 ※日曜・祝日・年末年始は休み

東京・有楽町

いわて暮らしサポートセンター

東京都千代田区有楽町2-10-1東京交通会館8階
ふるさと回帰支援センター内

火曜~日曜 10時~18時 ※月曜・祝日・その他指定日休み